Vol.2 ― MBLAQ「もしもMBLAQじゃなかったら?…プロデューサー、俳優、マネジメントがやりたい」

10asia |

―ジュンさんはバラエティで段々壊れている姿を多く見せてくれていますが(笑)

ジュン:最近は自制しています。あまりにも見せすぎたと思って。控えめな美しさもちょっと必要じゃないですか(笑)

―KBS「ハッピートゥゲザー」でRAIN(ピ)さんについてのあらゆる話をしましたが、放送された後、何事もなかったですか?(笑)

ジュン:収録の前に凄く悩みました。ジフン(RAINの本名)兄さんに怒られて多くの視聴者を選ぶか、多くの視聴者を楽しませずにジフン兄さんにかわいがってもらうか(笑) それで、数が多い視聴者の方を選んで、何もかも話しました(笑) ジフン兄さんは番組が終わった後、特に何も言わなかったですが、もう僕にプライベートな話はしなくなりました(笑) 実は、僕は面白いタイプではないです。自分からウケようとしたこともなかったし。


「バラエティではタイミングが一番重要だと思います」

―その話が一番面白いですけど(笑) こんなに活躍して面白くないとは。

ジュン:それが、6時間ほど収録して、面白い部分が1~2分ほど出たのです。僕はもともと口数も少なくて、性格も少し暗いところがあります。正直に言うと、「ハッピートゥゲザー」の視聴率が凄く高いじゃないですか。それで、とにかく何でも話そう、自分の存在をアピールしようということしか考えていなかったのです。だから、ジフン兄さんがどうなろうと構わず、むちゃくちゃ言っちゃいましたね(笑)

―ダンスや歌は練習できても、バラエティは練習することが難しいじゃないですか。しかし、バラエティはアイドルには必須となっています。バラエティで何が一番必要だと思いますか?

スンホ:高い状況対応能力と瞬発力、それからタイミング。同じ話をしても、タイミングによってウケるかどうかが変わりますから。
ミル:タイミングが一番重要だと思います。タイミングを合わせられなくて、本当にたくさん編集されました(笑)

―MBC every1「アイドル軍団トッタクニョ」でミルさんが結構苦労しているようですが。

ミル:練習生の時はみんな「お前が一番変わっているから、体で笑わせることができる」と言っていました。それで、最初は僕にバラエティに出て、グループを救えと言われてたんですが、ある日突然、自分の知らない兄さんたちの姿が一つずつ見えてきたのです。しかも兄さんたちは壊れなくても面白かったのです。最初は予定表に「ミル、ミル、ミル」とありましたが、一つずつなくなって、今はメンバーたちに乗っけてもらう立場になっちゃいました(笑)

―チョンドゥンさんは「アイドル軍団トッタクニョ」みたいな集団バラエティを初めて経験したと思いますが、どんな雰囲気でしたか?

チョンドゥン:何と言うか、すごく難しかったのですが、みんなものすごく面白かったです。僕は観客の立場で大きく笑って、ただ話しかけられたら言いたいことは言おうと思って、いくつかやりました。それで、単独ショットを欲張って司会者をやると言い出して。兄さんたちの面白いカットがネットにアップされると、僕もこんな風に面白くなりたいと思ってわざわざ笑わせようとして。

―以前外国で暮らしていて、韓国で放送活動を始めたばかりですが、コミュニケーションが大変ではありませんか?

チョンドゥン:大きく苦労することはありません。ラジオで手紙を読む時、難しい発音が多いこと以外は大丈夫です。

―ものまねなどは一番色々と準備をするんじゃないですか(笑)

ジュン:そうですね。毎週新しいものをやりますね(笑)
スンホ:周りの知り合いの留学生や外国で暮らした友人の中で、韓国で暮らした期間が一番短いのに一番韓国語が上手いです。俗語とか全てを含めて(笑)

―俗語は誰が教えてくれましたか?(笑)

スンホ:僕が一つずつ教えてあげて……(笑)

―お姉さん(2NE1のDARA)はMBLAQの活動について何と言っていますか?

チョンドゥン:1stアルバムの時はよく連絡してくれて、教えてくれることも多かったのですが、今回はただよく見ている、というくらいです。

―お姉さんみたいにもともと顔が小さくて、本人の顔の大きさに驚く人々が多いということは知っていますか? 画像もたくさんアップされて。

チョンドゥン:あ、本当ですか?


