韓国映像物等級委員会「MVの等級分類制度は事前検閲ではなくサービスだ」

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(左から)ユン・ジョンシン、ウン・ジウォン、写真=マイデイリー DB
韓国映像物等級委員会(パク・ソンイ委員長)が、最近議論となっているインターネットミュージックビデオ等級分類制度に対する見解を明かした。

映像物等級委員会は7日、報道資料を通じて「誤解を解きたい」という意を伝えた。映像物等級委員会は、インターネットミュージックビデオ等級分類制度の施行に歌手ユン・ジョンシンとウン・ジウォンが非難と懸念をの声を上げると、「お二人がご存知のインターネットミュージックビデオ等級分類制度の内容が事実と異なっているため、誤解を解きたいです」と返信したのだ。

返信に敬語を使った映像物等級委員会は、ユン・ジョンシンが審議をするのに2週間もかかると心配すると、「現在、映像物等級委員会のビデオ物等級分類は14日以内に処理されるようになっていますが、平均5日~7日であれば結果が出ます。また、8月18日から施行されるミュージックビデオ等級分類は、別の申込順を付与し、素早く処理できるように準備を整えました」と説明した。

また、事前検閲だと怒りをあらわにしたウン・ジウォンには、「等級分類制度は事前検閲ではなく、年齢別に適切な等級を付与し、ミュージックビデオを視聴する方々に内容の情報を提供するサービスです」と言い、「ミュージックビデオに対する等級分類は、昔から行われている制度です」と説明した。

さらに「インターネットを通じて公開されるミュージックビデオは、煽情性や暴力性の高い内容であるにも関わらず、青少年には何のフィルタリングもなくそのまま盛り込まれていると、多くの市民から心配と指摘を受けてきました。昨年12月、インターネットミュージックビデオも等級分類をするように国会で法律が改正され、今年2月に公布し、施行を控えています」と付け加えた。

映像物等級委員会は、「対価の有無に関係なく、オンラインで音楽サービスを行っている音楽配信業者や販売業者がオンラインを通じて公開しているミュージックビデオを等級分類の対象とし、放送局で先に等級分類を審議を受けたミュージックビデオは、インターネット向けの等級分類の審議を受ける必要はありません。また、個人が制作したミュージックビデオも等級分類対象に含まれません」と明かした。

最後に、「我々映像物等級委員会は、インターネットミュージックビデオ等級分類制度を効率的に処理するため、専門委員制度の導入とミュージックビデオ申込手続きの新設など、業務準備を済ませました。ユン・ジョンシンさん、ウン・ジウォンさん、そして業界関係者の皆様、ご心配なさらずに素敵なミュージックビデオを制作してください」と説明した。

これに先立ち4日、ユン・ジョンシンは自身のTwitterに、インターネットを通じて公開されるミュージックビデオ審議施行に関すると報道記事を参照しながら、「こうなると月刊ユン・ジョンシン8月号MVは9月に見ることになるが…審議するのにに2週間もかかるなら。10月号を今作らなきゃならないのか」と言い、アルバムやミュージックビデオの発表に支障を与える“時間の無駄”だという考えを伝えた。

彼はまた、「強制が伴うならば、事実上月刊ユン・ジョンシンMVは制作できないと思います。月刊ユン・ジョンシンはMVがないと、オンラインでの宣伝できない。月刊ユン・ジョンシンは廃刊になりそうです」と心配する様子を見せた。

ウン・ジウォンも5日、自身のTwitterに「ミュージックビデオ事前検閲?って…色々だね本当に。職場を増やしてくれたのか…それとも本当必要だと思ってそうなのか、汚くてMV撮らない!」と激しく非難した。

記者 : キム・ミリ