Vol.3 ― 「10人の泥棒たち」チェ・ドンフン監督“ハン・ガイン、チョン・ジヒョンのとんでもない魅力”

TVREPORT |

ハン・ガイン、チョン・ジヒョン……清純可憐な彼女達。今年の上半期は二人とも“とんでもない女”になって帰ってきた。

今年の3月に公開された「建築学概論」(監督:イ・ヨンジュ、制作:ミョンフィルム)で8年ぶりにスクリーンに復帰したハン・ガイン。純粋なイメージを脱ぎ捨て、悪口を言う姿で衝撃を与えた。

スンミン(オム・テウン)にためらわず「私がそのとんでもない女なの?」という台詞を発した瞬間、彼女の演技に多くの男性ファンは驚かずにはいられなかった。

4ヶ月後、よりグレードアップした“とんでもない女”が登場した。「10人の泥棒たち」(監督:チェ・ドンフン、制作:Caper Film)のイェニコール(チョン・ジヒョン)だ。

TVレポートは「10人の泥棒たち」のチェ・ドンフン監督にハン・ガインとチョン・ジヒョンの“とんでもない女”について尋ねた。

チェ監督は「僕も『建築学概論』を見た。ハン・ガインの“とんでもない女”、いい感じだった」とクールに認めた。「ハン・ガインが酔っ払って自分の人生を悪口を交えながら嘆くシーンが印象的だった」と話した。

チョン・ジヒョンの“とんでもない女”については「チョン・ジヒョンが悪口を言っても、憎くないのが良くないか?おそらく、悪口のおかげでチョン・ジヒョンが僕の映画を選んでくれたようだ」と答えた。チェ監督は“とんでもない女”の意味をもう少し詳しく説明した。

「チョン・ジヒョンと言えば、おしとやかで物静かなキャラクターから思い出した。30代になり、既婚者になったことでより大人らしくなり、大胆になった。そんな部分が台詞に上手くマッチしたようだ。“とんでもない女”はハン・ガインやチョン・ジヒョンの隠れた魅力を表に出してくれる手段だ。二人とも成功していると思う」

二人の女優、まったく異なる感じの“とんでもない女”だ。悪口を言っても親しく感じられるこの妙な気分は何だろうか。おしとやかだったハン・ガイン、チョン・ジヒョンが一肌脱いだからだろうか。「建築学概論」は正統派ラブストーリーで、最高のヒット作になった。「10人の泥棒たち」は今年最高のヒット作という大記録を打ち立てた。二人の“とんでもない女が”見せてくれた反乱であり、能力でもある。

記者 : チョ・ジヨン