【スターコラム】B1A4、あなたは何が好き? ― Vol.3

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昨年、初々しい少年のイメージでデビューして1stアルバム「Let's fly」をリリースし、短い休憩を挟んで、間もなくまたアルバムをリリースしたB1A4は、一気に11万人というファンを確保した。デビュー1年目のアイドルグループとしては異例のファンダム(特定のファンの集い)の数であり、他の有名なアイドルグループに引けを取らない人気を博している。1人のB型と4人のA型の血液型を持つメンバーが集まったB1A4。ステージの上では華麗なパフォーマンスと見事な歌唱力で完璧なステージを演出するが、ステージから離れた場所ではただの20代の若者だ。彼らの舞台裏のストーリーを、バロに続きサンドゥルが直接聞かせてくれる。/編集者

NAVER スターコラム:B1A4

バロからバトンを渡された。多少の不安はあるけど、僕もできるという自信を持ってはじめてみる。僕は僕たちの特別な趣味について話そうかと思う。敢えて音楽とステージについては話さず、他の話をしてみるつもりだ。


バロの手

バロは、待機時間や練習時間など、時間があればあちこちどこにでも“ささっと”落書きをする。そして、何気なくその落書きした紙を“さっと”と差し出す。その落書きを見ていると本当に「この子の頭には、一体何が入っているのか」といつも気になる。落書きというには立派な絵の腕前もそうだが、絵で表現したアイディアに驚くことが多い。

特にバロが一番よく描く絵は、僕たちメンバーの顔やキャラクターのようなものだ。メンバーたちの特徴をはっきりとキャッチし、それをキャラクターにしたもので、皆ひとしきり笑ってしまうこともあれば、他のメンバーが復讐を誓いながらバロのキャラクターをとんでもなく誇張して描いて、復讐することもある。
例えば、リスの前歯を胴サイズほど大きく描いたり、尻尾を気味悪く長く描いたりすることだ。あるいは、顔はリスなのに体はバロように腹筋があり、全身にがっしりと筋肉のついた人の体を持つ想像の動物を描いたりもする。もしかしたら、幼稚な争いだけど、だんだん想像力が豊かになっているようなので悪くはないと思う。

たまにレストランに食事に行くと、壁に落書きがされているところをしばしば見る。バロは、そのような機会も見逃さない。ある日、お肉屋さんに食事に行った時、そこを訪れた人たちの落書きで壁がいっぱいになっているところがあった。バロは、食事が終わるとどこからかペンを持ってきて壁の一番高いところに「B1A4動物農場」というタイトルでキツネ、クマ、アヒル、リス、犬で僕たち五人のキャラクターを一気に描いた。一度も止まることなく、それも僕たちをあまりにも上手に表現するので「さすが、バロ」と思った。

あ、バロが会社の代表を描いて叱られたことがある。理由は、あまりにもよく特徴をつかんだので。「私がこんな顔してるのか」と怒られた。上手く描いても怒られる皮肉な状況だった。ハハ。


サンドゥルの目

僕は写真を撮ることが好きで、どこに行ってもいつもカメラと一緒だ。人生の輝く日々、大事な時間を記録に残せることがとても好きで、時間が経った後もその写真を取り出して見ながら過ぎ去った日々を思い出すことができていい。

スターコラム第1部でバロが言ったように、僕たちは5人がお互いに「思い出で生きている」と話すほど、昔の思い出を頭に浮かべながらしゃべることが好きだ。そして、その“おしゃべり”には、これまで撮っておいた写真が少なからぬ割合を占めている。写真を見ながら「この時はそうだった」「ここで僕たちが何をしてた」というような話を始めると、時間が過ぎることも知らず話に夢中になってしまう。

僕は、つい最近までポラロイド写真の魅力にすっかりハマッて、しばらくポラロイドカメラを持ち歩いて写真を撮った。主な対象は、メンバーや周りのスタッフの方々、そして僕のセルフショットだった。

僕が思うポラロイド写真の魅力は、わずか数分だけど、写真が出てくるのを待つ間のトキメキと世の中にただ一枚しかない写真だという点だ。そして、ポラロイド写真は思い出を共有する意味で、メンバーや周りの方々へのプレゼントとしてもかなりいいと思う。

最近では、デジタルカメラを買ってたくさん写真を撮っているけど、ポラロイドとはまた違う魅力がある。いくつかのモードを選択できるし、明るさや色、フォーカス、シャッタースピードなどの調整を通じて同じ背景でも様々な写真を撮ることができることは、素晴らしい魅力だ。

実は、デジカメは使い始めたばかりで、今はまだ分からないことも多いし、学ぶべきこともたくさんある。最近は、カメラについて今まで知らなかったことを一つ一つ知っていくことも面白いし、その過程で一味違う写真を撮るとやりがいを感じる。

そして最近は人物写真もたくさん撮るが、風景写真やモノ、どこかに行けば僕たちを見に来てくれたファンの方々の写真もたくさん撮る。この「スターコラム」に僕が撮ったファンの方々の写真も公開したかったけど、ファンの方々にも肖像権があるので我慢することにした。

