イ・スンギの年末コンサート「やっぱり最高のステージだった」

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2012年12月1日午後7時、イ・スンギの希望コンサートが始まった。新鮮なオープニングステージ、多様な選曲、ダイナミックなパフォーマンスで、最高のステージを披露した。いつにも増して楽しく面白かったイ・スンギのコンサートレビュー。

2004年にデビューし、「僕の女だから」という1曲で韓国の女性の心を虜にしたイ・スンギが、12月1日午後7時、「2012 イ・スンギの希望コンサート」のステージに上がった。今年で4年目を迎える「イ・スンギの希望コンサート」は、今回も多様なレパートリーで斬新さが際立っていた。

特に、「Slave」「どうかしていたんだ」で始まったオープニングステージは、これが本当にイ・スンギかと思われるほど新鮮だった。その後、オーケストラと共演したステージでは多様なレパートリーを披露した。ヒット曲「言いにくい言葉」「優しい嘘」「僕たち別れよう」に続き、仲間やファンが推薦した「断念」「駄々」、MBCドラマ「キング~Two Hearts」の主題歌「愛が泣く」、5.5thアルバムの新曲「戻す(Return)」「森」の順番で披露した。時には静かで、時には激情的な悲しみを盛り込んだイ・スンギの感性が、オーケストラの旋律と調和を成して幻想的なステージとなった。

コンサートの第2部では、ダイナミックなパフォーマンスが繰り広げられた。イ・スンギはミュージカルの要素を加えて編曲した「僕の女だから」でジャズピアノの演奏を、「ベール」では可愛いタップダンスを、またPSY(サイ)の曲の替え歌「お姉さんスタイル」では、PSYの馬ダンスを完璧にこなした。替え歌を通じて観客まで全員立って馬ダンスを踊る楽しいシーンが生まれた。トロット(韓国の演歌)のステージも最高だった。特に「チャンチャラ」「愛は誰もがするか」を見事に歌い上げ、中年層まで配慮した。

その後、トップギタリストのハム・チュンホ、17歳の天才ギタリストのチョン・ソンハ君とともに「アディオ」「メロディー」「花のように」を熱唱し、より成熟した音楽世界を披露した。深まった歌声、豊富な感情、見事なテクニックまで、5.5thアルバムを発表した歌手らしい熟練さが際立つステージだった。

イ・スンギはロマンチックなプロポーズ曲「結婚してくれないか」「恋愛時代」に続き、「Tonight」「もう一度だけ」「Smile Boy」「旅に出よう」に続き、「愛してるという言葉」「僕の女だから」のアンコールまで、180分の間ずっと体操競技場を楽しませ続けた。2012年の最後を華麗に飾ったイ・スンギのコンサートは、相変わらず楽しく、面白かった上、熟練さと華麗さ、イ・スンギのユーモアと感動まで加わった幻想的なステージだった。

記者 : キム・ミギョム