「RAINという歌手がいることだけでも、大きく信用できました」

―スタイルよくて小さすぎるって……

チョンドゥン:でも、何人かから男の顔が小さすぎるとおかしいと言われて、その時傷つきました。
ジュン:おかしくなんかない! それじゃ、俺は死んだほうがいい。
ミル:僕みたいに大きいよりはマシだよ。

―ジュンさんの顔は決して大きいわけではないですが。

ジュン:事務所にはこいつの横に立たせないでと言ってます。本当にうらやましいです。

―チョンドゥンさんは作曲に関心が高いようですが、活動しながら書いた曲はありますか?

チョンドゥン:とりあえず2曲は完全に仕上げましたが、最近はMIDI(デジタル化されたシンセサイザーやその周辺機器などを連動させて演奏するための統一規格)の勉強をしています。僕がMIDIを上手く扱えなかったから。それで、今は作曲よりMIDIの勉強に重点を置いています。

―どんなスタイルの音楽に興味がありますか?

チョンドゥン:特にこだわるものはなく、メロディを作った時“これは俺のものだ”という気持ちになれるものしか作りません。いくらメロディが上手く出来上がっても、これが自分のものではないと思うと、捨てちゃいます。

―ジュンさんは演技に関心が高いと聞いていますが、舞踊を先にしましたよね?

ジュン:はい。でも、もともと演技がやりたかったんです。歌手の方に関心はなくて、演技を勉強していたのに、知り合いが一緒にオーディション受けに行こうと言って、演技でオーディションを受けました。ところが、ジフン兄さんがお前は歌手にも向いていると言って、歌手を始めました。
スンホ:隣で見た時、ジュンは詐欺師のようなキャラクターではないかと思いました(笑) 最初は演技がしたくて入って来た人がダンスも踊って、それでいつの間にか今のジュンになって。

―ジュンさんは舞踊を始めたことも偶然だと聞いていますが、それに比べて上達するのがとても早いですね。

ジュン:舞踊をものすごく頑張りました。それは女の子たちのせいで、彼女たちがずっと僕を無視したからです。舞踊をやっている子たちはみんな気が強いです。彼らは家計に余裕のある方々ですし。でも、うちは本当に事情も大変だったし、舞踊服も一着だけでした。毎日同じ全身スパッツを洗濯して着るから、女の子たちが臭いと言って近寄ってこなくて、15人ほどの子たちに「お前、本当に下手だな」と言われてすごく傷ついて、頑張って一人、二人と追い付きました。その後でいい成績をもらったし。もともとその時舞踊をやったのも演技がしたかったからです。

―その時学んでいた舞踊と、今のMBLAQの振り付けはスタイルや呼吸も違うのに、凄く上達が早いですね。全然踊っていなかった人よりもっと大変だと思いますが。

ジュン:すごく大変です。4人が踊るとダンスらしいのに、「お前は舞踊をやっているみたい」という話もたくさん聞いて。未だに舞踊の感じが結構残ってしまって、その感じをなくそうと努力しています。
ジオ:本当にダンスが上手い人たちの中には、基本的にバレエや舞踊をやっていた人が多いので、そういう面を考えるとジュンは良い経験をしているし、メンバーのみんなもセンスがとても良いと思います。僕は先にアルバムを出したことがあるので、経験豊富な方だと思っていましたが、今は他のメンバーたちの方がもっと上手いと思います。

―ジオさんはどうやってMBLAQのメンバーになったのですか?

ジオ:僕は2007年にアルバムを一回出したことがあります。でも、事務所が潰れて、その時の代表が詐欺の罪で今刑務所に入っています。その時、僕は高校生で、昌原(チャンウォン)からソウルに来て一人で歌手の準備をして、何も知らずにこれがチャンスだと思ってたのです。それで、次は一番信用できる事務所を探しました。J.TUNE CAMPという事務所はRAINという歌手がいるだけでも大きく信用できました。

―Maroon 5の歌を歌ったこともありますが、ソロとして活動するなら、どんなスタイルの歌をやりたいですか?

ジオ:高校生の時、ロックバンドをやっていたので、ロックも好きです。でも、キム・ボムス先輩のようなバラードや、Color Me Baddの「Wild flower」も好きです。編曲の雰囲気がとても独特で、ずっと聞き続けたくなるのです。


「休みがもらえたら、メンバーたちと遊びに行きたいです」

―ミルさんはMBLAQとしてではなくて、一人だったらどんな仕事がやりたいですか?

