日韓の芸能界を揺らしている解散騒動…KARA&SMAP、両グループの行方は?

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写真=TVレポート DB
最近日韓の芸能界には大きな騒ぎがあった。両国で大きな人気を博している二つのグループ、KARAとSMAPの解散をめぐる騒動があったためだ。KARAは結局主要メンバーたちが所属事務所を離れ、解散の道を歩むことになったが、SMAPはグループ存続の方向も見えているようだ。

KARAの所属事務所であるDSPメディアは15日、メンバーであるギュリ、スンヨン、ハラの専属契約を終了したことを発表、3人が所属事務所を離れることを選んだのだ。日韓両国で大きな人気を博し、数回解散をめぐる騒ぎがあるなど紆余曲折の9年を過ごしたKARAは、結局各自の道を歩むことになった。すでにグループから離れたニコルと知英(ジヨン)がそれぞれ歌手と女優として日本で精力的な活動を展開している中、所属事務所に残っているヨンジ、そして新しい所属事務所を探している3人の今後の活動に人々の関心が集まっている。

KARAの解散が濃厚となっている中、ジャニーズ事務所所属のSMAPの事態はまとまる様子も見せている。グループ存続の雰囲気がとれる報道が出てきているのだ。リーダーの中居正広が大きく後悔をにじませているとの報道が出た中、残留を宣言した木村拓哉がこれまでの沈黙を破ってグループ存続のために本格的に乗り出したと複数の日本のメディアが報じた。

問題は創業者のジャニー喜多川氏と副社長のメリー喜多川氏が今回の独立騒動に大きな怒りを感じているというところだ。ジャニーズ事務所の関係者はメディアとの取材で「社長と副社長が、今回の騒動を起こしたSMAPのメンバーたちを決して再び受け入れることはないと話した」としていた。

また、ジャニーズ事務所の影響力が強力な日本芸能界の特性上、独立をするとしても以前のように精力的な活動ができるとの保証はない。そんな中、これまで沈黙を守っていた木村拓哉が動き出した。SMAPの存続のためにジャニーズ事務所の経営陣を説得し始めたという。スポーツ新聞スポニチによると木村拓哉は15日、ジャニーズ事務所の社長であるジャニー喜多川氏と副社長のメリー喜多川氏に電話をかけ、「あいつらと一緒にやりたい」と直訴したという。

ここ25年間、トップの座にいつづけたSMAPに解散の危機が浮上すると日本ではSMAPのグループ存続を求める声がますます大きくなっている。芸能ニュースは基本的に扱わないNHKのニュース番組でトップニュースとしてSMAPの独立騒動が報じられる他、SMAPの解散を止めるためのSMAPのCD購入運動が始まり、SMAPの代表曲「世界に一つだけの花」が15日付けのオリコンデイリーランキングで9位に急浮上することもあった。あらゆるメディアの芸能ニュースはSMAP関連の記事で埋め尽くされている。SMAPが日本の人々にどのような存在として刻まれているかを端的に見せる例でもある。SMAPのメンバーたちもこのような日本国民の声を意識したのか、グループ存続のために水面下で緊密に動いているという。

ジャニーズ事務所もリーダーである中居正広の後悔や反省、木村拓哉の切実な訴えなどメンバー全員がグループの存続を望み、日本列島が揺れるほど全国民がグループ解散を反対している中、その声から目をそらすことは簡単ではないという意見が説得力を得ている。ジャニーズ事務所側が容易くメンバーたちを追い出すことはできないという分析にも説得力が増している。SMAPの年間売上高は約200億円相当であり、嵐とともにジャニーズ事務所の売上高トップ2の座をキープしている。

記者 : イ・ジホ