Vol.3 ― 「太陽を抱く月」終了 - “最高の1分BEST3”

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数々の話題を作り上げ、その幕を下ろしたMBC水木ドラマ「太陽を抱く月」(チン・スワン脚本、イ・ソンジュン演出、ファンエンターテインメント制作)で瞬間視聴率が最も高かった1分はどのシーンだったのだろうか。

15日、第20話を最後に長い道のりを終えた「太陽を抱く月」は俳優キム・スヒョン、ハン・ガイン、チョン・イルの愛と友情などが美しく調和しただけに、最高の1分も彼らが熱演したシーンとなった。


【最高の1分】 第1位 46.6%:朝鮮の王、フォンの切ない純情

「太陽を抱く月」の中心には、すべてを持っているが、後宮はおろか、王妃も抱かない朝鮮の王、フォン(キム・スヒョン)がいる。悪い男の代表格でもあるが、初恋の相手ヨヌ(ハン・ガイン)が忘れられない純情派で、女性ファンの心をときめかせた。

写真=「太陽を抱く月」スクリーンショット

フォンの恋心は、第16話によく表れている。フォンがホン・ギュテ(ユン・ヒソク)からヨヌ(ハン・ガイン)の死に関する調査内容の報告を受け、ウォルとヨヌが同一人物であることを確信するシーンだ。このシーンは瞬間視聴率46.6%を記録し、最高の1分の第1位となった。

キム・スヒョンの悲しい涙と力なく歩く姿は最高の演技を完成させたと同時に視聴者まで泣かせた。


【最高の1分】 第2位 44.3%:朝鮮の2つの太陽、兄弟から政敵に

子供の頃、兄弟愛を交わしお互いを頼っていたフォン(ヨ・ジング)とヤンミョン(イ・ミノ)は、ヨヌ(キム・ユジョン)を巡り恋敵になった。大人になってからも「月が忘れられない太陽」フォン(キム・スヒョン)と「太陽に隠された悲しき光」ヤンミョン(チョン・イル)は変わらず一人の女性のために対立し、心理戦を繰り広げた。

特に、第19話ではヤンミョンとフォンがお互いの首に剣をかざし、対立がピークに達した。ユン・デヒョン(キム・ウンス)たちと計略を立てたヤンミョンが本格的にフォンに歯向かい始めたのだ。このシーンは視聴率44.3%で最高の1分、第2位となった。

キム・スヒョンとチョン・イルはギリギリまで剣をかざしたり、意味深な眼差しを交わすなど、戦いの結末が分からないように熱演し、視聴者をはらはらさせた。


【最高の1分】 第3位 44.0%:王の初恋、家族を亡くした悲運の女性ヨヌ

「太陽を抱く月」でもっとも孤独な運命を持った主人公はヨヌ(ハン・ガイン)だ。家族とフォンの記憶をすべて失ったヨヌは巫女チャン氏(チョン・ミソン)に保護されながら、巫女として生きていた。そして紆余曲折の末、すべてを取り戻した。しかし、その事実を隠し、自分の死の真実を明かそうとする悲運のキャラクターとなり、見る人を切ない気持ちにさせた。

第15話で父のホ・ヨンジェ(ソヌ・ジェドク)の墓を訪れたヨヌが、父が自殺したことを知り嗚咽するシーンで、ヨヌの悲しみと真心が通じたのか、このシーンは視聴率44%で最高の1分、第3位に選ばれた。

ハン・ガインはこの“嗚咽演技”でこれまで彼女の演技力を疑問視していた声を取り払い、さらに輝いた。

「太陽を抱く月」に続き、女優ハ・ジウォンとイ・スンギのラブコメディ「キング~Two Hearts」がMBC水木ミニシリーズ(毎週連続で2日間に2話ずつ放送されるドラマ)の復活を成し遂げるかに関心が集まっている。

記者 : パク・グィイム