FANTASY BOYS ユ・ジュンウォン、専属契約効力停止仮処分申請が棄却…訴訟費用を全額負担へ

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写真=Newsen DB
FANTASY BOYSのユ・ジュンウォンがPocket Dollスタジオを相手に提出した専属契約効力停止仮処分申請が棄却された。

ソウル西部地裁21民事部は本日(24日)、ユ・ジュンウォンがMBC「少年ファンタジー」を制作したPHUNKY STUDIOを相手に提出した専属契約効力停止仮処分訴訟で「申請を全て棄却する」と判決した。これにより、訴訟の費用は全てユ・ジュンウォンが負担しなければならない。

先立ってFANTASY BOYSのマネジメントを担当しているPocket Dollスタジオは8月、「ユ・ジュンウォンは無断離脱により、グループ活動を共にすることができなくなった」と伝えた。

ユ・ジュンウォン側は「Pocket Dollスタジオと契約を締結しなかった理由は、収益分配率のためではない。専属契約および付属合意締結の過程で、Pocket Dollの誠意のない進行、理解し難い説明、一貫性のない立場により、信頼関係が崩れたからだ」と主張した。

裁判所は「債務者(Pocket Dollスタジオ)は、株式会社文化放送との間で締結された契約により、放送制作費総額81億ウォン(約9億3000万円)のうち、71億ウォン(約8億1400万円、各付加価値税別)をすでに負担しており、事実上その代価として債権者をはじめとする決勝進出者のマネジメント及びエージェンシーとしての権限を委託されており、債権者(ユ・ジュンウォン)もこのような内容の出演契約に同意し、放送に出演していたことや、債務者が提示した契約の内容の大半は文化体育観光部が告示した大衆文化芸術家(歌手)の標準専属契約書によるものとみられ、債権者が指摘する内容が上記標準専属契約書と比較し、債権者に特別不利なものとは言い難い」と指摘した。

続けて「総合すると、これまで提出された資料だけでは債務者が債権者に無理な要求をしたり、これによって債権者の債務者への信頼を傷つけるほどの事態に至ったとは言い難く、そのように見る証拠がない」と判断した。

また「否定的な認識を誘発しうる記事の掲載を要請する方法で、債権者の芸能活動を妨害してはならない」というユ・ジュンウォン側の要求に裁判所は「その内容が抽象的、あるいは過度に広範囲で執行が可能なほど特定されたとは言い難い」とし「債権者はMBCで公開された放送に出演し、優勝までした芸能人で公人に該当するため、虚偽事実ではない報道に対し、記事の掲載禁止を求めることはできず、債務者が債権者との専属契約締結の前後に発生した事実をマスコミに提供することを禁止させる権利がない」と説明した。

続けて「債権者が提出した資料だけでは債務者が債権者、あるいは債権者の家族を誹謗中傷する目的で虚偽事実を報道機関に提供し、記事の掲載を要請したという点が明らかにならなかった」と指摘した。

ユ・ジュンウォンはMBCオーディション番組「少年ファンタジー」に出演して1位となり、デビュー組のFANTASY BOYSとして活動することになっていたが、合流は叶わなかった。

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記者 : イ・ミンジ