ムン・ヒジュン「“愛が欲しい”シンガーソングライターです」

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写真=ラインエンターテインメント
1996年、グループH.O.T.でデビューし、9枚のアルバムに名を上げました。2001年、グループ解散を宣言したその年にソロに転向、その後これまでに11枚のアルバムを発売しました。そしていつの間にか合計20枚ものアルバムをリリースしていました。18年間、歌手活動をしているムン・ヒジュンです。

ムン・ヒジュン、人気が底を付いた?

デビュー直後から爆発的な人気を得ました。歌いながら踊り、曲を作りながらバラエティや演技をする時もその愛は変わりませんでした。しかし、一人立ちは決して容易ではありませんでした。ロックジャンルでソロ活動を始め、想像もできない視線と反応にぶつかることになりました。

しかし、正しておきたい事実が一つあります。僕は、“人気が底を突いたり”“収入が減ったり”“可哀そうな時間を過ごした”ことはありません。ある瞬間、アンチファンが多くなっていたのは事実です(笑) しかし、その時もアルバムは50~60万枚ずつ売れ、そのおかげで純利益も相当なものでした。あ!自慢したいわけではありません。ただ、僕は音楽をやっている間ずっと幸せだったということを申し上げたかったのです。

僕は悪質なコメントに影響を受けたりはしませんでした。1つだけ読んで、それ以降は二度と読んでいません。“ムン・ヒジュンは自分で曲を作らない”というコメント1つで1年間苦しみました。正直、僕が知らない状況で、インターネットで起きたことは何でもないのです。今は(笑) 兄弟のように親しくしているキム・グラさんもコメントだけで僕のことを誤解し、毒舌を吐いていました。

2013年1月、3年7ヶ月ぶりに新しいアルバムを発売しました。僕の職業は歌手ですが、ずっとバラエティタレントとして見られていたため、周りから新鮮だと言われています。ずっと一人で音楽を作ってきましたが、いざステージに上がると僕も最初は恥ずかしかったです。また、10年以上守り続けていたので、ものすごく悪口を言われました(笑) ロックではなく、エレクトロニックダンスでカムバックしたためすべてが新しいです。このジャンルは2年前から勉強しました。今回も、僕が夢中になっているジャンルをアルバムに収録しました。


僕は、まだイケる!

久しぶりに踊ると、さらに楽しいです。かつて、H.O.T.でダンサーと呼ばれた栄光を再現したい欲もあります。昨年放送されたMBC「dancing with the stars」で優勝し、自信を取り戻すことができました。「まだまだイケる」と。

今回、ミニアルバム「BEGINS」を発売し、こだわっていたロックを捨てたという意見がありました。正直、僕もこんなに長くロックをやるとは思いませんでした。一つの井戸をあまりにも深く掘ったため、外に出られなかったみたいです(笑) 流行が変わり、僕が好きな音楽も変わります。以前から、挑戦に対する恐れはない方です。いつもスタートは新しいものです。

ソロ活動の12年間を振り返ってみると、個人的には楽しかったです。作業室でいい音楽だけを聞き、作ることができました。もちろん、対外的には大変な時もありました。ロックにダンスを取り入れたいという自分の欲があまりにも無理があったことを後から知りました。「あ、ユニーク過ぎるのはダメなんだ」と。やはり、経験ほどいい教育はありません(笑)

しかし、軍除隊後、多くのことが変わりました。いつからか、否定的な主張より、肯定的な意見が増えました。僕も人間なので、愛されたい気持ちがあるのは当然のことです。僕はアイドル出身です(笑) しかし、ずっと僕だけを愛してくださいと駄々をこねることはできませんから。

BIGBANGのG-DRAGONがミュージシャンとして認められる姿を見ると、正直羨ましくもありました。僕もH.O.T.の時に曲を作って、解散してからはソロでずっと頑張ったのに……FTISLANDやCNBLUEなど、後輩たちがアイドルロックバンドとして活動しているのを見るとすごいと思います。僕のように批判されない部分は羨ましいです(笑) でも、最近ステージの上で思いっきり踊ることができて、嬉しいです。普段、渇望していた理想のタイプの女性に出会って、恋に落ちた気分とでもいいましょうか。ハハハ。本当の恋ですか?まだいいです。今は、シンガーソングライタームン・ヒジュンとして認められるのが先です。

記者 : キム・イェナ