イ・スンユン、タイトル曲「Words Befitting One Who Loves Someone」MVを公開

Newsen |

写真=イ・スンユン「Words Befitting One Who Loves Someone」MVキャプチャー
イ・スンユンが、“皮肉る希望”というキーワードを中心に、自身の音楽面での考えを収めたアルバムを発売した。

彼は11月24日午後6時、各音楽配信サイトを通じて、ニューフルアルバム「Even If Things Fall Apart」の全曲の音源を発売した。

韓国で2月に終了したJTBC「シングアゲイン」で優勝後に、180度変わった環境で活動を繰り広げているイ・スンユンは6月、新曲「Unspoken」の発売後に、1stフルアルバムで自身のカラーをアピールした。

ニューフルアルバム「Even If Things Fall Apart」は、繰り返される虚無と希望、挫折、勇気が絡み合う中で、それでも人々を生かすエネルギー源について語るアルバムで、これまで公演で披露した未公開曲が収録されている。

全9曲が収録された今回のアルバムは、「Open the textbook」「Even If Things Fall Apart」「Words Befitting One Who Loves Someone」をトリプルタイトル曲に掲げている。イ・スンユンは、「タイトル曲よりもっと良い収録曲」という考えのもと、全曲をタイトル曲にしても遜色がないほど、すべての情熱を今回のアルバムに注ぎ込んだという。

「Open the textbook」は、「悲劇を防ぐためには教材がなければならない / 教材を作るためには、もっと多くの悲劇が必要だ」という歌詞を通じて、他人の苦しみをもとに教訓を語る人々を通じて、歌詞を書く自分自身を投影している。

「Even If Things Fall Apart」は、「どうせ消えることを知りながらも、それを選択すること」に関する曲で、「西紀が永遠であっても / 僕は最後の僕 / 時間に捨てられる時まで僕は / 君にいっぱいに流れるから」という歌詞には、アルバムで語りたいメッセージが表れている。今この瞬間、自身の考えをしっかり持って生きてほしいという気持ちを込めた。

「Words Befitting One Who Loves Someone」は、「誰かを愛する人間らしい言葉 / みたいなものはないでしょう / 僕は書き続けていきます / まるで僕たちらしい言葉を」などの歌詞を通じて、人々が自ら定めた言葉をお互いに言い合って表現する自身の気持ちについて語っている。

音源と共に公開された「Words Befitting One Who Loves Someone」のミュージックビデオでイ・スンユンは、多彩な表情演技を披露した。イ・スンユンは特有の自由な雰囲気で魅力をアピールした。

イ・スンユンは1番トラック「Docking」を皮切りに、9番トラックまで全曲に一貫するメッセージを盛り込んだ。「Docking」を通じて自身が歌を歌ってアルバムを作る理由を説明し、2~4番トラックでは最初の流れを、5~6番トラックは逆説を歌い、7~9番トラックでは「希望」を語る。先立ってイ・スンユンは、アルバムのに盛り込んだメッセージについて“皮肉る希望”であると表現した。

「シングアゲイン」への出演で、大きな変化を迎えたイ・スンユンは、アルバムの発売を控えて行われたショーケースで、「本当に感謝しているけれど、システムの外にいた人が構築済みのシステムを追っていこうとしたら手に負えなかった」としながらも「僕の名前一つを皆さんにお見せするために、昼夜問わずに苦労している方々がたくさんいることを見て、気になった。感謝の気持ちと精一杯頑張ること、気遣いと『ミュージシャンとしてどのような気持ちを持つべきか』の間でバランスを取るために努力した」とし、ここ1年を振り返った。

アルバムを通して自身をアピールしたいというイ・スンユンは、「君はそのままで十分特別だ」「この巨大な世の中では何でもない」という2つの言葉を投げかけることができる歌手になるのが目標だと明かした。「シングアゲイン」の栄光を超えて、ミュージシャンとして新しい幕を開けたイ・スンユンの活躍に期待したい。


記者 : イ・ハナ