「共謀者」キム・ホンソン監督“道徳不感症の時代について、悩んでみて欲しい”

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映画「共謀者」が「王になった男」や「バイオハザードV リトリビューション」などの攻勢にも関わらず、150万人の観客を動員し長期ヒットを予告している。

イム・チャンジョン、チェ・ダニエル、オ・ダルスなどが出演する「共謀者」は、他の期待作に比べ、華やかなキャスティングではない。さらに、演出を担当したキム・ホンソン監督は、多くのドラマで助演出を担当してきたが、長編映画で演出を務めるのは初めてだ。「共謀者」はスター俳優とスター監督の組み合わせではないにも関わらず、衝撃的なテーマとどんでん返し、完成度の高い構成で観客から根強い人気を得ている。

キム・ホンソン監督は最近、Oh!mystarとのインタビューで「先端医療が腐敗した社会に会ったときに生じる副作用を背景にし、逆説的にまだ残っている人間に対する暖かな愛と希望を直接的に語りたかった。想像から生まれた話だが、より真実味のあるテーマで表現したかった」と演出の意図を説明した。

写真=映画社チェウム
彼は「韓国で臓器移植が必要な患者の数は年に10万人ほどで、1年に脳死や臓器提供で得られる臓器の数は約90個、中国で移植手術を受ける人が約1万人だ。このような理由で行われる違法臓器売買の実態を通じて、現代社会の弊害に対する根本的な問題点を提起したかった」と伝えた。

劇中でチェ・ダニエルはお金と保険金のために偽りの結婚をし、妻を臓器売買犯に売り渡す。そうしながらも「結局お前らも『お金』なしでは生きられないし、お金が好きではないのか」と卑劣に笑って見せる。

キム・ホンソン監督が「正義と不義の区分が曖昧になり、倫理、道徳、法律、常識の価値判断が薄くなる道徳不感症の時代が生み出した、生計型悪人を通じて、逆説的に人間の尊厳に関する話をしたかった」と語った。

またキム監督は、俳優たちの熱演に対し「イム・チャンジョンが、演技変身において僕を信じ、従ってくれてありがたかった。チェ・ダニエルとオ・ダルスはもちろん、今回の映画で観客もチョ・ダルファンという俳優を発見してくれて感謝している」とした。

キム・ホンソン監督とインタビューに応じたチョ・ダルファンは「映画がクランクインする前から、殆ど毎日監督に会い、ジュンシクというキャラクターを作った。いざ撮影が始まってからは、監督の特別な指示なく、スムーズに行われたと思う」とした。チョ・ダルファンは「今は周りで少しずつ僕のことに気づいてくれる。機会をくださった神様に感謝する。僕には特別な恩人だ」と付け加えた。

キム・ホンソン監督は「映画が150万観客を超えた。人間にできるもっとも邪悪な犯罪が臓器密売だと思う。この作品を長い時間構想し、取材した。観客も臓器密売をテーマにした『共謀者』を見ながら、この時代の道徳不感症についてもう一回悩んでみて欲しい」と語った。

記者 : チョ・キョンイ 写真 : イ・ジョンミン