1991年の感動的な実話を元にした切ないストーリーとそれぞれ卓球の韓国代表と北朝鮮代表を完璧に演じたハ・ジウォン、ペ・ドゥナの闘魂が輝いた映画「ハナ～奇跡の46日間～」(監督：ムン・ヒョンソン、制作：ザ・タワーピクチャーズ)が、スペシャルポスターを公開した。

8日に公開されたポスターは主人公たちの真剣な演技とリアルなストーリーで観客の涙を誘う映画のラストシーンを描いている。一つになった瞬間はすぐに終わり「また」を言えない別れの中で互いに言葉をかけることすらできない韓国-北朝鮮合同チームの選手たちの姿は、観客に大きな感動を与えた。

ポスターの中で別れる前に互いの痛みを慰め合うハ・ジウォンとペ・ドゥナは、いつまた会えるのか分からない別れを前にした切ない心を表現した。肩を抱いている二人の切ない姿が、その日の名残惜しさを物語っている。

もう一枚のポスターは、バスに乗って発つペ・ドゥナに向かい握り合うことも止めることもできない手を差し伸べているハ・ジウォンの切ない姿を描き感動を与えた。届きそうにもないハ・ジウォンとペ・ドゥナの手の指先が、近くも遠い韓国と北朝鮮の現実を物語っており、観客の共感と余韻を呼び寄せた。

映画の台詞を引用した「こんな別れ方ってありえないよ。手紙書くね、も、電話するね、も、また会おうも言えないなんて」というキャッチコピーがポスターの写真と相まって切なさを倍増させた。

ハ・ジウォンは映画の撮影で最も心が痛かったシーンについて「最後にジョンファとブンヒが別れるシーンで『手紙書くね、電話するね、も言えないなんて』という台詞があって、そうしか言えない状況にすごく心が痛かった」と話した。

「ハナ～奇跡の46日間～」は1991年、日本の千葉で開かれた世界卓球選手権大会に合同チームとして出場した北朝鮮と韓国の選手たちが宿敵中国に勝って優勝した実話を描いたヒューマンドラマである。韓国代表のヒョン・ジョンファと北朝鮮代表のリ・ブンヒによるダブルスの試合のシーンが映画のハイライト。ハ・ジウォンとペ・ドゥナの他にイ・ジョンソク、キム・ウンス、パク・チョルミン、新人女優のハン・イェリ、チェ・ユニョンなどが出演した。