俳優イ・ミンホが、世界最高のオープンマーケットに数えられる中国・淘宝(淘宝)の新しい顔に抜擢された。

イ・ミンホは23日、「手机淘宝（モバイル・淘宝）」のCM撮影を行った。撮影現場には5000人を超えるファンが駆けつけ、高い人気を実感させた。

イ・ミンホがモデルとして選ばれた背景について、関係者は「電子商取引において最も重要な信頼と消費者との共感形成のため、中国でブームを巻き起こしている俳優イ・ミンホを抜擢した」と説明した。

淘宝は中国のインターネット企業であるAlibabaグループが運営するオープンマーケットで、1日に最高53億元(約865億円)に達する販売実績と共に、昨年の年間売上だけで1兆元(約13兆円)を記録するなど、中国オンライン市場のシェア80％以上を占めるだけではなく、全世界1位の収益を記録している企業である。

イ・ミンホは、淘宝の初めての外国人モデルとして、中国国内で新鮮な衝撃を与えている。専門家は「イ・ミンホが撮影した『手机淘宝』のCMは、1日に2億人以上が利用するプラットフォームで、世界240ヶ国の輸出入企業が利用している。中国の電子商取引の発展が、韓国企業にも良い機会を提供する見込みだ」と説明した。

イ・ミンホの熱い人気と中国企業への信頼から、CM撮影現場には多くの人々が殺到した。

撮影スタッフは「イ・ミンホを見るために、朝から集まった人々が5000人を超え、それ以上は見積もることもできないほどだった。老若男女を問わず、広州の全ての市民が撮影現場に集まったようだった。200人に達する警備員を配置し、接近を防いだが、撮影が終わるまでその場から離れずイ・ミンホを待っていた」と伝えた。

また「大勢の人の中で、落ち着いて余裕のある微笑みを見せながら集中するイ・ミンホに、みんなが感心した」と付け加えた。

広州一帯での撮影を終えたイ・ミンホは、CM撮影が終わるとすぐ北京に移動し、韓国人としては初めて、30日に生放送される中国CCTV(中央テレビ)の「春節晩会」(日本の「紅白歌合戦」のような番組)に出演する。