チャン・ナラ主演「もう一度ハッピーエンディング」リアルな恋愛ドラマがやって来た!

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=「もう一度ハッピーエンディング」放送画面キャプチャー
「もう一度ハッピーエンディング」はバツイチの男性と女性、オールドミス(適齢期を過ぎても未婚の女性) がもう一度恋に落ちる過程を多少誇張されてユーモラスに描くラブコメディドラマだが、全般的に現実性を増したすっきりしたラブストーリーで好評を得ている。

20日放送がスタートしたMBC新水木ドラマ「もう一度ハッピーエンディング」(脚本:ホ・ソンヒ、演出:クォン・ソンチャン) は30代半ばになった第1世代ガールズグループのAngels(エンジェルズ)と彼女らと絡み、もう一度結婚を夢見ることになった男性のストーリーを描く。

ユーモアとロマンスをスピーディーに、トレンディなスタイルで描くジャンルドラマだが、主演俳優の相性も良い。これまでのラブコメディと比較して新しいものはないが、娯楽ドラマとしては遜色のない作品だった。

ドラマが離婚と再婚を主要テーマに選択した点は韓国社会の考えが次第に変わってきていることを見せる。再婚するときに女性は能力があってロマンチックな男性ほど良い男性だというロマンチックな期待を、男性はさらに保守的になって妻の役目を果たすことができる女性を希望している現実をリアルに映し出している。

養育権を得たバツイチの女性(キム・ソヨン) がハン・ミモ(チャン・ナラ) のもとを訪れて、良い男性に会いたいと相談すると、「容姿やボディなどをきちんと管理している女性が12種類のおかずを揃えたお食事やアイロンをかけたワイシャツを渡せば、子どもを語学研修に送る男性に会うことになる」と言った部分が特にそうだった。

また、再婚相談所を訪れたバツイチの男性(オ・ジョンセ) が「年齢は一回り以上離れて、新商品のバッグを買わない女性が好きだ。生ごみの処理をちゃんとして、トイレの掃除も二日に1回やる女性がほしい。昼間はつつましく、夜はセクシーなセンス溢れる女性を頼む」と話す部分では、再婚が相変わらず近代的な家庭をベースにしていることを見せている。

ドラマは最初にシンデレラが王子様に結婚のプロポーズを受ける漫画から始まる。人気ガールズグループAngelsのメンバーハン・ミモはク・スラ(2NE1のDARA) と喧嘩してグループが解散した後、再婚相談所を運営してそこそこ不自由なく暮らす。離婚後に新しい彼氏ができて、彼と再婚を夢見たが、スラに抑えられた過去のようにもう一度彼女に踏みにじられる。彼氏がミモとスラの間で二股をかけ、結局ミモを捨てたのだ。

元Angelsのコ・ドンミ(ユ・インナ) も活動をやめてから、勉強に興味があった特技を活かして小学校の教師になった。オールドミスの彼女が会費を出してまで夫探しの目的で合コンに出る姿は、結婚する相手が見つからず結婚相談所を訪ねる現実を見せる。ホン・エラン(ソ・イニョン) は良い条件を持つ男性からプロポーズを受けたが、果たして良い選択なのか悩む。男女主人公が事業家、記者、医者、モデルなど専門職の人で堂々と生きていく姿を描いた。

ドラマが現実を反映すればリアリティを持つという。その現実は同じチーム内で認知度の差が大きいガールズグループ。離婚後に一人で子育てをする母と父、熱愛説を取材する記者、別れを目の前にした恋人同士などだ。ドラマの中の現実が、十分にあり得ると考えながらついうなずいてしまう。

また、チャン・ナラのナレーションでは愛と再婚を男女関係の幸せな着地点に決め、当然この最後のゴールにたどり着くことを強調した。前作の「波瀾万丈嫁バトル」が低い視聴率で放送終了した中、「もう一度ハッピーエンディング」が視聴者を惹きつけることができるか注目される。

記者 : キム・ボラ