「ノクドゥ伝~花に降る月明り~」キム・ソヒョン、女装したチャン・ドンユンとの美貌対決も話題に!“本当に美しくて私はしたくないと…”

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。

チャン・ドンユン×キム・ソヒョンの次世代ドリームカップルが誕生! 王宮ロマンティックラブコメディ「ノクドゥ伝~花に降る月明り~」のDVDが好評発売&レンタル中。

繊細な演技で“時代劇の女神”と称されるキム・ソヒョンは本作で、トレードマークの長髪を切って男勝りな妓生見習いに扮し、これまでにない明るくおてんばなヒロインを演じてファンを唸らせた。

この度のリリースを記念して、キム・ソヒョンのオフィシャルインタビューが到着! チャン・ドンユンやカン・テオら共演者への印象から20代になってからの変化についてもたっぷりと語っている。

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――「ノクドゥ伝」に出演を決めた理由を教えてください。

キム・ソヒョン:最初に監督が出演を提案してくださいました。もともと私は原作漫画のファンだったんです。ウェブ連載の時から読んでいたのですが、偶然ドンジュ役での出演のお話を頂きました。最初は引き受けようか悩みましたが、やってみたいと思い決心しました。

――もともとウェブ漫画がお好きなんですか?

キム・ソヒョン:撮影がある時は読めませんが、普段はよく読みますね。いろいろ探して楽しんで読んでいます。まさかこの作品に出演することになるとは思わず、ビックリしました。

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――役柄の魅力についてご紹介ください。

キム・ソヒョン:ドンジュというキャラクターは、ドラマ序盤で女装したノクドゥ(チャン・ドンユン)と出会います。ご覧になれば分かると思いますが、序盤でのドンジュは無愛想でそっけない人物に見えるかもしれません。ですが本当の彼女は、優しくて人に好かれる心の温かい人物なんです。ドラマが進むにつれて彼女を好きになり徐々に愛着が湧く、そんな人物だと思います。序盤よりも回を重ねるごとに魅力が増す人物ですね。

――「トン・ドンジュ」という役名にどんな印象を抱かれましたか?

キム・ソヒョン:原作を読んでいたので違和感はありませんでした。でも周りの人に役名を話したら、皆さん面白がっていました。なにせ「トンドンジュ」(※お酒のマッコリの一種の名前)ですからね(笑)。登場人物の名前が皆食べ物の名前なので。名前を呼ぶと親近感が湧いてよかったです。


自らおかっぱ頭に「刃物は本物で…」

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――ドンジュは時代劇では珍しくおかっぱ頭でしたが、それをどのように感じましたか?

キム・ソヒョン:そこは制作陣も悩んだようです。原作がおかっぱ頭なのでそれを生かしたかったんです。また、髪を切った理由がドンジュという人物を表す大事な部分でした。私にとっても短い髪はチャレンジでした。これまでの長い髪を切って、短い髪でドラマに出るのは初めてだったので、とても新鮮でした。でもドンジュのキャラクターに、短い髪はとても合っていましたね。時代劇なので少し違和感があるかもしれませんが。

――ドンジュは自分で髪を切ります。あのシーンについてエピソードはありますか?

キム・ソヒョン:私が切ったのは、結んだ髪で、つけ毛だったんです。刃物は本物を使ったので当然ちゃんと切れます。でも私が使ったのは小さい刀だったので、一発では切れなかったんです。だからステーキを切るように何度か刀を動かして、少しずつ切っていきました。ヘアーを扱うメイクアップチームやカメラマンの皆さんは大変で、あの撮影ではとても気を使いましたね。

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――ドンジュは踊りが下手ですよね。キム・ソヒョンさん自身はいかがですか? 得意ですか?

キム・ソヒョン:ダンスですよね。やらざるを得ない状況で一生懸命練習すれば、それなりに踊れるかもしれません。ただ、もともとダンスや歌は得意ではないんです。だから上手とは言えませんね。

――テレビで披露してほしいですね。

キム・ソヒョン:テレビでですか? もしそうなったら、血のにじむような練習をしてから披露します(笑)。


「子役と共演すると…不思議な気分になります」

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――チャン・ドンユンさんはどんな相手役でしたか?

キム・ソヒョン:ドンユンさんとは初めての共演ですが、とてもエネルギッシュな方でした。メイキング映像を観れば分かりますが、彼の明るさにつられて撮影現場も笑い声の聞こえる明るい現場でした。大変な時も現場の皆が笑顔で撮影に臨めるように、いい雰囲気を作ってくれました。本作は撮影前の準備が長かったんですが、何度も一緒に練習をしたのでとても親しくなりました。だから演技がしやすかったですね。

――ドンジュとノクドゥの美貌対決も話題になりました。ノクドゥの女装姿はいかがでしたか?

キム・ソヒョン:ノクドゥの女装姿は美しかったですね。練習の時にも何度か女装姿を見ていましたが、最初は「意外と似合ってる」程度に思っていました。でも本番では本当に美しくて、スタッフも俳優たちもほれぼれしていました。それに比べてドンジュは、特に美人という設定ではなかったんです。ドンジュは女性らしく振る舞うわけでもなく、まるで男の子みたいに歩き回り、外見も気にしません。でも「美貌対決」と言われたので、「私は対決したくない」と断っていました(笑)。

――チャン・ドンユンさんが女装するところを見ましたか?