写真を撮ることが面白くなってから、機会があれば一度カメラを持って一人旅をしてみたいと思う時がしばしばある。日常を抜け出し、一人だけの時間を持ってみたい気もするし、またそこで見て感じるものをカメラに収めたい。写真に入れてきた旅行の感動や感情が、これから生きていく日々に大きな力になると思う。


“負けず嫌い”と言えばB1A4

B1A4と言えば、負けず嫌いを欠かせない。みんな見た目とは違ってすごい負けず嫌いだ。初めてメンバーの負けず嫌いを肌で感じたのは、僕がチームに合流して間もない頃にやった腕相撲だった。腕相撲の罰則は、皿洗いと掃除。

見た目はみんな優しい雰囲気だが、いざゲームが始まるとその優しい目つきは、いつの間にか燃え上がっている。そして、一番やりやすい相手だと思っていたジニョンさんが思っていた以上に強くて驚いた。後から合流した僕だけ知らなかったことだが、ジニョンさんにはメンバーが付けた“すごい右腕”というあだ名があった。

ジニョンさんの“すごい右腕”は、腕相撲をすると二倍に太くなり、そこからものすごいパワーが出てくる。誰も勝てない。ジニョンさんの話によると、高校時代にクラスでジニョンさんと腕相撲をして勝つ人がいなかったという。

腕相撲でいつも決勝戦に上がるのは、兄さんたちだ。そしていつもジニョンさんが優勝する。ジニョンさんの負けず嫌いなところを話せば、何時間をかけても足りない。ジニョンさんが習ったこともないアーチェリーやフェンシングのような試合で良い成績を収めることができるのも、このような特有の負けず嫌いのためではないかと思う。

メンバーたちと長い時間を共にしながら気付いたのは、僕を含めて僕たちメンバーはみんな負けることを死ぬより嫌うということだ。そして、この負けず嫌いは僕たち同士の賭け事にまでつながる。

練習をする時よく合う日もあるが、おかしいことによく合わない日もある。そういう時は集中力を上げるために、途中で間違えた人がチキンやピザ、豚足など、夜食をおごる賭けをするけど、本当に不思議なことにずっと合わなかったのに賭けを始めるとすぐに誰一人も間違う人がいなくなる。このように賭けをすれば些細なことにも本気になる僕たちの性格のおかげで意外にいい結果につながることが多かった。

最近、僕たちの間でやった一番大きい賭けは、ジニョンさんとバロのノートパソコンを賭けたものだった。アイドルオリンピックでジニョンさんがフェンシングに出場することになったけど、ジニョンさんは一度もフェンシングをやったことがなかったので、僕たちはかなり心配していた。

その時、バロがジニョンさんの負けず嫌いな部分を刺激して良い成績を出すようにすると言って、ジニョンさんに賭けを提案した。もしジニョンさんがフェンシングで金メダルを取ったら、自身のノートパソコンをあげると言った。ちょうどノートパソコンが壊れたジニョンさんは、快くそれを受け入れ、結果はバロの惨敗だった。ジニョンさんの負けず嫌いなところを刺激したことが功を奏し、金メダルを獲得したのだ。バロはノートパソコンを抱えてお別れの挨拶までしたが、ジニョンさんは寛大な心を見せ、ノートパソコンの代わりにマウスを貰うことで賭けは終わった。その後バロはノートパソコンのような無理な賭けはしない。代わりに、僕たちが好きなコンビニの豚足を主に賭けにする。

最近は、練習室に入れた卓球台を利用してたびたび賭けをする。卓球でその日のシャワーの順番を決めたり、次の日の移動時の車の座席を決めたりする。でも点数で順番が決まった後で誰かが同情したり、駄々をこねれば無効になる場合も時々ある。そんな時は、全国民のゲーム「ジャンケン」で再び順番を決める。さんざん苦労して卓球で決めたのに。

僕たちは、賭けで一日を始め、賭けで一日を終えたこともある。賭けと言ってもその日のメニューの選択や飲み物など、些細なものばかりだけど。賭けと言えば、良くないイメージもあるけど、僕たちの経験からすると度を超えない適当な賭けは気分転換になり、集中力を高めるプラス効果をもたらす。おそらく、僕たちはこれからもこのような面白い賭けを続けると思う。

スターコラム第3回のテーマを「B1A4のお気に入りのもの」と決めて、しばらく考えた。僕たちが楽しんでいることのうち、何を話せばご覧の方々に面白く読んでいただけるのかとても悩んだ。そして第1回から第3回まで読んでいるうちに、僕たちについて少しでも知っていただく有意義な時間になってほしいと思った。重くもなく、軽くもない僕たちの率直な話を伝えたかった。

第第4回では、もう少し深い話をしてみようと思う。今まで公開したことのない僕たちの心の中を打ち明ける時が来た。これまで見守ってくださったように、次回も期待してください。

文:B1A4 サンドゥル

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記者 : Kstyle編集部、編集:ファン·ヨンヒ(イシューデイリー局長)