ミル:すごく考えてみました。自分がアイドルを辞めざるを得ない状況になったら、何をすればいいか……。

―もう2枚もミニアルバムを出してますよ(笑)

ミル:でも心配になるんです。
ジオ:それは初心を忘れたからだよ!
チョンドゥン:次のアルバムでソロがやりたいから!(笑)
ミル:ハハハハハ。とにかく、何をしようかと思っても、僕はそんなことをすごく考えてしまいました。義兄が代表ですから(笑) 毎日パソコンでマネジメントの仕事をするのが面白かったです。事務所がどう回っているのかも見て、マネージャーメントビジネスを……。
MBLAQ:ウハハハハハハ! マネージャーメントじゃなくてマネジメント!
ミル:ふむ、ふむ、マネジーメント! そういうビジネスをやってみたかったです。チョンドゥン兄さんはプロデュースが出来てみんなそれぞれ優れているところがあるじゃないですか。それで、自分は何がやりたいのかを考えて、代表にマネジメントをやってみたいと言いました。将来は他の先輩たちみたいに、事務所で働いてビジネスまでやってみたいです。

―MBLAQのメンバーたちを管理することになるかも知れないですね(笑)

スンホ:末っ子が感じた悲しみを僕らに……ハハ。実は、本当に事務所でチーム長や理事が、もし僕たちだけで準備をして、ダメになったら僕を事務所の社員として連れて行くと言いました。

―なぜですか?

スンホ:僕たちの事務所は一応新設したばかりの事務所でしたし、社員も少数精鋭で動いています。だから、この事務所の新人開発チームには一人しかいません。その方が僕らだけを管理するなら良いですけど、時にはジフン兄さんの仕事をしなければならないこともあります。そしたら、練習室にミネラルウォーターのボトルを入れることから、全てのことを僕らが全部やらなければなりません。僕は機械とかが好きなので、電灯の修理とかもして、レッスンの時間も先生と電話で連絡します。デビュー前にジムなどへ行く時は自分で運転して行きました。

―ハハ。スンホさんもマネジメントの方に興味が?

スンホ:いいえ、僕は誰かを教えたり管理したりすることが、性格上向いていないと思います。カッとなるところがあって、誰かを教えて上手く行かなかったら、もどかしくて怒ると思います。だからその代わりに、プロデューサーになりたいです。

―そういえば「アイドル軍団トッタクニョ」でも、スンホさんは一つの部分に集中するより、全体的なバランスを取ろうとする感じでした。全体的に状況を見るというか。

スンホ:流れるように、合わせていくのです。

―本当に自分たちが自発的に考えるところが多いチームみたいですね。それは事務所の雰囲気のためでもあるのですか?事務所で唯一のアイドルだし、他のアイドルと親しくすることもほとんどないですし。

ジオ:その影響が大きいと思います。僕らの事務所がアットホームだということもあるし、暮らしている環境もそうだし、メンバー同士で話し合う時間が多いです。それで、お互いにステージでも、バラエティでも、打ち合わせをたくさんします。

―ずっと一つのチームとしてやりながら、事務所の人たちにしか会わないのに閉塞感はないですか?

ジュン:少しあるかも知れませんが、一応活動がとても大変で、他のことは余り気にしていないです。それから、僕らは寝るのが好きなのです。家へ帰ると、みんな何も言わずに寝ます。それで満足です。

―それでは、一週間の休みがもらえたら何がしたいですか?

MBLAQ:わぁ!
ジュン:ジフン兄さんは死んでから寝ろと言ってます(笑) だから死なないと。睡眠剤を打ったまま寝よう。
スンホ:メンバーたちと遊びに行きたいです。海辺やペンション、僕たち以外に誰もいない地方のペンションとかあるんじゃないでしょうか。片田舎や山麓で僕たちだけで過ごしたいです。一度も一緒に遊びに行ったことがないんです。
チョンドゥン:僕は休みをもらったら、練習すると思います。曲を書くと思います。
MBLAQ:おお……冗談でしょう。
チョンドゥン:止められるともっとやりたくなるでしょう(笑)
スンホ:あ、こいつ(ミル)は故郷の長城(チャンソン)に行くだろうな。
ミル:そうですね。でも実際に休みが取れたら、みんなではどこにも行かないと思います。みんなバイバイ。兄さん、電話します、と言って一週間後に会うと思います。多分、その方がチームのためにもっといいでしょ? そういうところが僕たちのチームだと思います(笑)

記者 : カン・ミョンソク、チェ・ジウン、翻訳:ハン・アルム、写真:チェ・ギウォン、編集:イ・ジヘ