またJYJ…彼らは本当に“いじめられっこ”なのか?

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写真=マイデイリー DB、C-JeSエンターテインメント
JYJの日常を盛り込んだドキュメンタリー映画「The Day」の劇場上映が中止になった。

JYJの所属事務所であるC-jesエンターテインメントは、「The Day」の劇場上映の取り消しが理解できないと主張し、「The Day」の上映を取り消したCGVは、「内部報告および進行プロセスの原則を正しく行なわなかった事例だと指定されたために上映が難しくなった」と明らかにした。

はじめ「The Day」は、昨年ケーブルテレビQTVで公開される計画だったドキュメンタリーだった。

昨年2月に放送予定だった番組は放送されず、結局一ヶ月後にQTVは放送不可と通知した。当時JYJのファンは、QTVの放送不可の通知に正確な理由を明らかにしてほしいと強く抗議した。

「The Day」はJYJメンバーであるジェジュン、ユチョン、ジュンスの日常生活を密着取材した内容で、普段円滑な芸能活動に困難を強いられているJYJが、ファンのために用意した番組だった。

C-JeSエンターテインメントも、ファンのために制作された映像ということもあり、QTVでの放送が中止になってからも、再びファンに公開できる様々な方法を模索し、今回の劇場上映を用意したのだ。

だがQTVで放送中止になった約1年後に「The Day」は再びその公開が失敗に終わった。今回も相当数のファンがCGVに強く講義しているのは、「The Day」の劇場上映がテレビ番組とは異なり、全面的にファンのためのイベントだったからだ。そのため、ファンの怒りは一層大きくなった。

JYJも「The Day」をバレンタインデーに合わせてファンにプレゼントするという意味で公開する意向だったが、結局心待ちにしていたファンにさらに大きな傷を残すことになってしまった。

C-JeSエンターテインメントのペク・チャンジュ代表は公式ホームページを通じて、「まず再びファンとの約束を守ることができなくて残念だ」と謝った。

そして「最近、社会的に最も大きい問題がいじめ問題であることは知っている。他人を集団から孤立させることで、自分を中心にした集団の強さを強化することが“いじめ”の本質だということも知っている。また、このような状況を見て見ぬふりしていたせいで、社会全体の根幹を揺るがす事態になった」と話し、「私は力もなくて自信もないが、間違った価値観が蔓延したこの不条理な状況で、第2、第3の被害者が発生しないように、躊躇したり諦めたりしないで戦っていく所存だ」と話した。

写真=マイデイリー DB、C-JeSエンターテイメント
さらにペク・チャンジュ代表は、「こうしたことが私たちには、非公式的には一週間に2~3件以上起きているとあえて申し上げたい」と語り、JYJの活動が色々な理由で数々の制約を受けていることを知らせた。

歌手であるJYJは、現在歌番組でその姿を全く見ることができない。番組出演の取り消しも、やはり一度や二度のことではないが、今回の「The Day」の上映取り消しが、以前の場合と違ったことがあるならば、一般大衆との疎通が断絶されたことだけでなく、JYJとファンとの交流まで断念せざるを得なくなったということだ。

JYJが全世界に吹いている韓流ブームに大きく寄与していることは決して否定できない事実だ。しかし皮肉にも韓国歌手であるJYJが、韓国では歌だけでなく芸能活動自体にも困難を強いられている。そしてこのために罪のないJYJのファンだけが、JYJのファンだからという理由で悔しさを覚えているのが現在の状況だ。

記者 : イ・スンロク、翻訳:キム・ユリ