「ラブレイン」無理なキスシーンを入れても視聴率は上がらず

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写真=KBS 2TV「ラブレイン」スクリーンショット
KBS 2TV月火ドラマ「ラブレイン」(オ・スヨン脚本、ユン・ソクホ演出)が今週の放送でチャン・グンソクとユナ(少女時代)のキスシーンを何度も演出し、一部の視聴者からは指摘の声が出ている。

2人の初めてのキスシーンは韓国で23日に放送された「ラブレイン」第9話で登場した。家が見つかるまでソ・ジュン(チャン・グンソク)のスタジオの庭を作る仕事をすることになったチョン・ハナ(ユナ)の歓迎会があった日、ジュンは酔ったハナが寝ている姿を見て知らないうちにハナの唇にキスをしてしまった。このキスで少し目が覚めたハナの前で、ジュンは知らないふりをした。

2度目のキスシーンは、9話の後半にあった。放送当日の午前から「3段噴水キス」というタイトルで予告されていたこのシーン。ジュンは母から「あんたさえできなかったら、こんな不幸な結婚はしなかったのよ」と言われ、心の傷が癒えていない状態でハナに会った。ハナとKBS 2TVのコメディ番組「ギャグコンサート」の流行語をやり取りしながら辛さを和らげていた彼は、またもハナに不意打ちのキスをした。

そして「これは忘れるな。これから本番行くぜ?避けたいなら避けて構わないけど」と予告し、ハナとディープキスをした。このキスは急に噴出する噴水のせいでしばらく中断されるも、噴水から逃げるハナを捕まえたジュンはまたもキスを続けた。知らないうちに唇を許してしまったハナは、持っていたバッグも落とすほどジュンとのキスに夢中になった。

3度目のキスシーンは、24日に放送された「ラブレイン」第10話で登場した。ジュンはハナに好きだと告白しキスまでしたが、ハナの答えを待っている状態だった。そんな中、ハナがこっそりとテソン(キム・ヨングァン)と会話をしている場面を目撃したジュンは、嫉妬に目が眩みハナを連れ出し、またも不意打ちのキスをしてハナが言い訳をすることすら許さなかった。

2日間、主人公たちのキスシーンがなんと3回も放送され「ラブレイン」のファンは「でかした!」と熱狂している。しかし、一部の視聴者は「キスシーンがあまりにも多く、予想外だった」「ソ・ジュンがハナにしているスキンシップは、これまで他の女性にもやってきたもののようで、彼の気持ちが本気なのか疑問が残る」などと無理なキスシーンを指摘した。

このような指摘は、キスシーンが視聴率の上昇に繋がらなかったことに対するファンとしての残念な気持ちの表れだろう。実際、酔ってのキスや“3段噴水キス”が登場した「ラブレイン」第9話は、第8話(6.4%)より1.2%下落した5.2%(AGBニールセン・メディアリサーチ)の全国一日視聴率を記録し、不意打ちのキスが登場した第10話も5.6%の視聴率でキスシーンの効果は表れなかった。

ある視聴者は「これまで純粋で心に響くラブストーリーで多くの視聴者が感動し、楽しく見ていたけど、突然キスが頻繁に登場し、そのドキドキとした気持ちがなくなった。視聴率狙いで一時的に刺激的なキスシーンを増やしたのなら、考え直してほしい。これまで築いた純粋で心に響く恋愛のイメージが、無理なキスシーンで色褪せるのは見たくない」とキスシーンを自粛するように求めた。

記者 : イ・ウイン