「その冬、風が吹く」視覚障がい者に変身したソン・ヘギョ、好評を得た理由

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写真=「その冬、風が吹く」スクリーンショット
女優ソン・ヘギョが視覚障がい者のオ・ヨンに扮し、傷ついた彼女の感情の変化まで繊細に表現しながらドラマの完成度を高めた。

13日、韓国で第1、2話が連続放送されたSBS「その冬、風が吹く」で、ソン・ヘギョは財閥の跡取り娘であり視覚障害を持ったオ・ヨンを演じている。オ・ヨンは裕福な財閥の令嬢だが、心に大きな傷を抱えているキャラクターだ。小さい頃に兄と一緒に家を出た母親と別れた悲しい記憶を抱えて生きており、また、失明の苦しみを経験。さらに父親まで失わなければならなかった。

オ・ヨンは、自分を完璧にコントロールする強くて堂々とした面と共に、人に傷つき人を信じられないという内面の痛みも表現しなければならない難しいキャラクターである。冷静で生意気に見えても、純粋過ぎに見えてもいけないが、見ていると何だか胸が苦しいようなキャラクターがオ・ヨンである。

視覚障がい者の演技を披露したソン・ヘギョは、兄だと名乗るオ・ス(チョ・インソン)の登場に混乱するオ・ヨンの複雑な感情の変化を、説得力を持って表現した。

オ・スの手紙を聞きながら涙ぐんだり、ほんのりと微笑んだりする姿、兄になりすまして登場したオ・スへの恋しさを毒舌と恨みで表現する姿、目が見えない状態でオ・スが差し出した手を切羽詰った気持ちで握り、暖かい手を待っていたことを垣間見せた姿など、安定した繊細な演技を見せた。

彼女の説得力ある演技は、たった2話で視聴者をヒロインオ・ヨンのキャラクターに自然に熱中させ、チョ・インソンとの恋愛模様に対する期待も高めた。

視聴者もまた、オ・ヨン役で帰ってきたソン・ヘギョの演技を好評した。視聴者は、「冷たくても哀れみを感じさせる姿を素晴らしく表現している」「演技力で夢中にさせてくれた」「見ている間ずっと目が離せなかった」と称賛を惜しまなかった。

しっかりとした台本と綺麗な映像美、そして演技力まで加わり、好調なスタートを切った「その冬、風が吹く」。今後ソン・ヘギョが演じるオ・ヨンというキャラクターがどれほど成長しながら視聴者を引き付けるか、注目されている。

記者 : ハ・スナ