キム・ソヒョン:見ていないですね。秘密にしていたみたいです。準備期間中は私の隣の部屋で女装をしていたようですが、扮装中の姿は誰にも見せず、終わったら出てきて皆を驚かせていました。でも……本番の時は女装する過程は見ましたね。

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――寡婦村の方たちとの共演はいかがでしたか?

キム・ソヒョン:烈女団の方たちとのやり取りが多かったんです。烈女団のメンバーは3人なんですが、彼女たちが来るだけで現場が明るくなりました。何を言っても面白くてとにかく楽しいので、現場には笑いが絶えませんでした。撮影に疲れている時も、烈女団を見ると癒やされましたね。姿が見えないと寂しくて、つい彼女たちの姿を捜してしまうほど。皆の支えでありパワーの源でもあり、本当にありがたかったです。視聴者の方たちにも人気があったので、横で見守っていた私もうれしかったです。

――カン・テオさんとの共演はいかがでしたか?

キム・ソヒョン:テオさんはとても真面目な方ですね。落ち着いているのにユーモラスな面があります。現場では皆への配慮を忘れませんし、本当のお兄さんのように私をからかったり、よく話も聞いてくれました。そんな関係だったので演技もしやすかったですね。本番となると集中力がすごいんです。私とのシーンでも雑談もせず演技に集中していたので、私も一緒に集中できました。演技に対してはいつも真剣でしたね。

――キム・ドンフィ監督はどんな方ですか? 演技についてどんな指示がありましたか?

キム・ソヒョン:「ラジオロマンス」というドラマに出演した時、当時PDだった監督と一緒に仕事をしましたが、今回は監督でしたね。監督はとてもエネルギッシュな方です。すごくアクティブで情熱的な方なので、「情熱的な監督」とお呼びしています。監督は挑戦してほしいことを率直に言ってくれますし、アイデアもたくさん出してくれました。ドラマ序盤では、どう演技したらいいか迷う場面がありましたが、それも受け止めてくれて、いろいろやってみようと試行錯誤することを勧めてくれました。チャレンジさせてくれるので撮影が楽しかったですね。監督のおかげで本作も明るいドラマになったと思います。

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――光海君役のチョン・ジュノさんとの共演もありましたが、大先輩との共演の感想をお聞かせください。

キム・ソヒョン:やはり大先輩ですから緊張もしていましたし、近寄りがたいなと思っていました。でもいざ現場でお会いしてみると、とても気さくな方でした。台本の読み合わせの時から、おいしい物をたくさん差し入れてくれるんです。後輩たちとコミュニケーションを取ろうとしているのが感じられたので、私たちも気楽に接することができました。冗談を言い合ったり。ジュノさんは真面目に見えますが、実はまるでいたずらっ子のような、すごく面白い方なんです。だから現場は和気藹々としてました。また、ジュノさんの演技を見ていろいろと学びました。

――次はエンドゥ役のパク・ダヨンさんについてです。スヒョンさんご自身も子役でしたよね。子役と共演する時はどんな気持ちになりますか?

キム・ソヒョン:子役と共演すると……私も子役だったので何だか不思議な気分になりますね。でも昔の自分を見るような気持ちではありませんでした。ただ子役の苦労とか大変だと感じてた点をカバーしてあげたいなと、そういう気持ちです。私で役に立てることなら協力したいなと思いました。ダヨンは子供なのに本当に演技が上手なんです。ありのままのダヨンで演技をするんですが、その演技に毎回驚きそして感動しました。ダヨンは面白くてけなげでかわいいので、共演できて幸せでした。


撮影現場は和気藹々「深刻なシーンで笑わせられると…」

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――印象に残っているセリフや場面を教えてください。

キム・ソヒョン:印象に残っているシーンは、ドンジュがブランコをこぐシーンです。視聴者の方からも好評でしたが、私にとっては難しい撮影でした。セリフがなくブランコに乗るだけなのですが、その中でドンジュの過去と現在が交錯します。ノクドゥの力を借りて過去のトラウマを克服する意志を見せなければならず、難しいシーンでした。それにブランコは意外と動きが激しいんです(笑)。風も吹いてましたし立ち乗りもしていたので、感情を保つのに苦労しましたね。でもいい出来でした。ドンジュにとって意味のある大事なシーンだったので、今も心に残っています。それから……ノクドゥとドンジュのシーンがよかったです。終盤にもブランコの広場でのキスシーンなど、いい場面があります。でも私は序盤の女装をしたノクドゥとドンジュのやり取りが好きです。妓楼で同部屋になった時の2人の姿が記憶に残ってます。私にとってはあの時の2人が印象深いですね。

――後半に進むにつれて衝撃的な展開もありました。台本を受け取った時に最も驚いた展開は?

