国防部、芸能兵士の褒賞休暇を減らす方針を発表

OSEN |

芸能兵士に褒賞休暇を与える権限が大幅に縮小する。国防部が広報支援隊に所属し服務中の芸能兵士を対象にした特別管理指針を設け、褒賞休暇の基準を一層強化した。

国防部は24日、OSENに「褒賞休暇は特別扱いという誤解を招きかねない要素を排除するため、これと関連し芸能兵士にもこれからは一般の兵士と同じ基準を適用する方針だ」と明かした。

国防部の説明によると、例えばある芸能兵士が陸軍1師団で公演する場合、1師団が表彰を与え、これは褒賞休暇の理由になった。だが、これからはこのような補償を止め芸能兵士は広報支援団長、または直属管理系列の高官が表彰を与える時に限って褒賞休暇を受けることになる。すなわち、公演の回数ではなく、軍隊での誠実な生活が褒賞休暇の基準になるという説明だ。

この基準が適用されれば、約75日に至っていた芸能兵士の休暇は一般の兵士と同様に43日になる。

この他に強化された特別管理指針には、広報活動隊支援計画および結果を定期的に報告するシステムを構築、日々の業務終了時間を午後10時に制限、外部で業務を行う場合には幹部の引率の下で行うなどの内容が盛り込まれた。また、軍隊で主催する慰問列車に参加する場合にも、できるだけ部隊内の施設を利用しなければならないという内容も含まれた。

国防部側の関係者は「なかった内容を新しく作成したわけではなく、従来の管理指針を強化する概念だ」と強調した。また、「指針の強化は、最近あったチョン・ジフン上等兵(RAIN)のことがまったく影響していないとは言えないが、2011年から議論されたものだった」と付け加えた。

今月初め、RAIN(ピ)は芸能兵士として活動する中、過度の褒賞休暇をもらったことで論議を起こした。2日、国防部が発表した資料によると昨年3月9日から広報支援隊で勤務しているRAINは、計17日の褒賞休暇を受けた。それには団長の褒賞休暇4日(5月29日~6月1日)、大隊長の褒賞休暇4日(6月25日~28日)、団長の褒賞休暇3日(8月19~21日)、広報支援隊長の褒賞休暇2日(8月22日~23日)などが含まれた。

記者 : イム・ヨンジン