チョン・イル“ヒットメーカー”の実力を証明!

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写真=Fantagio
MBC水木ドラマ「太陽を抱く月」(脚本:チン・スワン、演出:キム・ドフン、イ・ソンジュン)のヤンミョン役として人気を博している俳優のチョン・イル。彼がドラマをヒットさせる俳優として浮上し、第二の全盛期を迎えている。

視聴率40%突破を目前にしている「太陽を抱く月」で、チョン・イルは悩ましいキャラクターの「ヤンミョン」を切実な感情を込めて演じている。出生や身分、恋心が絡んだ複雑なキャラクターの内面をよく理解した表現は、とても感情が伝わってくると好評だ。チョン・イルの演じるヤンミョンは、ヨヌをめぐってフォンと三角関係になり、同ドラマの社会現象を牽引している。

チョン・イルは昨年、SBSドラマ「私の期限は49日」で新感覚の死神・スケジューラー役を完璧に演じ切り、韓国のドラマ界で新たなキャラクターを生み出す好演を見せた。当時約1年6ヶ月ぶりにドラマ活動に復帰したチョン・イルは、デビュー作MBCドラマ「思いっきりハイキック!」での高校生ユンホの反抗期の少年のようなイメージから抜け出し、成熟した男性の魅力が漂うようになっていた。

スケジューラーに隠されている事情や、死神という設定上暗くなってしまいがちなキャラクターを、彼特有の明るさと愉快さで重みを調整しながら、新鮮に演じ切った。昨年末のドラマ「美男ラーメン店」では、彼の魅力がそこから更にグレードアップした。

まるで少女漫画のようなストーリーや雰囲気の中でも、劇中で演じていた「チャ・チス」という人物をイキイキと表現し、女性ファンの心を掴んだ彼は、昨年末「チャ・チスブーム」をも巻き起こした。

「私の期限は49日」は、放送当時、独特のネタとストーリーの展開、俳優らの好演で水木ドラマの視聴率1位を維持していた。生死の中で真実の愛の意味を振り返る、とても意味のあるドラマとして、今も多くのファンに愛されている。「美男ラーメン店」も、“イケメン”チョン・イル効果もあり初回から最終回までケーブルテレビ8週連続の同時間帯視聴率1位を記録。最高視聴率が4%に上るなど前例のない圧倒的な人気を博した。

出演作品全てで、ドラマでのキャラクターとしてだけでなく、ファッションやヘアスタイル、流行語まで多くの話題を生むと同時に、軽さと重さを自由自在に操る演技力も好評を得て、スター性と演技力の両方を認められた。

「私の期限は49日」から「美男ラーメン店」「太陽を抱く月」まで、1年足らずで3作品がヒットし、一躍“ヒットメーカー”として浮上したチョン・イル。彼はこれまで多くの作品を経て成長した演技力を土台に役者として「第二の全盛期」を迎えている。
「ハイキック」シリーズが生んだ“スター”を超え“俳優”としての基盤を整えつつあるチョン・イル。彼の未来がさらに楽しみである。

記者 : チャン・ヨンジュン