「サメ」キム・ナムギルにもメンタル崩壊は来るのか?

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写真=KBS 2TV「サメ ~愛の黙示録~」スクリーンショット
ドラマ「サメ ~愛の黙示録~」のがむしゃらな遊泳が始まった。

最近、このドラマはハン・イス(キム・ナムギル)の正体がバレてから、登場人物の感情の変化と一層大胆になった復讐の流れを描いている。2日に韓国で放送された第12話ではチョ・サングク(イ・ジョンギル)とハン・イスの第一戦が描かれた。

この日、刑事ビョン・バンジン(パク・ウォンサン)がチョ・サングクの秘密により近づいた。オ刑事が追跡した問題の写真は独立運動化チョ・サングク先生と少年サングクの姿を写したもので、ビョン・バンジンはこの写真が公開されたときもっとも打撃が大きい人物としてサングクを指名した。ビョン・バンジンの推測通り、サングクはチョ・サングク先生の息子ではなく他人で、彼ら親子の人生を奪ったのだった。

ハン・イスがオ・ヒョンシク(チョン・ウォンジュン)の非理をとらえ、それを駒として使おうとしている中、ハン・イスとジュンが同一人物であることを確信したチョ・サングクが彼を家に呼んだ。すぐにハン・イスの名前から口にしたチョ・サングクは彼の名前を聞いたことがあるのかと聞いた。これにハン・イスが知る必要があるのかと敵対的な態度で聞くとチョ・サングクは最近、ハン・イスに会いたくなると心にもない言葉を並べた。

続いてチョ・サングクは忠告をするとし、どんな人間も人を判断できるほど純粋でも、完璧でもないと付け加えた。これにハン・イスが、助けた人には恩返しをし、逆の場合は同じく返してこそ世の中のバランスが取れると話すとチョ・サングクは世の中は思ったより複雑だと一蹴した。自身が信じていることが全てではないと、相手にしている人間が誰なのか忘れるなと忠告した。そんなチョ・サングクとの第一戦を終えた後、チョ・ヘウ(ソン・イェジン)行きつけの書店を訪れた。書店の主人がハン・ヨンマン(チョン・インギ)とオ刑事などを殺害したキラーであることを知り、会心の笑みを浮かべるハン・イスの姿で第12話のエンディングを飾った。

このようにハン・イスとジュンが同一人物であることが明かされ、チョ・サングクを包んでいるベールがはがれ、「サメ ~愛の黙示録~」の展開は新たな局面を迎えた。視聴率は依然として一桁であるが、前向きなのはドラマが中盤を過ぎて助演キャラクターまで立体的な面を帯びてきているということだ。代表的な人物がオ・ジュニョン(ハ・ソクジン)でオ・ヒョンシクの非理を知ったオ・ジュニョンは大きな衝撃を受けた。オ・ヒョンシクの非理とは12年前、チョ・ウィソン(キム・ギュチョル)の事件をもみ消したことで地検長の座に就いたということ。オ・ヒョンシクはチョ・サングクの秘密を知っている人物のうちの一人としてそんなオ・ジュニョンの行動に動揺し、変化が予告された。

さらに、まだハン・ヨンマンの秘密が明かされていない状況で、善人にも悪の面があるというチョ・サングクの言葉は今後の展開に関心を集め、ドラマへの期待を高めた。

記者 : イ・ヘミ