「愛していると言ってくれ」チョン・ウソン、シン・ヒョンビンに空白期間について明かす【ネタバレあり】

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=「愛していると言ってくれ」放送画面キャプチャー
チョン・ウソンとシン・ヒョンビンの関係が揺れ動かされた。

26日に韓国で公開されたgenie TVオリジナル「愛していると言ってくれ」第10話では、チャ・ジヌ(チョン・ウソン)、チョン・モウン(シン・ヒョンビン)、ソン・ソギョン(キム・ジヒョン)の関係の変化が描かれた。新たな局面を迎え、第10話の視聴率は、自己最高記録である全国2.1%、首都圏2.4%を記録した(ニールセン・コリア、有料世帯基準)。

チャ・ジヌは、娘の問題で急いで行かなければならなかったホン・ギヒョン(ホ・ジュンソク)を、1人で行かせることができなかった。チョン・モウンに了承を得た彼は、すぐに友人の家に向かった。子供の頃からいつも一緒にいてくれて、偏見に立ち向かってくれた親友ホン・ギヒョン。しかし、今のチャ・ジヌが彼にやってあげられることは、「僕が必要になったら、いつでも言って」という言葉と慰めのハグだけだった。無力な気持ちになった帰り道、彼を待っていたチョン・モウンが言った「私を守る必要はないんです。私はただあなたを愛してそばにいるのだから」という言葉は、特別なものになった。

いつも自分の味方になってくれるチョン・モウンのために、何かしてあげたいと思ったチャ・ジヌは、悩んだ末に、ソン・ソギョンが提案した個展のオファーを受け入れた。より多くの人に作品を見てほしいと、チャ・ジヌの個展を楽しみにしていたチョン・モウンのために下した決断だった。その後、自宅を訪れたチョン・モウンに、彼は素敵な夕食でもてなし、個展を開くことになったことを伝えた。さらに「あなたのおかげで勇気が出ました。ありがとう」と付け加えた彼の言葉は、チョン・モウンを幸せにした。

作品リストを整理するチャ・ジヌのそばで一緒に作品を見ていたチョン・モウンは、2013年以前に描かれた絵がないことにふと気づく。

それに対して、チャ・ジヌは、昔、山の中で一人で暮らしていた7年間のことを語った。「捨てられたコンテナに住みながら絵だけを描いていました。ある日、大雨が降ってコンテナまで水に浸ってしまいました」と絵が無くなった経緯を明かした。そして彼は、「本当にすべてを失ったと思ったら、心が楽になりました。自分が描いた絵も自分のものではなかったのだと。世の中で永遠に持つことができるものは、何もないということが慰めになったんです。何かをどんどん奪われているようで、長い間、本当に辛くて悲しかったんです」と付け加えた。静かな会話の中でチャ・ジヌの積年の痛みを知ることになったチョン・モウンは、彼をただ抱きしめた。

一方、ソン・ソギョンはチャ・ジヌの個展の準備に全力を尽くし始めた。その時、招かれざる客が登場した。ソン・ソギョンとチャ・ジヌの大学時代の同級生で、アートセンターのもう一人の画伯クォン・ドフン(パク・ギドク)だった。

ソン・ソギョンの前で、他のスタッフがいるにもかかわらず、チャ・ジヌの“初恋”の話を持ち出したクォン・ドフンは、彼が7年間彷徨ったことまでベラベラと話した。ソン・ソギョンはそれを無視しようとしたが、チャ・ジヌの作品リストに2013年以前の作品がないとことに気付き、混乱した。説明のつかない空白期間が、もしかしたら自分のせいではないかと気になったのだ。

その夜、ソン・ソギョンはアートセンターの展示室を見学していたチャ・ジヌと偶然会った。しばらく躊躇していた彼女は、「今更だと思うけど、それでも一度は伝えたかった。あんな形で離れてしまって、1人にして本当に悪かったと。もしかしたら今はこの世にいないかもしれない、あの頃のあなたに」と丁寧に謝った。それを見るチャ・ジヌの複雑そうな眼差しは、2人の関係の変化を示唆した。

この日、ユン・ジョハン(イ・ジェギュン)は有名ドラマ監督から音楽監督としてオファーを受けた。最初は断ろうとしたが、チョン・モウンが出演する作品だと知り、すぐに考えを変えた。そして打ち合わせの現場にサプライズ登場して、チョン・モウンを驚かせた。久しぶりにリラックスした雰囲気の中で一緒にお酒を飲み、チョン・モウンは、チャ・ジヌとソン・ソギョンに対する悩みを彼に打ち明けた。

何となく自分とチョン・モウンの関係に似ている2人の話に、ユン・ジョハンは「過ぎ去った時間は何の力もない」と自嘲のような慰めを与えた。果たして、彼の片思いはどのように進むのか、心境の変化に注目が集まった。

記者 : ハ・スジョン