Vol.2 ― 神話「神話博物館が出来たらどれだけいいだろう」

OhmyStar |


デビュー15周年の神話、“長寿アイドル”“ご祖先アイドル”と呼ばれる秘訣は?

人生はどう転ぶか分からない状況の連続だ。ある日突然地下鉄が故障し文句を言ったり、予想できなかった幸運に微笑んだりもする。平坦で予測可能なのが人生であれば、安定的ではあっても楽しさは減るのではないだろうか。

デビュー15周年を迎えた神話(SHINHWA)もそうだった。ニューアルバムの発表を控えた8日午後、ソウル江南(カンナム)市新沙洞(シンサドン)で会った6人の男は「事件事故が多かったのがかえって役に立ったと思います」と口をそろえる。

「誰かひとりでも大変な状況にあると、残りの5人全員が気を使います。個人活動に欲を出すメンバーもいると思いますが、自分の時間を使って大変でも配慮し合います。そのおかげで神話が仲良く長続きできると思います」(アンディ)

写真=神話カンパニー
数人が一緒にいるグループの特性上、いわゆる“売れる”メンバーやそうでないメンバーで分かれる時もある。それぞれ注目される時期も異なり、その時期は回り続ける。ヘソンは「誰かが前に立っている時も、後ろにいる時もありますが、前にいる人が自慢せず、神話だということを考えてリードしてくれました。波のように色んなことを一緒に潜り抜け克服する過程があったため、さらに強固になったと思います」と打ち明けた。

「真心が神話の力だと思います。一瞬で見せることで表現されるのではなく、時間が経つにつれて証明されるのです。僕たちはH.O.T.を見て歌手の夢を育てました。ムン・ヒジュンさんのように雰囲気を盛り上げ、口が達者な人がリーダーなのではないかと思ってプレッシャーもありました。僕にはできないことですから(笑) この部分を満たせないので、他の所で頑張ろうとしました。

事件事故がありましたし、メンバーそれぞれ売れた時期がありました。そのすべてを経験しながらも変わらなかったことが神話を持続させる力だと思います。うまくいって平坦でマンネリ化するたびに事件事故があったので危機感を覚えたり、しっかり気をつけるきっかけになりました」(エリック)

運命のように名前もぴったりな「神話」。彼らに今後絶対にやりたいことを聞くと「tvN『SNL KOREA』でのように“神話博物館”を作りたいです」と口をそろえる。「死んでから作るのではなく、チョー・ヨンピル先輩のように45周年、50周年になって思い出やノスタルジーを共有できる空間を作りたいです」というのがミヌの説明だ。

「公演会場のある博物館であればと思います。他の歌手たちも公演ができるそんな場所です。文化コンテンツを網羅できればと思います。時間を一緒に積み上げてきたファンがいるじゃないですか。カッコいいと思いませんか?」(ミヌ)

「神話公演会場は本当に素晴らしいですね。公演会場で後輩のミュージシャンが公演すると、『0月0日0時、神話公演会場』と紹介されるはずじゃないですか。そのたびに神話という名前が取り上げられますし」(エリック)

記者 : イ・オンヒョク