Vol.2 ― イ・ソンギュン「キム・ミニさんは今後が楽しみな女優」

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俳優イ・ソンギュンはピョン・ヨンジュ監督の映画「火車」でキム・ミニ、チョ・ソンハと共演した。

名実共に演技派俳優であるイ・ソンギュンに天使と悪魔の姿を見事に演じ分けたキム・ミニ、名俳優チョ・ソンハまで、3人の演技派俳優が出演したため、映画「火車」への関心が高いのは当然のことだろう。

今回の映画を通じて最も注目を集めたのは女優キム・ミニだ。彼女と共演したイ・ソンギュンは彼女のことをどう思っているのだろうか。

彼は「まず、キム・ミニさんについてはあまり知らなかった。もちろん映画『お熱いのがお好き』『女優たち』もよかったし、本当に魅力溢れる女優だなと思っていたが、ミニさんはこれまでインパクトのある役を演じたことがない。『火車』で演じた役はミニさんだけでなく、他の女優も演じたことのないキャラクターだと思う」と語った。

そして「すごく息が合って、何も言わなくてもやりとりができた。一緒に撮ったシーンではない場面も、編集が終わったものを見たが、びっくりするほど良かった。想像以上に素敵な女優で、これからも様々な姿を披露できる、今後が期待される女優だと思った」と語り、「火車」でキム・ミニに大きな変化が訪れると評価した。

このように賞賛を惜しまない点からみても「火車」の出演者のチームワークがいかに良かったかが想像できる。実際、「火車」の出演者は、27日に放送されたMBCバラエティ番組「ユ&キムの遊びにおいで」に出演して親しげな姿を見せた。

イ・ソンギュンは「僕たちはチームワークがいい。それぞれ少し違いはあるが、その違いすら好きになった。一緒にいる時にリラックスできる。撮影現場でもそうだったし、『ユ&キムの遊びにおいで』の撮影もそうだった」と語った。

さらにチョ・ソンハについては「ソンハさんは可愛いところがある。ゆったりとした、穏やかな人だ。一緒に食事に行くと、みんなに優しくする。一週間ぐらい一緒に過ごすと、みんなを自分の味方にしてしまう人だ」と語った。

しかしファンたちには馴染み深い“コッチュンニョン”(花中年:華々しく活躍している30代~40代の中堅俳優)というあだ名は、イ・ソンギュンにとっては馴染みのないあだ名だった。彼は「(コッチュンニョンというあだ名が付くようになった)ドラマは見たことがない。映画『哀しき獣』では強烈なイメージだった」と映画でのチョ・ソンハを思い出した。また「思ったより見た目に気を使っている。そういう人だとは思っていなかったので意外だった。『火車』の出演者3人のうち、最も芸能人らしい人だ」と語り、お茶目な一面を見せた。

このように愉快な3人の俳優と7年ぶりに復帰したピョン・ヨンジュ監督が共に作り上げた映画「火車」はどんな映画なのだろうか。

イ・ソンギュンは「映画のストーリーはシンプルだ。推理していく過程に多少緊張感がないように見えるかも知れないが、後半にインパクトがあるため、映画の最初と最後のギャップが面白いと思う。それが『火車』の長所だろう。愛する恋人を探し求めるというシンプルなストーリーだが、観客は目を離さずにストーリー展開についていく。これがこの映画の力だと思う。この映画はミステリー映画だが、違う角度から見れば、恋愛映画かも知れないし、恋人を探す過程からみれば、バディ(相棒)映画かも知れない。この映画をどのような角度から見るかによって違う。これが重要なポイントだ」と語った。

記者 : キム・ミリ、写真:クァク・ギョンフン、翻訳:チョン・ジュヨン