チュウォン「ミュージカルでヒップの露出?女優を脱がすほうが大変だった」

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KBS 2TV水木ドラマ「カクシタル」が幕を閉じてからの短い休息、そして再び始まった忙しい日常。俳優チュウォンはKBS 2TV「製パン王キム・タック」(2010)でテレビデビューし、その後休む暇もなく忙しい毎日を過ごしている。

しかし、そんなチュウォンの原点はミュージカル舞台だ。成均館(ソンギュングァン)大学で演技芸術を専攻していた時代、チュウォンはミュージカル「アルタボーイズ」でデビューした。その後「グリース」「スプリング・アウェイクニング」で主演を演じ、ミュージカル俳優として軌道に乗った。

特に「スプリング・アウェイクニング」でチュウォンはキム・ムヨルのバトンを受け継ぎ、メルキア役を演じた。キム・ムヨルはこの作品で第15回韓国ミュージカル大賞の主演男優賞(2009)を受賞した。演技や歌はもちろん、舞台の上でヒップを露出しなければならない難しい演技を、チュウォンは20代の序盤に演じきった。

ヒップの露出シーンは「スプリング・アウェイクニング」第1部の最後のシーンと第2部の最初のシーンで連続的に登場する。女性主人公のベンドラ(キム・ユヨン)と初めて性関係を持つ姿を暗黙的に描いたシーンだ。メルキアはベンドラのボタンを外し、自分のズボンを脱いで次の行動をとる。露出も露出だが、観客が見守っている舞台の上での演技なので、恥ずかしくなるのも当然だ。

しかしチュウォンは、若くても演技の前では恐れを知らない俳優だった。チュウォンは最近行ったTVレポートとのインタビューで「『スプリング・アウェイクニング』は忘れられない作品だ」と真剣な眼差しを見せた。また「僕のヒップを見た観客がすごく多い。だけど、女優さんが上半身を脱いだのに、僕のヒップなんて大したものでもないだろう。ヒップを露出することよりは女優さんの服を脱がせるほうがずっと大変だった」と“ヒップの露出シーン”について淡々と語った。

「スプリング・アウェイクニング」にはチュウォンとともに映画「建築学概論」でナプトゥク役を演じ、スターに浮上したチョ・ジョンソクもモリッツ役として出演した。チョ・ジョンソクとは連絡を取り合っているのかという質問にチュウォンは「『スプリング・アウェイクニング』で共演していた俳優たちとは今も連絡し合っている。(チョ・ジョンソク)兄さんと会おうとは話していたが、互いにあまりにも忙しく、なかなか会えていない。会いたい」と寂しがるような表情を見せた。

チュウォンはメディアとのインタビュースケジュールを終え、KBS 2TV「ハッピーサンデー-1泊2日」の出演や先送りしていたCM撮影をしながら依然と忙しい毎日を過ごしている。秋夕(チュソク、韓国のお盆)当日の9月30日は彼の誕生日でもある。誕生日の予定を聞くとチュウォンは「騒ぐのは好きじゃない。いつものように家族と過ごす予定だ」と答え、明るく笑った。

記者 : イ・ウイン 写真=ムン・スジ