「怖い話」完成度の高いホラー映画

OSEN |

映画「怖い話」で短い時間の出演でも観客に強い印象を残した俳優がいる。

7月31日までに20万人の観客を動員し、着実に人気を集めている「怖い話」は、チェ・ユニョン、チョン・ウンチェ、ナム・ボラなど映画界の新星やペ・スビン、キム・ジヨンを始めとするベテラン俳優の出演に、優れた演技力を持つ助演まで加わり、完成度の高いホラー映画として認識されている。このように強力な出演陣の間で、出番は少ないながらも強烈な印象を残し、観客の視線を集めた俳優たちがいる。

「太陽と月」のラ・ミラン、「恐怖飛行機」のチャ・ミヨン、「アンビュランス」のパク・ジェウンがそうだ。「太陽と月」のラ・ミランは、2005年「親切なクムジャさん」で銀幕デビューし、数多くの映画で端役や助演を経て演技力を付けてきた女優だ。最近、映画「チャ刑事」でカン・ジファンに片思いをするデザイナーソン先生役で活躍した彼女は、親しみやすい容姿を売りに優れた演技を見せてきた。「太陽と月」では情けも容赦もない冷酷な会社の代表で母として友情出演し、異色の演技で観客の視線を集めている。

「恐怖飛行機」でぞくぞくする恐怖を見せ、観客の肝を冷やしたチャ・ミヨンは、連続殺人犯パク・ドゥホ(チン・テヒョン)に残酷に殺害された客室乗務員として出演し、劇中でひやっとするビジュアルを披露し観客を驚かせる。清楚な容姿から出るカリスマ性が印象的なチャ・ミヨンは、新人とは思えない演技で殺人鬼に追われる乗務員の絶体絶命の状況を完璧に表現した。瞬時に観客を恐怖に追い込み、強烈な印象を残し、これからが期待される。

「アンビュランス」で救急車の運転手として登場するパク・ジェウンも、長い助演を経てしっかりと演技力を育ててきた俳優だ。2009年映画「作戦-THE SCAM-」で毒ガス派の末っ子トクサン役を演じ、好評を得た彼の出演に観客も喜んでいる。

パク・ジェウンは「アンビュランス」で、ゾンビがうろつく都市で、救急車を運転し極限の状況に怯えながらも、落ち着きを失わないように努力する運転手として出演し、短いがインパクトある演技を披露した。

このように演技力を認められた俳優とともに、独特な構成と設定で注目されている「怖い話」は、夏の韓国恐怖映画市場に活気を与えている。

記者 : チェ・ナヨン