「紳士の品格」清らかなラブストーリーではもったいない

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この出演陣で“清らかで純粋なラブストーリー”はもったいない

孔子は、40歳を“不惑”と言った。どのようなことにも魅惑されないという意味の“不惑”だ。しかし、「紳士の品格」の41歳イケメン中年4人は、依然として女に魅惑される“男”だ。女性に対する質問として「可愛い?」と口を揃える、品格のある紳士たちだ。孔子が間違えたのである。

SBS特別企画ドラマ「紳士の品格」(脚本:キム・ウンスク、演出:シン・ウチョル)は、チャン・ドンゴンを始めキム・スロ、キム・ミンジョン、イ・ジョンヒョクらイケメン中年4人の恋物語を描くラブコメディだ。この4人だけでなく、チャン・ドンゴンとキム・ハヌルがカップルを演じることでも話題になっている。

「紳士の品格」の制作発表会が開かれた23日午後、ソウル論峴洞(ノンヒョンドン)のpatio9に、チャン・ドンゴン、キム・ハヌル、キム・スロ、ユン・セア、キム・ミンジョン、イ・ジョンヒョク、キム・ジョンナン、CNBLUEのイ・ジョンヒョンら出演俳優たちと、脚本家のキム・ウンスク、シン・ウチョル監督が集まった。


脚本家キム・ウンスク「セクシーな話ならお任せ!」

イケメン中年俳優たちが出演するだけに、「紳士の品格」は大人のロマンスで視聴者を満足させてくれる作品になると思われる。脚本家のキム・ウンスクは「経験豊かな俳優たちを集めて、清らかで純粋な子供の恋愛を語ることはできなかった」とし、「驚くほどキスシーンとスキンシップの多い、濃厚でセクシーな恋物語にする予定」と笑った。「セクシーな話なら、お任せ!」と言うキム脚本家は、「放送で許されるところまでやってみるつもり」と強調した。

キム・ハヌルはキム脚本家のエロティックドラマへの意欲に「脚本家がそのように考えていることを、今日初めて聞いた」と当惑した。キム・ハヌルは「露出シーンが少しあるが、監督が上手く撮ってくださってちょうどいい感じに写っている」とし、「セクシーさの裏には愉快さが隠れており、負担を感じるよりは面白いと思う」と話した。

一方、今回のドラマは最初から“私心キャスティング”だったと告白したキム脚本家は、台本にチャン・ドンゴンのキスシーンを入れるまでのエピソードを伝えた。チャン・ドンゴンよりも、彼の妻コ・ソヨンが台本を読んだときの感想が気になったというキム脚本家は、「コ・ソヨンさんから『脚本家キム・ウンスクのドラマはキスシーンが激しいのよ!』と言われたと聞いた」とし、「キスシーンがないと嘘をついて、契約書にハンコを押す瞬間キスシーンを入れた」と笑って話した。


イケメン中年たちのそれぞれの魅力

4人のイケメン中年のうち、キム・スロが演じるイム・テサンは、これまでコミカルな感じを武器にしていたキム・スロとは少し違う。“マッチョ”として男らしさを表現するイム・テサンを演じるため、キム・スロは3kg減量したという。すでに公開された映像で、相手役のユン・セアと濃厚なキスシーンを演じたキム・スロは、「ドラマでのキスシーンは初めてで、震え上がった」とし「飲まず食わずで準備した」と独特のユーモアで答えた。

キム・ミンジョンの演じるチェ・ユンは、4人の中でもっとも賢く頭も切れるが、スキンシップは期待しがたいキャラクター。特にキム脚本家は、キム・ミンジョンのファンとしても知られている。実際に4人の男優の中で唯一シングルのキム・ミンジョンは、寂しくないかとの質問に「現場を離れず、他の人の撮影が終わるまで待ち伏せしている。ある日チャン・ドンゴンさんから先に『一杯やろうか』と誘われ、本当に嬉しかった。」と笑いを誘った。

お金持ちで女好きの、イ・ジョンロクを演じるイ・ジョンヒョクは「4人の中で一番単純でわがままなキャラクターだ。僕とは似ても似つかないのでハマりにくいが、一生懸命やっている」とふざけてみせた。特にイ・ジョンヒョクは「40代の男たちの話があまりにもリアル過ぎて、ぎくりとするシーンが多い」と話した。

女性視聴者には“目の保養”を与え、男性視聴者には“共感”を呼び起こすと思われる「紳士の品格」は、4人4色のカラフルな恋を描くラブコメディ。26日夜9時50分、韓国で初放送を迎えた。

記者 : イ・ジョンミン、イ・ヒョンジン