ハン・イェリ、映画「ミナリ」がアカデミー賞にノミネートされた感想を語る“努力が実ったと感じだ”

MYDAILY |

写真=PANCINEMA、A24
女優ハン・イェリが、映画「ミナリ」が米・アカデミー賞で6部門にノミネートされたことについて、感想を伝えた。

ハン・イェリは最近、映画「ミナリ」がアカデミー賞の6部門にノミネートされたことについて、感謝の挨拶を伝えた。今月15日(現地時間)に発表された「第93回アカデミー賞」候補リストで、ハン・イェリ主演の映画「ミナリ」がアカデミー賞の最高の栄誉と呼ばれる作品賞をはじめ、監督賞、助演女優賞、主演男優賞、脚本賞、音楽賞の6部門にノミネートされた。

アカデミー賞は、アメリカの映画業者と映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が主観する米最大の映画賞で“オスカー賞”とも呼ばれ、世界中の人々の関心を集めているイベントだ。これに先立って公開された予想候補では、ハン・イェリが直接歌った「ミナリ」のOST(挿入曲)「Rain Song」が、韓国で初めて主題歌賞部門に名をあげ、話題を集めたことがある。今回のアカデミー賞6部門ノミネートのニュースは「ミナリ」が世界映画界で新しい記録を立てたという好評を受けて、国内外の注目を集めた。

ハン・イェリは所属事務所であるSARAMエンターテインメントを通じて「『ミナリ』が多くの方々に愛されているという事実を証明しているようでありがたい」と、アカデミー賞の6部門にノミネートされた感想を伝えた。また「ユン・ヨジョン先生は韓国人女優として初めて助演女優賞候補に名を挙げ、スティーヴン・ユァンも韓国系アメリカ人として初めて主演男優賞にノミネートされて嬉しい。私が好きな方々の努力が、実った感じがして嬉しかった」と伝えた。

特に「チョン・イサク監督とエミール・モッセリ監督、ユン・ヨジョン先生とスティーヴン・ユァンが成し遂げた成果に、私が少しでも役立てた気がして嬉しい」と伝え、候補に名をあげた出演陣にお祝いの言葉を伝えた。最後にハン・イェリは「毎日、撮影が終わってから一緒に集まってお互いを応援し、慰めていた食事の時間が一番記憶に残っている。必ずまた会って、祝ってあげたい」と述べ“チームミナリ”への愛情と挨拶を伝えた。

ハン・イェリが主演を務めた映画「ミナリ」は、「第36回 サンダンス映画祭」の最高賞である審査委員大賞を皮切りに、「第78回 ゴールデングローブ授賞式」「2021 クリティクス・チョイス・アワード」など世界の有数映画祭と授賞式、協会で通算91冠王を達成してその作品性を証明した。ハン・イェリは「『ミナリ』の成功キー」「今年の偉大な演技」など海外メディアの好評と共に、マガジン「VOGUE US」「the CUT」「Harper's Bazaar US」など各メディアとファッション誌で単独インタビューを行うなど、グローバルな活躍で連日話題を集めた。

また「2021 ゴールドリスト授賞式」の主演女優賞の受賞と共に、米メディア「Variety」が選定した「オスカー賞主演女優賞有力候補 BEST5」、「ハリウッドリポーター」の「オスカー賞主演女優賞予想候補」などに言及され、“チームミナリ”のアカデミー賞での期待感を高めた。

ハン・イェリは映画「ミナリ」で、2人の子供の母親であり、新しいスタートを夢見る夫と共に希望を探して慣れないアメリカに移民した人物モニカ役を演じた。

2007年に映画「キリンとアフリカ」でデビューしたハン・イェリは、多数の自主製作映画に出演、2012年「ハナ ~奇跡の46日間~」で「第49回 百想(ペクサン)芸術大賞」で新人女優演技賞を受賞した。その後、映画「海にかかる霧」「最悪の一日」「春の夢」など自主製作映画と商業映画を行き来しながら多様なキャラクターを演じただけではなく、ドラマ「六龍が飛ぶ」「青春時代1、2」「緑豆の花」などを通じて幅広いジャンルを行き来しながら繊細な表現力と感動を届ける演技で、信頼を築いてきた。

着実な作品活動で人々に共感と癒しを届けてきたハン・イェリは、繊細な演技力を土台に「ミナリ」を通じて暖かい響きを伝えて、観客を魅了した。国内外メディアの好評に続いてハン・イェリは、25日に開幕する「第8回 marie claire映画祭」初のアンバサダー抜擢及び「ハン・イェリ特別展」を開催するというニュースまで伝え、映画界を盛り上げている。

ハン・イェリが主演を務め、アカデミー賞の6部門にノミネートされた映画「ミナリ」は、現在韓国の劇場で上映されている。

記者 : クォン・ヘミ