Vol.1 ― ASTRO ジンジン&ラキは“配慮キング”な2人!?ユニットアルバム「Restore」は全曲セルフプロデュースの自信作

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ASTROのジンジンとラキが、ユニットアルバム「Restore」を1月17日にリリース。ASTROメンバーの中でも作詞・作曲に主軸を置き、音楽的力量を見せてきた2人は、今回のミニアルバムで全曲の作詞・作曲、プロデュースに参加している。

ラップ・ボーカル・パフォーマンス・プロデューシングまで完璧なオールラウンダーへと変貌を遂げる2人が、今回、ユニットデビュー前の心境や曲の制作秘話などをインタビューでたっぷりと語ってくれた。前編では、ジンジン&ラキだけが持つケミストリーについて、そしてアルバム「Restore」の制作エピソードをお届けする。

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――ASTROの2番目のユニットですが、2人でユニットを組むことは予想されていましたか?

ジンジン:普段からラキと僕はとても気が合うので「次は僕らじゃないかな?」と思っていました(笑)。

――ユニットを組むと決まった時のお気持ちは?

ジンジン:ついに僕らの音楽をお見せできる時がやって来たと思いました。僕らは作詞・作曲をやってきたメンバーなので、うまくお見せできるだろうという自信もありました。

ラキ:ジンジン兄さんとは一緒に作業をする機会も多かったので、いつか一緒にユニットを組むのではとは思っていましたが、実際に決まってからは「やってやろう!! これまでやってきたことを見せる時が来たようだ。ジンジンとラキだけのシナジー効果を見せよう」という覚悟を持ってアルバムを準備してきました。


2人だけのケミストリーは“配慮キング”

――ASTROの1番目のユニットで活動したムンビンさんとサナさん、MJさんのソロ活動を見てどんなことを感じていましたか?

ジンジン:しっかりと準備をして、満足ができる結果を出せたと思います。その姿を見て、僕たちも期待に応えられるようなステージを作ろうという気持ちが大きくなりました。

――今回のユニット活動について他のメンバーからどんな言葉をかけられましたか?

ラキ:まず「曲がいいね!!」と褒めてくれたので気分がよかったです(笑)。そして、ムンビンとサナはアドバイスをしてくれました。「曲を聴いたらとても楽しい感じがするけど、ステージでもポイントをうまく活かせばとても楽しい曲になりそうだ」とか「ラップだけで作るステージもよさそうだ」とか、いろんな意見を出してくれたんです。

――ASTROの中で、ジンジン&ラキだけが見せるケミストリーは?

ラキ:配慮キング!!

ジンジン:そうですね~。お互いにとても気を遣うタイプなんです。ラッパーとして息を合わせなければいけない場面が多いですが、自分だけが欲張ろうとしないで、お互いを配慮し合っている姿が僕らのケミストリーではないかと思います。

ラキ:これまでもお互いの配慮によっていい結果を得られてきたし、新しいチャレンジにもうまく対応してきたと思います。2人ともとりあえずやってみようという前向きなマインドを持っているので、今回もこのようないいアルバムを完成させることができました。

――見る人たちを元気にする“人間ビタミン”の2人。ジンジンさんはラキさん、ラキさんはジンジンさんのどんなところが“人間ビタミン”だと思いますか?

ジンジン:ラキは情熱あふれる人だから、見ている僕も影響を受けて情熱的になります。いつどんな瞬間でも一生懸命で情熱的なので、見ていて気分がいいです(笑)。

ラキ:ジンジン兄さんは明るいエネルギーを持っていると同時にカリスマ性もあって、カッコいいです。ステージでは生まれ持っているハッピーな雰囲気でみんなを癒してくれます。カッコよくもあり、なにをしても上手で、それがジンジン兄さんの魅力です。


「一息つこう」休暇のようなアルバムに

――全曲セルフで作詞・作曲・プロデュース、パフォーマンスのプロデュースまでをされたとのことで、まずタイトル曲の「Just Breath」の制作秘話を聞かせてください。

ジンジン:「Just Breath」は、ASTROが「After Midnight」の活動をしていた頃に話があがっていました。「一息つこう」というキーワードがまず出て、そこからアルバムの制作に参加するようになり、どんなアルバムにしようかとたくさん悩みながらできた曲です。アイディアを出し合ったり、ミュージックビデオや全体のプロデュースにも関わるようになって、順調に仕上がりました。

――パフォーマンスの見どころは?

