GOT7 ヨンジェ、憧れのラジオパーソナリティで思い出も「全てが新しくて嬉しい…僕を幸せにしてくれた」

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写真=「@star1」

2014年、ミニアルバム「Got it?」でデビューし、すでに7年目を迎えたアイドルGOT7のヨンジェ。「Hard Carry」から「Never Ever」「Lullaby」など、6本のミュージックビデオがYouTubeで再生回数1億回を突破し、韓国国内外で愛されているメンバーだが、彼は引き続き新たな跳躍を夢見ている。7年間、現状に安住するよりは、どうすればアーティストとして実力を磨くことができるのか悩む時間が長くなったというヨンジェ。最近、MBC標準FM「アイドルラジオ」を通じて、常に夢見てきたラジオパーソナリティとしての第一歩を踏み出した。毎回出演するアイドルのアルバム全曲を聴いて番組に臨むとし、特に新人たちの切実な気持ちに答えられるパーソナリティになりたかったという。また、演技への挑戦に対する抱負まで伝え、疲れを知らない姿を見せた。彼と共にした情熱的で温かった時間を綴ってみる。

――ラジオパーソナリティをいつも夢見ていたと聞きましたが、「アイドルラジオ」のどんなところに魅力を感じましたか?

ヨンジェ:多くの人に会えることが一番魅力的だったと思います。僕は、すごく内気な性格なので、じっとしていると周りから怒ってるのかと聞かれることも多いです。でも、パーソナリティはゲストの方々をリードしなければならない立場じゃないですか。なので意識的にリアクションもより大きくなりますし、様々な人に会って交感していると、僕も知らないうちに外向的に変わっていくような気がしてよかったです。そして、リスナーの皆さんの話を読んで、悩み相談をする時間が本当に好きです。皆さんの話に共感しながら、僕の経験について話してコミュニケーションすることが本当に楽しくて気持ち良いことだと気づきました。

――ヨンジェさんはどんなパーソナリティでしたか?

ヨンジェ:多くのアイドルの方々が番組でアルバムを宣伝したり、自分を知ってもらうために出演するじゃないですか。同じアイドルとして本当に大切な時間だということをよく知っているので、できるだけ宣伝に焦点を合わせて話を続けていこうとしました。例えば、新しいアルバムが出たら、まず全曲を聴いてみて、アルバムに対する情報を全て探してみます。そうしてこそ、その方々の話により共感ができるので。そして人数が多いと相対的にあまり話せないメンバーもいるので、できれば全員が発言できる機会を作るため努力しました。番組で共にした時間が、すべて意味のある時間になってほしいです。

――ラジオはどんな意味ですか?

ヨンジェ:ラジオは僕の人生の原動力です。平日にずっと番組のスケジュールがあったので、とても時間が早く過ぎてしまいました。そのように早くなった生活のリズムの中で、いつも決まった時間に決まった何かをすること、毎回違う人々と様々なエピソードを作っていくことなど、全てが新しくて本当に嬉しかったです。時間が経って経験が積もるだけ、僕の能力がずっと伸びたような気がします。何よりもやってみたかったことなので、パーソナリティをすることそのものが僕を幸せにしてくれました。

――一緒にパーソナリティを務めたDAY6のYoung Kさんとの相性はどうでしたか?

ヨンジェ:僕たちの性格は正反対です。Young K兄さんは本当に外向的ですが、僕は内向的な性格なので最初はすごく気まずかったんです。弟として先に近づかなければならないのですが、性格上、そんなことはできませんでした。でも、兄さんが先に僕に近づいてきてくれて、今はすごく仲良くなりました。

――GOT7のメンバーたちの反応はどうでしたか? モニタリングはしてくれましたか?

ヨンジェ:メンバー全員がラジオを聞いて、メールを送ってくれたし、ジニョン兄さんが特にたくさんアドバイスしてくれました。会話のテーマが変わる時、僕がまだ序盤で少し滑らかでない部分があったのですが、そんな部分を「こういうふうにすればもっと素敵に見えると思うよ」と具体的なアドバイスをしてくれて助かりました。

――ラジオの司会進行をしながら記憶に残ったエピソードはありますか?

