【ドラマレビュー】“侮れない3位”の「7級公務員」その力は何だろうか

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視聴率3位…しかし1位と0.3%差で“接戦”

写真=MBC
MBC「7級公務員」が先発ランナーの恩恵を受けているからだろうか。KBSとSBSでトップスターを全面に押し出した大作ドラマの放送をスタートしたが、全く遅れを取らない様子だ。

視聴率調査会社であるニールセン・コリアによると、14日に韓国で放送されたMBC水木ドラマ「7級公務員」は視聴率12.1%(以下、全国基準)を記録した。これは前日の12.7%より0.6%下がった数値だ。現在12.4%で同時間帯1位となったKBS 2TV「IRIS2」とSBS「その冬、風が吹く」(以下、「その冬」)と0.3%差で接戦を繰り広げている。

「7級公務員」は、多くの面でライバル作品に比べ劣るのが事実だ。しかし「7級公務員」の善戦で水木ドラマ対決の行方は不透明となった。その力はどこにあるのだろうか。

まずはジャンルだ。現在水木ドラマは3社ともジャンルが違う。そのうち「7級公務員」はラブコメを掲げている。しかし、背景が国家情報院であるため、スパイドラマの性格も垣間見れ、チュウォンとチェ・ガンヒの甘いロマンスも楽しめる。ラブコメでも、決して軽くも重くもないストーリーを維持していることが功を奏したと言える。

ここに出演者の熱演も一役買っている。“ラブコメクイーン”チェ・ガンヒは主人公キム・ソウォン役を演じ、ラブリーな魅力をアピールしている。チュウォンもまた、ハン・ギルロ役で主演俳優として遜色無い演技を見せている。また、アン・ネサンとチャン・ヨンナムはベテラン俳優としての存在感を見せており、チェ・ガンヒの両親として登場するイ・ハンウィとキム・ミギョンの演技はドラマに活力を吹き込んでいる。

水木ドラマ対決は2回戦まで終わった。その中で“侮れない3位”の「7級公務員」が、今の流れを維持し、波乱を呼び起こせるのかに注目したい。

記者 : イ・ヨングァン