「イノセント・ガーデン」パク・チャヌク監督“上手くできることを求めるハリウッドに、見せてあげてきた”

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パク・チャヌク監督が「上手くできることを求めるハリウッドに、見せてあげてきた」とジョークを飛ばし、笑いを誘った。

21日午前、ソウル漢南洞(ハンナムドン)ハイアットホテルのリージェンシールームでは映画「イノセント・ガーデン」(監督:パク・チャヌク)の記者会見が開かれた。この日の記者会見にはオーストラリア出身の女優ミア・ワシコウスカがパク・チャヌク監督と共に出席し、注目を浴びた。

「イノセント・ガーデン」は、「オールド・ボーイ」「親切なクムジャさん」「渇き」を演出したパク・チャヌク監督のハリウッドデビュー作だ。ハリウッドの監督で、プロデューサーとしても活動するリドリー・スコットと故トニー・スコット兄弟が制作を務め、「プリズン・ブレイク」の主人公役で知られるウェントワース・ミラーがシナリオを手がけた。

パク・チャヌク監督は自分を選んだハリウッドについて「僕が持っている作品世界と個性がよかったので映画を共に作ろうと提案したのではないだろうか」とその理由を語った。

パク・チャヌク監督は「ハリウッドのスタッフたちもこのような僕の個性を尊重し、思う存分に発揮できるようにしてくれた。そのような配慮を当たり前のものだと思ってくれた。わざわざ英語もあまりできない監督に映画を任せたということは、僕が上手くできることを求めているのだと思った。なので、上手く見せてあげてきた」とジョークを飛ばし、会場を爆笑させた。

パク監督は「撮影が忙しかったので、現場で全ての部分をチェックすることはできず、心配もたくさんあった。編集をしながら見たら、幸い忙しくて撮り逃した部分は多くなかった。チョン・ジョンフン撮影監督がいたので可能だったのではないかと思う。助けてもらった」と付け加えた。

「イノセント・ガーデン」は、父親が死亡した少女のインディア・ストーカー(ミア・ワシコウスカ)と母親のイヴリン・ストーカー(ニコール・キッドマン)の前に突然その存在も知っていなかった叔父のチャーリー(マシュー・グード)が現れ、インディアの周りの人々が一人ずつ消えていくストーリーを描いた作品だ。韓国で28日に世界初公開となる。

記者 : チョ・ジヨン 写真 : チョ・ソンジン