ラキ:ASTROでお見せしている清涼感やカッコいいパフォーマンスというよりも、曲に合わせて自然に出てくるようなダンスや表情ですね。カラオケで歌いながら自然とリズムに乗るような感じで、見たら自然とマネをしたくなるような楽しいダンスになっています。

ジンジン:全体的に、見る人たちが楽しくなるような、誰もが簡単にマネができるようなダンスになっています。

――ミュージックビデオの制作秘話を聞かせてください。

ジンジン:監督さんとお会いして、僕らが準備していった絵コンテを持参して事前に会議をしました。監督さんとのシナジー効果で「一息つこう」というメッセージがわかりやすく伝わるミュージックビデオに仕上がったと思います。気軽に聴ける曲なので、映像も直接的でわかりやすいほうがいいという意見を僕らが出して、実際にその通りのものが表現できたので満足しています。

――ミュージックビデオの撮影で苦労したことは?

ラキ:今回はまったくなかったですね。休暇みたいなアルバムにしたかったので、楽しい雰囲気で撮影できました。ミュージックビデオを見ていただけたら、僕らが楽しんでいる雰囲気が伝わると思います。曲にも映像にも僕らの明るいテンションがたくさん詰まっているので、皆さんの気分もきっとよくなると思います(笑)。


後輩Weki Meki チェ・ユジョンとのエピソードも!

――収録曲のうち「Lazy」と「Lock down」はジンジンさんが作った曲ですが、制作秘話を聞かせてください。

ジンジン:「Lazy」は、誰もが“怠ける”ことに対して考えたり、経験したことがあるだろうと思って、それを現実的に表現してみようと作った曲です。だから横になっている姿とか、忙しく過ごした後に休む時間などを想像して、悩みながら作りました。「Lock down」は、タイトルに二重の意味があります。今の状況になって「ある都市がロックダウンされた」という感じでたくさん聞くようになった単語でもあり、英語ではもともと「手中に入れる」という意味もあります。そのように「ラキとジンジンがステージにあがって僕らだけの空間を作り、ロックダウンから起き上がる」という前向きな想いを思い込めて作りました。

――「Lazy」はWeki Mekiのチェ・ユジョンさんをフィーチャリングしていますが、ユジョンさんが参加することになった経緯は?

ジンジン:ユジョンは親しい妹分なのですが、彼女の声にとても似合うような気がしたのと、女性のキーの中でも高いキーの部分でユジョンの声が頭に浮かんだのでお願いしたんです。幸いユジョンも「当然、やらないと!!」と引き受けてくれたので、このようなフィーチャリングが実現しました。

―― 一緒に作業をしてみての感想を聞かせてください。

ジンジン:僕がガイドをしながらレコーディングしたのですが、ガイド以上によく声が出て、高いキーの部分もとてもうまくこなしてくれて、曲の雰囲気と合っていてよかったです。また、ユジョンのファンの方々にとっては新しさも感じられて、違う魅力を発見できる曲になっていると思います。

――ユジョンさんは曲を聴いてなんと言っていましたか?

ジンジン:曲はすごくいいと褒めてくれましたが、最初は自信がないと言っていました(笑)。だから「大丈夫。軽い気持ちでリラックスして来て」と言いました。とてもプレッシャーを感じていたようですが、レコーディングしているうちに緊張がとけて、とてもうまくやってくれました。


「新しいものを発掘するために、毎日忙しく過ごしています」

――「Complete Me」と「CPR」はラキさんが作った曲ですが、紹介をお願いします。

ラキ:「Complete Me」は、ユーモア・セクシーとか、天真爛漫セクシーと表現したい曲です。セクシーな感じをお見せしたいと思ったのですが、暗い雰囲気よりはキュートな感じのセクシーがよさそうだと思って作業を始めました。歌詞の内容としては「好きな女性によって完成する僕」「彼女が望む人になる」というもので、好きな人のために少しずつ変わっていく姿、完成していく姿を表現しています。トレンディなダンスポップジャンルの曲にアレンジしたので、どこかで聴いたことがありそうなメロディでありつつもトレンディに感じる曲だと思います。「CPR」はポップバラード曲なのですが、1曲を通して僕がポップバラードを歌うのは初めてだし、僕が作った曲という点でも意味深いと思います。歌詞は「かつて愛していた女性に今は心臓が反応しなくなった。その心臓が初めの頃のように反応したらいいのに」という気持ちを「CPR(心肺蘇生法)」に例えて表現しました。複雑な感情を含んだ歌詞ですが、メロディはとてもリラックスできる聴きやすい曲です。

――「CPR」に例えたのが独特ですが、どこからアイディアを得たのですか?

