D-Unit「T-ARA ボラムの妹のグループというイメージから脱皮し、翼を広げます」

OSEN |

平均身長は160cmだが、ステージで見せるカリスマ性は他の長身グループに劣らない。“小さい唐辛子が辛い”ということを証明する実力派グループ、D-Unitが音楽界に登場した。

2日に発売した1stアルバムからフルアルバム「Welcome To Business」で勝負をかけたD-Unitは、実力やダンス、パフォーマンスなどで強い印象を残した。新人なら普通1stアルバムとしてデジタルシングルやミニアルバムを出すことを考えると、D-Unitがフルアルバムでデビューしたことは非常に異例のことだ。それだけ実力に自信があるとのことだ。

最近会ったD-Unitは「よく書いてください」と可愛く叫んだ後、明るい笑顔を見せた。彼女らは背は低かったが、強い目つきと堂々とした語り口調で強烈な第一印象を残した。2年間準備してデビューした感想を聞いた。

「やっと何かすることになったなと思います。本当に上手くやらないと次にお見せできる機会がなくなると思いますが。ハハハ。実際言葉だけで聞いていたステージに直接上がったときの心境は格別でした。ワクワクしました。ステージに上がる度に成長する姿が見えると言われたので、この勢いでもっと上手くやりたいと思います」(RAM)

初放送後、周りの反応はどうだったのだろうか。2年余りの練習生時代にたくさんの声援を受けたはずだ。高校を卒業したばかりのZINに感想を聞いてみた。

「初放送後、本当にたくさんのメールが来ました。私は、学校を卒業したばかりだから友達と先輩、後輩からたくさんメールが来て嬉しかったです。番組に一度出演すると、100個は溜まっているほどです。RAM姉さんにもたくさん来ると言っていたが、Ujin姉さんには別に来ないようです(笑)」(ZIN)

D-Unitは、実力よりT-ARA ボラムの妹、RAMがいることで先に知られた。それと同時にT-ARA騒動が起き、RAMは人々から多少否定的なイメージに見られたが、彼女は凛々しかった。

「今回のことでたくさん傷つきました。家族のことで誤解されましたので。誰の誤りであれ、家族の辛い姿を見ることは辛いことです。そんなことでD-Unitにも被害が及ぶようで申し訳ない気持ちもあります。私だってかなりストレスが溜まります。ネットユーザーたちの反応も良くないし。私たちの実力よりボラム姉さんとの関係に注目することは、残念です。でも、このようなときこそ怯まず実力を発揮するために気合を入れます。私たちが翼を広げる日を期待していてください」(RAM)

D-Unitのチームワークはどうだろうか。T-ARA騒動以後、すべてのアイドルグループに対し気になることは、チームワークのことだ。彼女らの返事は「幸い一緒に住んでいない」であった。D-Unitの率直な魅力が輝く瞬間だった。

「私たちは別々に暮らしています。どうしても一緒に暮らすと色々とトラブルが起きるでしょうね。でも、もし一緒に暮らしたとしても上手く解決したと思います。今も私たちは、義務的にコミュニケーションを図る時間を持ちます。また、私たちの3人が皆B型なので、不満があればその場で全部話さなければすっきりしません。根に持つことはないし、もやもやが残ってそれがまた喧嘩に発展することは一度もありませんでした。また、リーダーのRAM姉さんがリーダーシップを発揮して私たちをリードしてくれるし、色々と話をさせますので。私たちのチームワークは、最高です!」(Ujin)

D-Unitと話をしていると、他のガールズグループとは違う不思議な魅力が感じられた。わざと美しく見せるために努力をするわけでもなかったし、飾り気もなかった。率直な姿が彼女らにより好感を抱かせた。彼女らが考えるD-Unitだけの魅力とは何か。

「うちのグループの魅力は、予想外の魅力です。RAM姉さんやUjin姉さんは、美しいのに気取らないですね。男と言っても信じるくらいです。うちのグループは、ヒップホップがメインなので、ユニークでトレンディーな音楽をよく作れると思います」(ZIN)

D-Unitが今回のアルバムで人々に見せようとするものは何だろうか。

「D-Unit本来のカラーを探し出すことが急務だと思います。人々に私たちを認識していただきたいです。私たちの楽曲、『I'm Missin' You』がヒップホップだからヒップホップ!と言えばD-Unitを思い浮かべてもらえるよう頑張ります。名前を知っていただくことが第1の目標です。チャートにランクインすることも重要ですが、私たちの音楽を聴いていただくこと自体がもっと重要だと思います。残りの2012年も引き続き私たちの音楽をお送りします。頑張れば新人賞も期待できるでしょう?」(RAM)

記者 : ファン・ミヒョン