「スキャンダル」キム・ジェウォン&チョ・ジェヒョン&パク・サンミン、3人のキャスティング秘話は?

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MBC新週末ドラマ「スキャンダル:非常に衝撃的で不道徳な事件」(脚本:ペ・ユミ、演出:キム・ジンマン、以下「スキャンダル」)は建物の崩壊事故で息子を失った父親がその建物を立てた財閥家の息子を誘拐して25年間育て、段々複雑になる家族関係を描いたドラマだ。劇中の複雑な設定のように「スキャンダル」に出演する俳優たちの様々な縁が26日、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)汝矣島洞(ヨイドドン)63ビルディングで行われた制作発表会で紹介され、注目を集めた。


キム・ジェウォン「僕を助けてくれた3人のおかげで悩まなかった」

財閥家の息子だが、誘拐された父子家庭で育ったハ・ウンジュン役のキム・ジェウォンはこの日「僕の演技人生において僕を助けてくれた3名が参加しており、作品のオファーを受けた時、悩む余地がなかった」と述べた。

彼が述べた3人の人物とは、ペ・ユミ脚本家、キム・ジンマンプロデューサー、そしてキム・サンホチーフプロデューサーだ。まずペ・ユミ脚本家については「僕が何者でもなかった新人時代に“サリンミソ”(その人の笑顔を見ていると、幸せになるような笑顔)という修飾語をつけてくださり、俳優キム・ジェウォンを人々が愛してくれるようにしてくれた方だ」と紹介した。ペ・ユミ脚本家はキム・ジェウォンがスターになる上で決定的な役割をした「ロマンス」(2002)の台本を執筆し、彼と初めて縁を結んだ。

キム・ジェウォンは「その後低迷期だったが、除隊してから俳優のキャリアで厳しい生活を送っていた中、僕を助けてくれたプロデューサーが『スキャンダル』のチーフプロデューサーさんだ」と述べた。この日制作発表会に参加し、俳優を励ましたキム・サンホプロデューサーは「私の心が聞こえる?」(2011)でキム・ジェウォンと共に作業をした経歴がある。

最後にキム・ジェウォンは「『私も花!』という、僕には心残りなある作品がある。初日に最初のシーンの収録途中で事故により降板したが、その時誰よりも隣でずっと僕の世話をしてくださり、心配してくださった方がキム・ジンマン監督だ」とし、「スキャンダル」の演出を務めたキム・ジンマンプロデューサーとの縁も公開した。


チョ・ジェヒョン、キム・ジェウォンの息子になるところだった?

建物の崩壊事故で愛する息子を失い、復讐のために財閥家の息子を誘拐し25年間育てたハ・ミョングン役のチョ・ジェヒョンは、キム・ジェウォンと父子として演技することになった。しかし、二人はチョ・ジェヒョンの熱い父性愛を描いたドラマ「ピアノ」(2001)で会い損ねた仲だという。

これに対してキム・ジェウォンは「もともと僕が『ピアノ』でコ・スが演じた役に起用されるところだった。当時の話をしたらチョ・ジェヒョンが『君が僕の息子になるところだったのに、やっと息子になったんだな』と話した」と述べた。チョ・ジェヒョンも「実際の息子ではないが、息子のような気がする」とし、キム・ジェウォンとの共演についても語った。

また、「35歳でコ・スの父親役をした」として「ピアノ」撮影当時の話を切り出したチョ・ジェヒョンは「あの時は、実は僕がやってはいけない役を演じた。あの時の年齢が今のキム・ジェウォンの年齢と似ている。今回はやってもいい役を演じていると思う。あの時は感じられなかった子供への気持ちが自然とにじみ出るのではないかと思う」とし、父親役に対する自信感を示した。


パク・サンミン「『武神』のキム・ジンミンプロデューサーのおかげでキム・ジンマンプロデューサーに出会えた」

「武神」(2012)、「お金の化身」(2013)に続き、俳優パク・サンミンはもう一度強烈なカリスマ性を放つ人物を演じることになった。テハグループの会長としてハ・ミョングンの息子が死んだ建物の崩壊事件に責任のある、チャン・テハ役を任されたのだ。

パク・サンミンはこの日の制作発表会で「『お金の化身』でチ・セグァン役を演じた時、『百年の遺産』のパク・ウォンスクより悪口を言われるのが目標だったと話した。今回は悪口を言われるレベルではなく、ややもすると移民に行かなければならない状況だ」と話し、活躍を予告した。

また、今回のキャスティングについてもパク・サンミンは「昨年『武神』のキム・ジンミンプロデューサーの息子の1歳の誕生日祝いの時、『スキャンダル』のキム・ジンマンプロデューサーに初めて会った。同じテーブルの2つ隣の席に座っていたが、僕を見て『チャン・テハ役をパク・サンミンにやってもらいたい』と思ったそうだ」という秘話を伝えた。

「スキャンダル」は「百年の遺産」の後番組として、韓国で29日午後9時55分に第1話が放送される。

記者 : イ・ジョンミン、イ・ミナ