ラキ:曲作りのアイディアのためにずっとYouTubeを見ていたんです。曲の内容はほぼ固まっていたのですが、なにかキーワードになるようなものがあればいいなと思って探していたら心肺蘇生法の動画を見つけて、「CPR」という響きがきれいですっきりしているから気に入りました。それで心肺蘇生法をテーマに曲を作ろうと決めたんです。

――ラキさんの場合は俳優活動もしていたので、大忙しだったのでは?

ラキ:ありがたいことに多くのお仕事をいただいて、その最中にアルバムも出すことになったので、最初は心配もありましたが、ジンジン兄さんとは長い間一緒にやってきたから、僕が他のスケジュールで動けない時はジンジン兄さんが動いてくれたり、密に連絡を取り合って会える時は直接話してというふうに、たくさんの会話の末に一つずつ整理をして進行できました。

――自身の音楽性やパフォーマンス力を高めるために普段から心がけていることはありますか?

ジンジン:僕はできるだけいろんなジャンルの曲を聴くように努力をしています。

ラキ: 演技に挑戦したり、アルバムを出したりと、多くのものをお見せしなければいけない時期なので、多様なジャンルの作品を見て吸収したり、頭の中でアイディアを練ったりしながら、学んだことをすぐ形にして、新しいものを常に発掘するために毎日を忙しく過ごしています。


「これまでの努力を決算」アルバムに自信

――アルバムタイトルの「Restore」や「Lock down」「CPR」という曲名などを見ると、今の状況下でのもどかしい心境が反映されているような気がします。

ジンジン:そうですね。アルバムの企画意図が、しばられた世界から飛び出して癒されてほしい、この状況に一緒に打ち勝とうというものなので、自然とその方面からアイディアを得て曲を作るようになりました。

――今回のアルバムは、これまで数々の曲を作ってこられたおふたりの集大成といえるでしょうか?

ジンジン: ASTROとして表現するものとユニットで表現するものはまったく違うものなので、これまで努力しながらやってきたことを決算するアルバムになったと思います。2人が作ってきた曲、特にタイトル曲の「Just Breath」は完成度がとても高いので、歴代最高のアルバムだという自信を持っています。

ラキ:ある程度のプレッシャーもあったし、ワクワクもしたし、いろんな感情が混じり合って準備したアルバムでしたが、自信を持って作業できました。なにかをやり遂げたという達成感もあるし、結果的にクオリティの高いアルバムができたのでうれしいです。今まで経験を積んできたことでまだまだお見せしたいものがたくさんあるので、これからもゆっくりとひとつずつお見せしていきたいです。

取材:安部裕子

■リリース情報
1stミニアルバム「Restore」
好評発売中

<収録曲>
01. Just Breath
02. Lazy [Feat. チェ・ユジョン(Weki Meki)]
03. Lock down
04. Complete Me
05. CPR

【タワーレコード限定特典】
①「JINJIN & ROCKY応募特典」応募用アクセスカード
②タワーレコードだけのメンバー個別ポストカード(全4種のうちランダム1種)

<応募特典内容>
①オンライントーク会(メンバー2人と各1分間ずつ、合計約2分) 30名
開催日程:2月20日(日)15:00~16:30予定
※進行状況により、トーク会の時間が前後する場合がございます。時間の余裕を持ってご参加ください。

②JINJIN & ROCKYがあなたの名前を呼んでくれるメッセージ動画 20名
※メンバーの動画コメントを視聴期間中あなただけが視聴できます。
※動画の視聴にはアクセスコードが必要です。大切に保存をお願いします。

<応募締切日時>
~2月13日(日)23:59まで
※上記応募締切日時を過ぎたご応募は無効となります。あらかじめご了承ください。

<当選発表>
2月14日(月)18:00予定

<対象店舗>
・タワーレコード、TOWERmini全店
・タワーレコード オンライン

商品・応募方法の詳細はこちら:https://astro-official.jp/contents/490853

■関連サイト
ASTRO日本公式サイト:https://astro-official.jp/

記者 : Kstyle編集部