キム・ソヒョン:ユルムがのちに国王の仁祖となる綾陽君だったということを台本を読んで知り、衝撃を受けました。序盤では料理好きでイケメンで優しい好青年だとしか思ってなかったんです。ですが中盤から全然違う人物になります。思わずユルムに対して怖いと感じ、嫌悪感を抱いてしまうほどでした。ユルムの正体が分かった時が一番ビックリしました。

――本作は前半と後半のトーンがかなり違いましたよね。こうしたトーンの変化の中で何に気をつけて演じましたか? 気を使った部分などはありましたか?

キム・ソヒョン:ドンジュの気持ちの変化ですね。本作は展開が早いドラマですが、それに比べてドンジュの感情や状況は急激には変わらないんです。だからもどかしく感じるかもしれません。ですが、その理由を視聴者の方にも理解してもらおうと努力したつもりです。ドンジュの感情はゆっくりと変わっていきます。まるで階段を1段ずつ丁寧に上がっていくようにです。最初はドンジュがどんな人かよく分からないと思われても、徐々に理解される人物として演じたいと思いました。自分なりに考えたディテール、細かい感情の変化を、少しずつ積み上げながら彼女の気持ちを表現しました。目に見えない土台を作っておかないと、あとで人物が際立たないのでそこが難しいですね。

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――メイキング映像を観ると和気藹々としてますね。現場で最も楽しかったことや印象に残っているエピソードはありますか?

キム・ソヒョン:私は笑い上戸なので、理由もなく笑ってしまうんです。本当に道を歩いているだけでも笑ってしまうくらい(笑)。なので1つを選ぶのは難しいんですが、撮影現場にいるだけで私は幸せでした。撮影の瞬間も好きでした。他の現場と少し違いましたね。男女の甘いロマンスシーンを撮影する時などは、普通は俳優たちが集中できるように周りも静かにするんです。でも本作の監督やスタッフはとてもおしゃべりで、誰かをからかったり冗談を言ったりしていました。そのおかげか、キスシーンも緊張せず重圧も感じず撮影に臨めました。冗談を楽しみつつ気負わずに演じられて、何が起こるか分からないけど楽しい現場でしたね。でも、深刻なシーンで笑わせられると……つらかったですね(笑)。「撮影が終わらないからやめて!」と叫んでました(笑)。

――本作だからこそ表現できたと思うことや、新たな学びがあって成長できたと感じた点は?

キム・ソヒョン:今までさまざまな役を演じてきましたが、こんなふうに無愛想な話し方をする役を演じるのは初めてだったと思います。ドンジュと似た性格の人物は演じたことがありますが、結果的には既存のキャラクターとはだいぶ違いが出ました。似ているとはいえ違う人物に見えるべきだし、私も自分の演技が以前とは違うと感じました。本作では自分の演技にも変化があったと思います。


10代から20代へ…一番大きな変化は?

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――撮影が終わったら一番やりたいことはなんでしょうか?

キム・ソヒョン:旅行ですね。旅に出たいです。撮影中は地方都市に滞在するか伝統家屋のセットにずっといたので、外国へ行きたいです。韓国以外ならどこでもいいです(笑)。

――撮影がないオフの時はどんなふうに過ごしてますか。

キム・ソヒョン:もともと映画を観るのが好きなのですが、以前は誰かと映画館へ行ったり、家で観たりしていました。1人で映画館へ行くことは大人のロマンだと思っていて、最近は1人で行くんです。撮影が休みの日にも1人で映画館へ行き、疲れを癒やしていました。1人で見る楽しさというのがあるんです。

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――「時代劇の女王」と呼ばれていますが、いかがですか?

キム・ソヒョン:そう呼ばれることに、まだ自分ではうなずけないですね。子役時代に時代劇に出演し、その時のキャラクターが話題になったことはあります。でも時代劇の経験が豊富とは言えません。今はもっと経験を積む時期ですし、「女王」と呼ばれるには時期尚早だと思っています。

――10代から20代になり、一番大きな変化は何ですか?

キム・ソヒョン:一番大きな変化は……俳優ではなくても当てはまることですが、「選択に責任を持つ」という覚悟が芽生えたことが大きな変化ですね。演じることも自分の選択ですし、結果に責任を持たなくてはなりません。だから慎重になりました。日常や仕事においてその覚悟が生じたことが、最も大きな変化だったと思います。

――日本の視聴者の方にメッセージもお願いします。

キム・ソヒョン:「ノクドゥ伝」は女装をして寡婦村に潜入したノクドゥと、妓生になりたくない男勝りなドンジュの明るく楽しいストーリーのドラマです。日本の視聴者の皆さん、どうぞ楽しんでくださいね。トン・ドンジュと「ノクドゥ伝」を応援してください。よろしくお願いします。

■リリース情報
「ノクドゥ伝~花に降る月明り~」

●DVD-SET1&DVD-SET2
特典DVD付きで好評リリース中!
¥16,200+税

●レンタルDVDリリース
好評レンタル中 Vol.1~16

※U-NEXTにて独占先行配信中

2019年製作/韓国/全18話/原題:ノクドゥ伝
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
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■関連サイト
「ノクドゥ伝~花に降る月明り~」公式サイト:https://kandera.jp/sp/nokudu/

記者 : Kstyle編集部