「野王」クォン・サンウ、ハリュとチャ・ジェウンが絶妙に共存した演技を披露

OSEN |

SBS月火ドラマ「野王」のクォン・サンウが、三流人生を生きていたハリュと、弁護士チャ・ジェウンが絶妙に共存した演技で存在感をアピールしている。

クォン・サンウは「野王」で過去孤児院で育ち社会的に疎外された立場だったハリュであり、法曹界に携わっていた双子の兄チャ・ジェウンに成りすまして生きている。ハリュは厳しい環境でも優しい心とチュ・ダヘへの愛で人生を生きてきた人物だ。

しかし現在彼は、自分を殺そうとしていたチュ・ダヘ(スエ)のミスで命を失ったチャ・ジェウンとして生きながら、復讐の機会を狙っている。特異点があるとすれば、自分を裏切ったチュ・ダヘ、同時に自分の兄を殺した張本人のチュ・ダヘへの怒りが絶頂に達しているにもかかわらず、正当に復讐するために苦心していることだ。

ハリュは自分と共通した目的を持つペク・チャンハク(イ・ドクファ)、ペク・ドギョン(キム・ソンリョン)と意気投合するが、無謀な復讐からは一線を引いている。以前チュ・ダヘを拉致し殺害しようとするペク・ドギョンを引き止め、心からペク・ドギョンの苦しさを理解するために努力した点もそうだった。

25日に韓国で放送された「野王」でチュ・ダヘは、妹ペク・ジミ(チャ・ファヨン)の夫を殺害したペク・チャンハクの弱みを握り、選挙資金50億ウォン(4.2億円)を要求した。これに対してペク・チャンハクは警察に自首し、チュ・ダヘにこれ以上振り回されないという確固たる意志を示した。この過程でハリュはおかしい点に気づき、自首するのを引き止めた。権力に目が眩んだチュ・ダヘの計略のせいで、これ以上被害者が発生するのを避けるための判断だった。

ハリュはペク・ジミの夫が死ぬ過程でソク・テイル(チョン・ホビン)が関与した状況を掴んだ。ソク・テイルはチュ・ダヘが大統領にするために力を入れている人物で、ソク・テイルは過去ペク・チャンハクの弁護士としてつながりがある。

同時にハリュは、次第に弁護士チャ・ジェウンに憑依され、イメージチェンジとしても意味のある結果を見せている。優しいハリュでありながらも、鋭い眼差しで事件の中核を貫くチャ・ジェウンとしてドラマを牽引しているのだ。

記者 : イム・ヨンジン