Vol.2 ― 「Apink's SHOWTIME」中間点検!メンバーごとのベストシーンは?

10asia |

写真提供=MBC every1「Apink's SHOWTIME」スクリーンショット

Apinkが2年ぶりに披露するケーブルチャンネルMBC every1のリアルバラエティ番組「Apink's SHOWTIME」(以下「SHOWTIME」) が中盤を超えた。ステージの上では“妖精ドル”の純粋な魅力を、ステージの下では素直で気さくな姿を披露する意外な魅力の持ち主Apinkらしく、Apinkは「SHOWTIME」でも自分たちの魅力をアピールしている。「SHOWTIME」の制作陣は先月6日に開催された制作発表会で、「Apink's SHOWTIME」を通じて6人6色の少女たちの魅力を見守るささやかな面白みを提供すると抱負を明らかにした。「SHOWTIME」で発見することができた各メンバーの魅力は何だろう?6人6色のベストシーンを選んでみた。

パク・チョロン:“エルフ女”の意外な魅力+“ロンリーダー”の威厳

「SHOWTIME」でリーダーパク・チョロンが見せたスタートは少し残念だった。バンジージャンプに失敗し、ウォーターパークを楽しむ姿も見せなかったからだ。高所恐怖症と水恐怖症を持っているパク・チョロンに「SHOWTIME」の1、2回目の放送は自身の力量を披露するのに力不足だったかもしれない。そんなパク・チョロンが水を得た魚のように生き生きした瞬間は、5回目のカラオケシーンだった。おじさんファンが好きなApinkの歌に「U You」を選んだパク・チョロンは、カメラに向かって何回も愛の弾丸を送ってハツラツとした“ビーグル(ビーグル犬のようにいたずら好きの意味)美”を存分に発散した。その姿を見たら、本当にバンジージャンプが怖くて涙を流した人なのかという疑問が生じる。「SHOWTIME」の5回目ではリーダーとしてのパク・チョロンのカリスマ性も確認できる。小細工をしようとするユン・ボミに「詐欺しようとしてます!」と言い付ける断固とした言い方や、イケメンを選ぶ時に「情など関係ない」と小さくつぶやくパク・チョロンの姿は、きれいな顔の裏に隠れた“ロンリーダー”のカリスマ性を見せてくれた。願いごとを聞く質問に、個人的な願いの代わりに練習室の施設を交代してほしいと話すしっかりとした姿まで、パク・チョロンは真のリーダーだ。

ユン・ボミ:おにぎり一つでバラエティ番組を作り上げる天才

ユン・ボミはバラエティ番組の天才だ。彼女は「SHOWTIME」の全体的な笑いを率いるApinkのバラエティ番組の核心だ。些細な題材も逃さずに面白いシーンを作り出す天才的な才能を持っている。そんなユン・ボミがスポットライトを浴びる瞬間は、笑いが爆発する瞬間でもある。「SHOWTIME」3回目では日本で行われたユン・ボミのお誕生日パーティーでおにぎりを食べてラップを披露するユン・ボミの姿が放送された。そんなユン・ボミの姿は「飾り気のないガールズグループ」の姿を見せてくれた教科書のようなシーンだ。コントロールビートに合わせてヒップホップ戦士に変身したユン・ボミのこのシーンは、創意力と瞬発力が光を放った瞬間だ。おにぎりを手に取って、おにぎりを食べて、空になったおにぎりの中を確認して「これから満たしていく」と意味まで付与するユン・ボミの姿を見たら、自然に拍手がでてしまう。4回目の放送でチョン・ウンジの弟のために買い物をするシーンでも、ユン・ボミの瞬発力が発揮される。このシーンはよくある買い物のシーンにとどまる可能性があったにもかかわらず、ユン・ボミは黄色いエコバックを背負ってまた違う笑いを誘った。笑いの瞬間を飾るユン・ボミの熱弁まで、ユン・ボミはこれからが本当に期待される妖精界の“バラエティーの神”である。

チョン・ウンジ:気さくな釜山少女の心温まる家族愛

チョン・ウンジはドラマの撮影があり、「SHOWTIME」の前半にはあまりメンバーたちと共にできなかった。5回目の放送で自身の願いは“休み”だと話したほど、チョン・ウンジはメンバーの中で一番忙しい日々を送っていた。そんなチョン・ウンジがApinkに合流する瞬間、Apinkのバラエティ番組のパワーはさらに強まる。チョン・ウンジは気さくな魅力でメンバーを指揮するカリスマ性を発揮し、メンバーたちのタレント性を引き出す船長のような役割を果たす。「SHOWTIME」4回目の“巨峰ギャグ”や5回目のスピーカーを渡された後、挨拶を主導する姿などが視線を引き付ける。ルームメートでバラエティ番組の天才であるユン・ボミと最も息がぴったり合うメンバーでもある。何よりチョン・ウンジは今回「SHOWTIME」を通じて温かい家族愛を見せ、気さくな釜山(プサン)少女の新たな姿を見せた。弟に会いに行くその瞬間から、最後に弟の手紙を読む姿まで、「SHOWTIME」の4回目はバラエティ番組の面白さよりも、チョン・ウンジと弟ミンギくんの愛情でより大きく笑えた放送だった。

