「ゆれながら咲く花」涙の卒業式…出演者たちの“贈る言葉”

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写真=(有)学校文化産業専門会社
KBS 2TV月火ドラマ「ゆれながら咲く花」(脚本:イ・ヒョンジュ、コ・ジョンウォン、演出・制作:イ・ミンホン、イ・ウンボク)が、最後の涙の撮影現場と俳優たちの最終回を迎える感想を公開し、話題を集めている。

今月28日に最終話が放送され、視聴者に深い感動を伝えた「ゆれながら咲く花」の最後の撮影が行われた27日、イ・ミンホン監督が教師と2年2組の生徒全員に卒業証書を渡した。

実際の卒業式現場を彷彿とさせた「ゆれながら咲く花」の最後の卒業証書授与式では、2年2組の生徒を演じた一人一人の俳優たちに、イ監督が卒業証書と修了状を授与した。実際、撮影を始めるたびに、イ・ミンホン監督はいつも出席をとっており、最後ということで、寂しさがこみ上げた俳優たちが涙を流し、撮影現場は涙の海になったという。

特に2年2組の担任だったチャン・ナラとチェ・ダニエルならび、教師と俳優もまた教師修了状をもらい、感慨深い表情を浮かべた。そして生徒たちと名残惜しい別れをし、しばらく撮影現場を離れずにいたという。どの卒業式でもそうであるように、教師たちとの最後を記念しようとする生徒たちが列を作る珍しい光景が広がった。

イ・ミンホン監督は「時代、好み、文化が変わるため、『学校』というドラマを作るにおいて、正解というものはないと思う。いつも終わると心残りがあるが、生徒を見る視線と今の学校教師に対して深く考え、自ら省察し、責任をもって作ろうと努力した。大人として成長していく子どもたちへの思いから、誰よりも責任を感じ、反省するようになる作品だったと思う。新人タレントを教えながら一緒に呼吸し、リードする立場としてはいつも肩の荷が重かったが、『学校』の撮影は僕にとって撮影現場であり、教育の場でもあった」と最終回に向けての感想を伝えた。

彼は続いて「何よりも(チャン・)ナラや(チェ・)ダニエル、(イ・)ジョンソクや(キム・)ウビン、俳優全員が上手くやってくれたことに感謝している。厳しい環境の中でがんばってくれた脚本家とスタッフ、そして誰よりも苦労した俳優たちにありがとうと言いたい。そしてたくさん応援してくれた視聴者にも感謝の気持ちを伝えたい」と感謝の言葉を付け加えた。

チョン・インジェ役のチャン・ナラは「チョン・インジェとして生きていた数ヶ月間、本当に幸せでした。今回の作品を通して教師の苦渋、そして教え子への愛がどれだけ大きいのかを心から感じ、さらに集中することが出来たと思います。リードしてくれた監督とスタッフ、俳優の皆さん、本当にお疲れ様でした。たくさん愛してくれた視聴者の皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。これからも『ゆれながら咲く花』を心に留めてもらいたいです」と熱い感想を明かした。

カン・セチャン役のチェ・ダニエルは「明日も撮影がありそうなのに、最後だなんて実感が湧きません。賑やかだった撮影現場と監督、苦労したスタッフ、一緒に演技した(チャン・)ナラさんならびに俳優先輩の方々、生徒役の皆さん、本当にお疲れ様でした。カン・セチャンという魅力的なキャラクターを演じることが出来て幸せでしたし、様々な俳優と一緒に演技したことで、多くのものを得られたような気がします。見てくださった視聴者の皆さんにも感謝します。よりいい作品でお会いしたいと思います」と伝えた。

コ・ナムスン役のイ・ジョンソクは「本当に卒業するような気持ちで、寂しいです。一人の人間として、俳優として一歩成熟し、成長した作品でした。初めてキャラクターと一つになった気分で、コ・ナムスンとお別れするのが寂しくて、ナムスンには幸せになってもらいたいです。イ・ミンホン監督、そして一緒に演技した俳優の皆さん、本当にお疲れ様でした。これからも頑張りますので、見守ってください」と寂しそうに感想を伝えた。

ソ・ハギョン役のパク・セヨンは「3ヶ月間、本当に学校に通っているような気分でした。もう終わりだなんて、いつの間に時間が過ぎたのか分からないぐらいあっという間でした。とても寂しいです。学校は戻ってくることが出来ないため、その寂しさがさらに大きいです。長く記憶に残ると思います。愛してくれて、可愛がってくれた皆さん、ありがとうございます」と涙ぐみながら感想を明かした。

パク・フンス役のキム・ウビンは「たくさんの素敵な方々に出会って、時間が過ぎるのも知らずに楽しく撮影したので、さらにお別れするのが寂しい作品です。特に監督には色々支えていただき、感謝しています。今回の作品を通して友達とは何か、家族がどんな存在なのかもう一度考えるきっかけになったと思いますし、僕も家族と会話する時間が増えたと思います。愛して、応援してくれた皆さんに感謝します」と寂しそうに感想を伝えた。

イ・ガンジュ役を演じた5DOLLSのヒョヨンは、「今回のドラマは私にとっては初めてのドラマだったので、もう一度最初からやり直すことが出来れば、もう少し上手く出来る気がして残念ですが、大きな経験だったと思います。これからもっと頑張ります。多くの関心と愛情、お願いします」とコメントした。

「ゆれながら咲く花」は29日の夜10時、「ゆれながら咲く花特集、学校へ行こう」の放送を最後に、有終の美を飾る。

記者 : イ・ウイン