「感激時代」ショーケースイベントを開催…音楽とロマンスが息づくロマンチックな時代

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1930年。第1次世界大戦以降、科学の爆発的な発展と共にこれまでになかった経済と文化の黄金期を迎えた時代。まだ銃と刀が横行する前、拳ひとつで勝負を決めて、その勝負を認めたロマンに満ちた時代を描いた。2014年1月15日、韓国で初回放送されるKBS 2TV新水木ドラマ「感激時代:闘神の誕生」(以下「感激時代」)が描く世界だ。

「感激時代」は1930年代の中国の上海と韓国を背景にした韓・日・中のロマンに満ちたチンピラたちが繰り広げる愛と義理、そして友情のファンタジーを描いた感性ロマンチックノワールドラマだ。SS501のリーダーキム・ヒョンジュン、チン・セヨン、キム・ガプス、イム・スヒャン、ソン・ビョンホ、チェ・イルファなどの俳優をはじめ、多数の演技派俳優たちが助演として出演したことも「感激時代」の期待感を高める要因である。イ・チョヒ、シン・ウンジョン、チョ・ドンヒョク、ユン・ヒョンミン、チェ・ジホ、キム・ソンオ、ヤン・イクチュン、チョ・ダルファン、イ・チョルミン、ソン・ジェリム、チョン・ホビン、キム・レハ、パク・チョルミンなど、多くの作品を通じて顔を知らせた俳優たちが「感激時代」で躍動感溢れるキャラクターを演じ、細やかな面白さを加える予定だ。

12月中旬に中国の上海と瀋陽でロケ撮影を行う「感激時代」は2日午後、ソウル江南(カンナム)区駅三洞(ヨクサムドン)THE RAUM(ザ・ラウム)Majestic Ballroomでショーケースイベントを開催した。30人余りに及ぶ全出演者が一堂に会したのも異例だが、それよりも注目を集めたのは1930年代の雰囲気をそのまま持ってきたようなステージだった。映画「ムールラン・ルージュ」を思い浮かばせるチュ・ダヨンの華やかなステージで幕を開けたショーケースは、主演俳優たちが作曲家のキム・ヒョンソクの演奏に合わせて歌を披露して注目を集めた。

最初にステージに上がったのは、国会所属の青木役を務めるユン・ヒョンミンだった。彼は真剣な表情でステージの中央に立ち「恋に落ちた時(When I fall in love)」を見事に歌い上げて拍手喝采を受けた。それに続き、ステージに上がったのはユン・オクリョン役を務めるチン・セヨン。劇中で歌手を夢見る彼女はすでに役に没頭しているようで、キム・ヒョンソクの素晴らしいピアノ演奏に合わせて美しい声で「虹の彼方に(Over the rainbow)」「Fly Me to the Moon」の2曲を歌い、ドラマに対する期待感を高めた。俳優たちの登場も尋常ではなかった。「感激時代」の全出演者は、劇中のシーンを再現するかのようにキャラクターの衣装を着たままステージに登場して、大きな歓声に包まれた。

バラエティ番組に出演して身近なイメージを持つようになったキム・ガプスとソン・ビョンホは、今回の作品を通じて密度の高い演技を披露すると公言した。キム・ガプスは、「ヤクザ最高のボス役を演じた。今までの悪役たちとは少し違うキャラクターを作ってみたい。いつもドラマの中盤で死ぬ役が多かったが、今回はいつ死ぬか分からないので、最後まで生き残るかもしれない」と答えて笑いを誘った。続いてソン・ビョンホは「その時代の最高の狙撃手としてシン・ジョンテを守り、後援する役だ。恐らく、今回の作品を見れば、狙撃の魅力を知ることができるだろう」と答えた。

劇中で熾烈なファイターだが、愛する妹のためならどんな事でもする“純粋男”シン・ジョンテ役を演じたキム・ヒョンジュンは、「KBS 2TV『花より男子~Boys Over Flowers~』で披露した“イケメン”のイメージから抜け出し、より男らしい姿をお見せしようとした」と話し、新しい作品に対する自信を示した。

1930年代を扱った時代劇であるだけに、当代の文化を忠実に再現したことはもちろん、似ているジャンルの他の作品と差別化することが何よりも重要な問題となったはず。これに対し、キム・ヒョンジュンは「1930年代の上海は、当時の韓国よりも50年以上経済と文化が発展していた。時代が変わってもその時代を生きてる人物たちの多様性と感情は大きく違わないと思うし、『感激時代』を出演することになり、知らなかった過去の歴史を一つずつ学びながら楽しく撮影に臨んでいる」と明かした。また、彼は「今回の作品のために筋力トレーニングを行い、アクションシーンの準備もたくさんした。一丸となって寒い中でも情熱的に撮影に臨んでいるので、これからもたくさん期待して欲しい」と伝えた。

記者 : キム・グァングク、写真 : ペン・ヒョンジュン、翻訳 : チェ・ユンジョン