慰安婦問題についての発言の波紋で放送活動を暫定的に中断していたコメディアンのキム・グラが、5ヶ月ぶりに「火星人ウイルス」に復帰した。

キム・グラは韓国で2日に放送されたtvN「火星人ウイルス」に出演し、「この番組には3年以上出演したが、火星の入り口から登場したのは初めてだ。これからは火星人の立場で意見を求めるんじゃないかと思う」と冗談を言った。

きちんとしたMCの服を着てカメラの前に立ったキム・グラは「この服には秘密がある」とし、「イ・ユンソクがこの服を購入しようとしたが、この服は100万ウォン(約7万円)もする高価な服だ。イ・ユンソクの服は私の服を持って行って東大門でオーダーメイドしたものだ」と話し目を引いた。続いて「これまでこの番組を見ていたのか？」という質問には、「この番組は再放送を何度もする。イ・ユンソクよりも私が出演していた時のものがたくさん放送されている」とおどけながら答えた。

キム・グラの復帰にイ・ギョンギュとキム・ソンジュは、これまでの視聴率についての負担を打ち明けた。「視聴率が下落すれば、既存のMCにとっての苦境となり、また上がればキム・グラにとっての苦境となる」というのがイ・ギョンギュの説明だ。キム・ソンジュが視聴者と“ミルダン”(駆け引き)をしたと明かすと、キム・グラは「視聴率合戦があるのか」と真っ向から対決を受けた。

このようにキム・グラの復帰によって自然にイ・ユンソクの降板が決まった中でイ・ユンソクが所感を明らかにした。イ・ユンソクは「残念だが出演が決まった時から自分の役割はキム・グラが復帰するまでの席を守ることだと思っていた。『火星人ウイルス』が今後も長く続いて行くことを願う」と述べた。続いて「万が一、また仕事ができるならばいつでも復帰する準備はできている」と冗談を言う余裕を見せた。