「ミスGO」コ・ヒョンジョンのバス音声広告が“好評”

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「ミスGO」で初めて商業映画にデビューする女優コ・ヒョンジョンのバスの音声広告が功を奏している。一般的にバス広告といえばバスの外側に映画のタイトルとポスターを貼り付けることを意味したが、「ミスGO」は音声広告という逆転の発想で注目を集めている。

最近、ソウル市内の路線バスに乗るとコ・ヒョンジョンの声をよく聞く。「こんにちは。コ・ヒョンジョンです。私は今回、コミカルなアクション映画『ミスGO』に出演しました。(中略)運転手さん、このバス、必ず映画館の前で停めてくださいね」

コ・ヒョンジョンの明るくて親しみ溢れる声のおかげでこの映画の知名度と好感度が上昇しているという分析が出ている。しかしこのバスの音声広告は初めから企画されたものではなかった。

「ミスGO」のある関係者は19日、「もともとは一般的なバス広告をしようと問い合わせをしたが、企業の夏の広告が殺到する時期でそれが容易ではなかった」とし、「すると広告チームが音声広告を提案した。コ・ヒョンジョンさんがこの提案を快く応じてくださり、このようなユニークな広告が誕生した」と話した。

現在、ソウル市内の主要路線を走る約200台のバスでこの音声広告が流れている。特に映画館の前を通るバスを積極的に狙ったという。その結果、コストパフォーマンスは高かった。一般的なバス広告には約9000万ウォンの費用がかかるが、音声広告はその1/4にすぎないため、低費用高効率の広告媒体として知られている。特にコ・ヒョンジョンのように稀少価値の高い芸能人が音声広告をする場合はその効果が倍増するという。

ある映画関係者は、「バスの音声広告は主に塾や整形外科のPR手段として使われてきたもので、最初はコ・ヒョンジョンさんがレコーディングの提案を断ると思った。しかし自身初の商業映画であり、制作者が大学時代の同級生であることがいい方向に働いたと思う」と話した。

「ミスGO」は怪しい修女を助けようとしたら、500億規模の麻薬犯罪に巻き込まれてしまった対人恐怖症患者チョン・スロ(コ・ヒョンジョン)が繰り広げる騒ぎを描いた作品。韓国での公開は21日で、「アブの王」「2度の結婚式と1度の葬式」などと競争を繰り広げる。

記者 : キム・ボムソク