「オフィスの女王」が視聴者の共感を得ている理由とは?制作陣が語る

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写真提供=KBSメディア、MI Inc.
KBS 2TV月火ドラマ「オフィスの女王」が視聴者の共感を得ている中、ドラマがよりリアルに感じられる理由が明かされた。

ドラマ「オフィスの女王」(脚本:ユン・ナンジュン、演出:チョン・チャングン、ノ・サンフン)の制作陣は、ドラマのリアリティは脚本家ユン・ナンジュンの情熱のおかげだと伝えた。ユン・ナンジュン脚本家は昨年から8ヶ月間、就活生はもちろん、正社員や派遣社員に密着取材を行い、ストーリーとキャラクターを完成させた。

当初ユン脚本家は特定の会社で3ヶ月間派遣社員として過ごして経験したことを脚本に反映しようとしたが、実現不可能なことだったため、計画を変更して取材を行うことにした。

電話やメール、個別面談、下見など多様な方法で取材が行われた。特に一対一の面談では10の企業の実務家のインタビューをとることに成功した。先月放送された第6話に登場した通販のプロデューサーやマーチャンダイザーなどのキャラクターは、実際に面談を通じて誕生したキャラクターである。

取材の結果はそのままドラマに反映された。「オフィスの女王」に新しいキャラクターが登場するたびに出てくる経歴、年収、役職などは、会社員を取材した情報である。

ドラマで使われているプレゼンテーション資料なども、企業の資料を参考にして作ったものであり、セリフや用語も実際にオフィスで会社員たちが使っている用語である。

登場人物たちも実在の人物にかなり似た側面を持っている。チャン・ギュジク(オ・ジホ)チーム長は、愛社精神を強調する人物。実際にユン脚本家が取材現場で会った食品会社の社員たちは、実際チャン・ギュジク並みの愛社精神を持っているという。

しかしドラマはドラマである。その例として実際は食品会社のマーケティング営業部には派遣社員はいない。いたとしても1人ぐらいで、正社員になって派遣社員として不利益になることはほとんどないという。

派遣社員という社会的に敏感な題材を扱ったために、ハードルにぶつかったこともある。取材を断る人も少なくなかった。しかしドラマをよりリアルに描くために取材の趣旨とドラマの真正性を十分に説明すれば、インタビューに応じてくれた人も多かったという。

制作陣の努力で視聴者の熱い支持を得ている「オフィスの女王」は、13日夜10時から第13話が韓国で放送される。

記者 : イ・ジヨン