「乱暴なロマンス」変化球の魅力 ― Best or Worst

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ストーリー

ムヨル(イ・ドンウク)の心が動いている。ジョンヒ(少女時代 ジェシカ)はムヨルとウンジェ(イ・シヨン)を見つめながら二人の関係を疑い始める。突然パーティーを開いたジョンヒはますます不安になって、ウンジェがいる前でムヨルにプロポーズする。ムヨルは不思議なことに複雑な心境だ。一方、ジョンヒに対し嫉妬しているおば(イ・ボヒ)はスヨン(ファン・ソニ)もジョンヒのせいでストレスを受けているという事実に気づき、スヨンにジョンヒの目に穴を開けた写真を送る。

Best or Worst

Best:「乱暴なロマンス」は予想できないことを炸裂させる楽しさがある。ムヨルがウンジェに対する自分の気持ちを悟るシーンが代表的だ。「単純で無知な顔を見たら複雑な気分が晴れるかな」と思い、ムヨルは初めてウンジェを訪ねた。うっかりボクシング対決を申し込んでしまうこの場面は結局、ムヨルの気持ちを見せるための変化球だった。男性主人公が「女だからといって手加減しない」と強いパンチを打ちながら、ふと女性主人公へのトキメキを感じるシーンは、普通のラブコメディでは最も美しい雰囲気の中で出てくる感情だ。しかしこのドラマは普通とは違った。そしてこのような男性主人公を強烈なパンチで打ち倒しながら「大丈夫ですか。これ何本に見えますか。何本?」と我を忘れて心配する女性主人公は、今まで「乱暴なロマンス」が見せてきた、他のラブコメディと異なる魅力をそのまま表現した。“100人が分かっていても、いざ本人が分かっていなかったら意味がない”という12話のテーマ“塁の空過(ホームランを打ったのにベースを踏み忘れてアウトになること)”やウンジェとムヨルをずっと見つめるジョンヒの表情から、ムヨルのウンジェへの想いはある程度予想できた。しかし、予想できない場面で表れる彼らの感情こそ「乱暴なロマンス」の個性だ。

仲間たちとおしゃべりするポイント

― 関連検索語:パク・ムヨルの靴ひもの結び方。
― ジョンヒの悲しい予感的中。“どうして悲しい予感は外れないのか”
― ユニ(ホン・ジョンヒョン)をゴム手袋で叩きつけた室長(カン・ドンホ)。そしてそのゴム手袋をそのまま持って出ていった室長。

記者 : ハン・ヨウル、翻訳 : チェ・ユンジョン