ヨンジェ:番組に新人の方々がたくさん出演しましたが、その方々と一緒に過ごした瞬間がたくさん記憶に残っています。特有の覇気とエネルギーが僕にも伝わってくるので、僕も1つでも多くしてあげたくて何かをずっとしようとしました。以前、DKBとLUCYの皆さんが出演しましたが、その中でLUCYは歌がとてもよくて、移動する時は車の中でずっと歌を聴いていました。

――ラジオが終わったら、いつもInstagramに通勤コーデを掲載していましたね。そうなったきっかけは何ですか?

ヨンジェ:ラジオのパーソナリティとして夢を叶えたじゃないですか。この瞬間をずっと記録に残し続けたいと思っていたので、ある種の「日記」だと思ってアップしました。ファンの方々も、僕のクローゼットを見ている気分だと喜んでくれました。

――いつの間にかデビュー7年目の歌手になりましたが、デビュー当時と比べて今一番変わったことは何ですか?

ヨンジェ:心構えが大きく変わりました。デビューした頃は、ひたすら一生懸命にしようと思ったんです。理由を考えたり、ディテールを見る余裕がありませんでした。でも、経歴が長くなるほど一生懸命にすることも重要ですが、中身を充実させて、アーティストとしての能力を備えることが重要だということに気づきました。それで最近では、ディテールや方向性についてもっと悩むようになったと思います。

――活動しながら残念なところはありませんでしたか?

ヨンジェ:喉の管理に気をつけなかったことを少し後悔しています。最近、喉がかなり悪くなって治療を受けました。一度喉を怪我したら、少なくとも6ヶ月は着実に治療を受けなければならないと言われたので、とても気を遣っています。

――Arsという名前で作詞、作曲も着実に行っていますね。楽曲をつくるときは、どこからインスピレーションを受けますか?

ヨンジェ:僕はとてもシンプルな人間で、作曲も即興的な感情や状態をもとにたくさんする方です。日常で良い題材だと思われるものがあれば、スマートフォンにテーマを全て書いておきます。後でそのテーマを見ながら、その時の状況と感情を振り返り、とりあえず小説のように全部書いておいて、良い部分を選んできれいな歌詞にします。

――自身が手掛けたもの中で一番愛情を持っている楽曲は何ですか?

ヨンジェ:一番愛情を持っている楽曲はまだ外に出ていません(笑)。発売された曲の中では「Lonely」と「Nobody Knows」という曲が好きです。僕の自伝的な話を盛り込んだので、皆に知っていただきたい楽曲です。

――最近、アイドルの隠された名曲が逆走することが多くなりました。GOT7の歌の中で、この曲は必ず逆走してほしいという曲はありますか?

ヨンジェ:ジェボム兄さんが作った「You are」という楽曲です。初めて曲をもらった時は、僕のパートが高すぎて、なかなか上手くこなせないだろうと思いました。ですが、結果を見たら、曲全体のバランスやメロディーが本当にきれいだったので、また逆走して大ブレイクしてほしい楽曲です。

――これからヨンジェさんのどのような姿を期待できますか?

ヨンジェ:最近やりたいことが多くなりましたが、特に演技に挑戦してみたくなりました。演技がしたいとは一度も思ったことがありません。ですが、映画「ジョーカー」でホアキン・フェニックスが階段で踊るシーンを見て「ああ、演技はあんなふうにしなければならないんだ」と思いました。余韻があまりにも強くて映画に対する解釈もあれこれ探してみましたが、そうすればするほど演技がとてもしてみたくなりました。そして演技と歌を結合させたミュージカルもしてみたいです。今は喉の調子があまりよくないので、ベストコンディションになった時に挑戦してみたいと思います。喉の管理を頑張ってミュージカルであれ、演技であれ、早く新しい姿をお見せしたいです。

記者 : イ・ミンギョン