ソン・ナウン:ソン女神?実は“モッパンの女神”

デビューの時から最も妖精らしいビジュアルで注目を集めていたソン・ナウンは、“ソン女神”という修飾語がつくほどApinkのビジュアルを担当している。だが、「SHOWTIME」では容貌とは違う意外な“モッパン(食べる番組)本能”を披露し、意外な魅力の最高峰になっている。ユン・ボミが披露するモッパンの場合、本当においしく食べる典型的なモッパンだが、ソン・ナウンのモッパンは意外な食い意地やホダン(しっかりしているように見えて抜けている人) の魅力が見えて、可愛い微笑みが自然に浮かぶ。「SHOWTIME」の3回目でユン・ボミのお誕生日パーティーを準備する時、他のメンバーはパーティーの準備に熱心なのに、メンバーたちが買ってきたコンビニの食べ物やお菓子に視線を固定し、結局は我慢できず袋に入ったパンを開けるソン・ナウンの姿は、モッパンの名シーンだ。その後、すでにパンを食べたのにわかめスープを飲むユン・ボミを見ながら唾を飲み込む姿や、4回目にチョン・ウンジの弟ミンギくんが食べる前に無意識に食べる姿、5回目に自分の願いごととして「今すぐかき氷が食べたい」と話す姿など、毎回ソン・ナウンのモッパンが「SHOWTIME」に盛り込まれ、新しい“モッパンの女神”の登場を予感させる。ちなみに、2回目のウォーターパークで見せたソン・ナウンのダイビングシーンは、“ホダン女神”の登場シーンだ。

キム・ナムジュ:「A.K.A“ネムジュ”、私は“リアクション女王”だ」

キム・ナムジュはApinkの“リアクション女王”としてすでに有名だ。「SHOWTIME」の初回放送で見せた“睨みつけトロット(韓国の演歌)”から分かるように、Apinkの笑いの最後はいつもキム・ナムジュのリアクションで仕上げられる。ユン・ボミのタレント性を後ろで支えながら、さらに面白くするのもキム・ナムジュの才能だ。「SHOWTIME」の序盤、チョン・ウンジがドラマ撮影でなかなか姿を見せなかった時、その空席を埋めたのもキム・ナムジュだ。3回目でユン・ボミと一緒にラップの神に接触する姿、弘大(ホンデ)への外出に浮き浮きして「弘大、弘大、ホンホンホンデ~」と口ずさみながら無我の境地に陥り、結局はユン・ボミが「ナムジュ~」と引き止める姿では、キム・ナムジュのリアクション本能を見ることができる。コミカルに歌詞を変えるのもキム・ナムジュの得意技だ。3回目の放送でユン・ボミのお誕生日パーティーのために直接歌詞を変えた歌と、5回目のカラオケのミッションで失敗を直感して無我の境地に達して歌を歌う姿では、キム・ナムジュが持つずば抜けたタレント性を感じることができる。

オ・ハヨン:まだ番組で見せていない末っ子の魅力とは?

オ・ハヨンは末っ子と思えないほど成熟なビジュアルで視線を引き付けるメンバーだ。「SHOWTIME」1回目の放送からキム・ナムジュ、ユン・ボミとhンスを披露し、メンバーたちがApinkのビジュアル1位に挙げたメンバーでもある。オ・ハヨンがアピールする魅力には、ビジュアルのほかにも、心にグッと来るコメントなどまだちゃんと放送されていない魅力もある。他のメンバーのように頭角を現す名場面は相対的に不足しているが、オ・ハヨンがたまに投げかけるコメントを聞くと、つい笑ってしまう。「SHOWTIME」3回目で鶏の足を食べるモッパンに対してメンバーたちが言う小言に愚痴をこぼす姿、4回目でミンギくんが「5点も可能です」と言ったら、その隣で「マイナス5点も可能ですか?」と話す姿、5回目でテレパシーの点検を主導する姿など、所々に短く映る姿がオ・ハヨンの魅力を推測させる。Apinkのメンバーたちは「SHOWTIME」の制作発表会で「末っ子はカメラがない時は面白いのに、カメラの前では面白くなくなる。でも、今回の『SHOWTIME』では真価を発揮できるだろう」と話した。隠されたオ・ハヨンの魅力がもっと知りたい。

記者 : パク・スジョン、翻訳 : ナ・ウンジョン