ユン・ゲサン、新ドラマ「誘拐の日」で共演した子役のユナを絶賛“彼女を見て娘がほしいと思った”(総合)

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「誘拐の日」が、“総合ギフトセット”のような斬新なストーリーで視聴者に会いに行く。

9月13日にソウル麻浦(マポ)区上岩洞(サンアムドン)にあるスタンフォードホテルにて、ケーブルチャンネルENA新水木ドラマ「誘拐の日」の制作発表会が行われ、ユン・ゲサン、パク・ソンフン、ユナ、キム・シンロク、パク・ユヨン監督が出席した。

同作は、作家チョン・ヘヨンの同名の小説を原作にしている。「模範家族」「恋するアプリ Love Alarm」シーズン2、「キングダム」などに参加したパク・ユヨン監督が演出を担当し、「ミス・ワイフ」「消された女」「チーズ・イン・ザ・トラップ」などを手掛けた脚本家のキム・ジェヨンが執筆を務めた。富と名誉、すべてを手に入れたが自分の貪欲のため子供まで徹底に利用する父と、無一文だがもっぱら子供のため誘拐まで決心する抜け目の多い父、そして拉致後、記憶を失った娘ロヒの物語を描く。ヒューマニズムとミステリーの絶妙な調和が際立つ“コミックバディースリラー物”だ。

パク・ユヨン監督は同作について「ジャンル的な総合ギフトセットだ。コミック、アクション、バディー、スリラー、ヒューマンまで様々なジャンルを一つの作品の中でうまく組み合わせた。視聴者の方々は作品を見る中に、愉快な笑いと感動を感じることができると思う」と説明した。

原作を映像化しただけに、特別に気をつかった部分も多かったという。パク監督は「原作はストーリーが3分の1くらい進んでから、刑事物が展開される。だが、この作品は全12部作シリーズで制作する過程で、ミョンジュンとロヒの2人のケミ(ケミストリー、相手との相性)を中心に劇を引っ張っていくように脚色した」と述べた。

また「2人の奇妙なロードムービーとここから来るコミック、ヒューマンを重点的に構成し、演出的にもそのような部分に集中した。“誘拐”という刺激的な題材だが、この題材をなるべく避けようとした。家族という意味について再び考えてみる作品になれば嬉しい」と付け加えた。

劇中、ユン・ゲサンは未熟で心の弱い誘拐犯のキム・ミョンジュン役を演じ、パク・ソンフンは素早い判断力と冷徹な分析力を持つ強力班の刑事パク・サンユン役を務めた。キム・シンロクは誘拐事件の企画者で、なかなか本音が分からないキム・ミョンジュンの元妻ソ・ヘウン役に扮する。記憶を失った天才少女チェ・ロヒ役はユナが務める。

ユナは、500対1の競争率を勝ち抜いてロヒ役に最終的に選ばれて目を引いた。彼女は初めて主演を務める感想について「プレッシャーがなかったとしたら嘘だ。このように登場シーンが多いのも初めてだ。セリフや登場シーンが多いから、もっと自由に演技できるように頑張った」と述べた。

続いて彼女は、ユン・ゲサンについて「とても面白かった。よかった」と笑いながら答えた。また「最初は(ユン・ゲサンさんを見て)『わぁ、かっこいい役者さん』と思ったが、撮影すればするほどファンになった。かっこいい先輩の方々のおかげで、楽しく撮影できた」と出演陣への愛情を示した。

パク監督はユナをキャスティングした理由について「演技スクールに通ったことがなくて、典型的な演技という感じがなかった。それが印象的だった。また、凍り付いていた別の志願者に比べて、彼女からは大人の俳優のように余裕が感じられた。そのような姿がロヒにぴったりだと思った」と語った。

ユン・ゲサンもユナについて「彼女と一緒にする撮影現場は幸せだった。この前に出演した『ニュースルーム』でも言及したが、彼女を見て娘がほしいと思った。とても楽しかった」と述べた。

パク監督は「原作でミョンジュンとロヒのケミがとても面白かったし、韓国では珍しい題材だったので、このようなストーリーでドラマを作りたいと思っていた。事件を追加してスリルを倍増させた。そのような部分でもう少し劇的な感じとユーモア、監督的なポイントを強調した」と伝えて作品への期待を高めた。

ユン・ゲサンも「いい俳優たちが多く合流した。演技する姿を見るのが、注目ポイントになると思う。気軽に楽しめる作品になると思う」と説明した。

「誘拐の日」は、韓国で9月13日午後9時より放送がスタートする。

記者 : イ・イェジュ、写真 : ハン・ヒョクスン