IUの新曲発売にテティソ、SISTARの依然とした快進撃…5月の「歌謡界の女神」に輝くのは?

OSEN |

「季節の女神」と呼ばれる5月。韓国だけでなく、世界各地では美しい生命力が溢れかえる。毎年5月には、その季節と合った美しい女性を選ぶ「May Queen」大会が開かれる。2012年5月の音楽市場は、「音楽の女神」になるため女性歌手たちが美しい競争を繰り広げる場となっている。第一四半期の大型男性アイドル歌手の活動が終わり、女性歌手たちがバトンを受けているなか、その熱気はさらに熱くなっている。いったい誰が「5月の音楽の女神」となるのだろうか。


「興行クィーン」ペク・チヨンとIUが同時出撃

曲を発表するたびに大ヒットを記録する代表的なソロ女性歌手ペク・チヨンとIUが5月の女神になるため競争を繰り広げる。ペク・チヨンは17日、新しいミニアルバムの発売を控え「声」という新曲を公開しチャートのトップを占めた。特にLeessang(リッサン)のケリが参加し、バラードとヒップホップのファンが楽しめるということで更に人気を高めている。

“国民の妹”IUは、「Good Day」「YOU&I」とは全く違う雰囲気のアコースティックなフォークポップ「桃(PEACH)」を公開し、音楽的な変身を試みている。特に今回の曲は、IUがシンガーソングライターとして成長していく過程で作られた曲であり、「二十歳の春」を迎えた彼女の新しいスタートがどのようになるのか、好奇心が高まっている。

ペク・チヨンとIUが美しい先輩後輩間の競争を繰り広げている5月の歌謡市場で、再起を夢見る「過去の歌謡界の女神」たちの活動も注目を浴びている。後輩歌手とのコラボレーションで、音源チャートで良い成績を収めているヤンパが「Together」を発表し、長引いた法廷争いを終え、歌いたい歌を存分に歌えるようになったIVYは、4月末に切ないバラード曲「裂かれた胸」が収録された「INTERVIEW」で本格的な活動を始めた。この二人が以前のような掌握力を見せてはいないが、本物の「女神の帰還」をアピールする彼女たちの未来に期待がかかっている。


「女神は私たちのもの」ガールズグループの無視できない底力

SISTARは4月中旬に公開した「私一人(Alone)」を通じて、ガールズグループの中でも存在感が高まったことを自らでも感じただろう。地上波及びケーブル音楽番組でも1位を獲得し、GAONチャートやビルボードKPOPチャートも独占、最も有力な「5月の女神」候補として名を連ねた。同時期に正面対決を繰り広げた4Minuteが損をする立場になったことが残念とも言えるが、良質のダンス音楽を披露し、発展を図っているのが注目すべきところだ。

少女時代のテヨン、ティファニー、ソヒョンの3人がユニットを組んだテティソは、アルバム「Twinkle」と同名タイトル曲がアルバムと音源チャートで共に上位圏にランクインし、その底力をアピールしている。音楽番組でトップの座に立つことは難しくないと思われるが、少女時代での活動と比較することのできるレベルになれるのかがカギとなる。デビュー2年目のガールズグループA Pinkは1stフルアルバムを発売し、明朗活発な少女のイメージを強調した新人の頃から脱し、復古風のダンス曲「Hush」でイメージチェンジを遂げた。彼女たちの変化を音楽ファンはどう受け入れるのだろうか。5月の歌謡界の成り行きに注目が集まっている。


「POPの女神」ノラ・ジョーンズ、ピクシー・ロットの新アルバム

「2012年グラミーの女神」アデルが大衆音楽界で依然として人気を得ている中、アデルが登場するまえの「グラミーの女神」ノラ・ジョーンズが3年ぶりに5thフルアルバム「Little Broken Hearts」を発表し、王冠の奪還を狙っている。かつては実験的な音楽であり、商業的な面では成果を得ることができなかったが、グラミー賞受賞経験を持つプロデューサー、デンジャー・マウスを迎え入れ、音楽ファン全般に焦点を合わせた曲を誕生させた。

国内オーディション番組を通じ、現在でも国内外の音源チャートの上位圏にその名を馳せている21歳のイギリス歌手ピクシー・ロットは、昨年12月に発売した「Young Foolish Happy」をアジアの音楽ファンのために再び公開した。特に、人気の高いBIGBANGのG-DRAGON、T.O.Pが英語のラップと歌でコラボレーションした「Dancing on My Own」をタイトル曲として、アジアはもちろん世界各地で人気を得ているG-DRAGON&T.O.Pとの共同作業を大々的にPRしている。K-POPアーティストたちと世界的なPOPスターとの制作作業は、これからさらに活発化すると思われる。ピクシー・ロットが韓国を始め、アジアの音楽ファンから認められる「POPの女神」になれるかどうかに注目が集まっている。

記者 : ヘ・リスン