イ・ドンウク&イ・ダヘからイ・ジュンギ&ナム・サンミまで、今春新ドラマのトレンドは“再会”

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写真=TVレポート DB
あるドラマで共演した男女主人公が別のドラマで、また違ったキャラクターとして再会するのは非常に難しいことである。主人公のキャスティングには男女俳優の相性だけでなく、キャラクターと俳優の調和、俳優の認知度による視聴率、海外販売などの外部要因が絡んでいるからだ。

そんな中、かつて共演した男女俳優の再会が2014年春ドラマのトレンドとして浮上している。何と3組のカップルが再会を果たし、お茶の間を再び訪れる予定だ。かつて共演したドラマで良い反応を引き起こした彼らの再会が、再び共演するドラマの成功につながるのかに大衆の関心が集まっている。

イ・ドンウク&イ・ダヘ…「マイガール」以来9年ぶりに再会

4月5日に韓国で放送をスタートし、第4話の放送で11.6%の視聴率を記録したMBC週末ドラマ「ホテルキング」(脚本:チョ・ウンジョン、演出:キム・デジン、チャン・ジュノ)。このドラマで主役を務めるイ・ドンウクとイ・ダヘは8年前のSBSドラマ「マイガール」(2006年)で共演を果たした。ラブコメドラマで息ピッタリの姿を見せてくれた二人が8年ぶりにラブコメドラマで再会したのだ。

特に、イ・ダヘの「ホテルキング」出演はイ・ドンウクの提案によって実現したことが知られ、話題になった。イ・ドンウクは「『マイガール』を懐かしむ方が多く、今だに愛してくれる方が多い」と話し、「マイガール」出演当時にイ・ダヘと一緒に作り上げたケミストリー(相手との相性)を「ホテルキング」でも見せると強調した。

「ホテルキング」は韓国唯一の七つ星ホテルを守るために奮闘する相続人と彼女のために父親と敵対することになった総支配人のラブストーリーを描く作品だ。イ・ドンウクは「ホテルシエル」の総支配人として働いているチャ・ジェワン役を、イ・ダヘは「ホテルシエル」の会長ア・ソンウォンの一人娘であり、ホテルの後継者であるア・モネ役を務める。

チャン・ヒョク&チャン・ナラ…「明朗少女成功記」以来12年ぶりの再会

今夏、韓国でスタートするMBC新水木ドラマ「運命のように君を愛してる」(脚本:チュ・チャン、チョ・ジングク、演出:イ・ドンユン)は、チャン・ヒョクとチャン・ナラが12年ぶりに再会するということだけでも話題になっている。チャン・ヒョクとチャン・ナラが12年前に共演したSBSドラマ「明朗少女成功記」(2002年)は放送当時、40%を超える高い視聴率を記録したからだ。

「運命のように君を愛してる」は台湾ドラマ「ハートに命中!100%」を原作にした作品である。「ハートに命中!100%」は2008年に台湾で平均視聴率10.2%という台湾の放送史上、歴代最高視聴率を記録した。善良なのが唯一の個性であるどこか抜けている女性と、後を継げず後継者の座を脅かされる財閥3世の男性が、望まない結婚をすることで繰り広げられるストーリーを描いた。

チャン・ヒョクは冷たくてストレートだが心は温かい男性で、伝統のある財閥家の9代目イ・ゴン役を務める。チャン・ナラは誰もが必要とするが、大切ではない“付箋紙”ような女性キム・ミヨン役を務める。特に、チャン・ナラが再びお得意のラブコメジャンルにチャレンジするということで大きな関心を浴びている。

イ・ジュンギ&ナム・サンミ…「犬とオオカミの時間」抜群の相性を誇るカップルの再会

6月18日に韓国で放送スタート予定のKBS 2TV新水木ドラマ「朝鮮ガンマン」(脚本:イ・ジョンウ、ハン・ヒジョン、演出:キム・ジョンミン)のイ・ジュンギとナム・サンミも8年ぶりに再会するカップルだ。二人は8年前のMBCドラマ「犬とオオカミの時間」の男女主人公として共演した。彼らのキャスティングに対してファンは「犬とオオカミの時間」での相性が「朝鮮ガンマン」につながることを期待している。

「朝鮮ガンマン」は開花期を迎えた19世紀の朝鮮を舞台に、朝鮮最高の剣客であるパク・ユンガンが父親と妹の復讐のために剣を捨て、ガンマンに生まれ変わる過程と共に若者たちの痛みと勇気を描いた作品だ。パク・シフとムン・チェウォンを一躍スターダムにのし上げたKBS 2TVドラマ「王女の男」(2011年)の演出を担当したキム・ジョンミン監督が約3年ぶりに披露する作品として話題を集めた。

イ・ジュンギが務めるパク・ユンガンは朝鮮最後の剣客だ。開花期を迎えてガンマンに生まれ変わり、民衆のヒーローになる人物だ。ナム・サンミが務めるチョン・スインは温室の中の草花のように大事に育てられた女性だが、運命の荒波に巻き込まれながら強い女性へと変わっていく人物だ。「犬とオオカミの時間」で見せてくれたイ・ジュンギとナム・サンミの相性が時代劇である「朝鮮ガンマン」でまたどのように描かれるのかに関心が集まっている。

記者 : イ・ウイン