ジェヒ「メイクイーン」で11年ぶりにMBCに復帰“頑張りたいと思う”

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写真=MBC
俳優ジェヒが韓国で8月にスタートするMBC新週末ドラマ「メイクイーン」(脚本:ソン・ヨンモク、演出:ペク・ホミン)にパク・チャンヒ役として2001年のドラマ「わが家」以来、約11年ぶりにMBCに復帰する。

ジェヒの演じるパク・チャンヒは頭脳明晰の秀才でありながらも努力家の、冷静で理知的な人物だ。会長の家に住み込みで働いている執事の息子で、幼い頃から望んでもいない出来事を多く経験する。自分と同じ環境にいるヘジュ(ハン・ジヘ)に恋心を抱くも、結局は自分の野望を選ぶ。

ジェヒは「役そのものが簡単に演じられるキャラクターではないので、たくさん研究しているし、チャンヒがドラマで多くのストーリーを持っているキャラクターなので、“僕が頑張らないと”と思う。最近は視聴者の見る目も高くなり、演技が上手くないと満足してもらえないので、努力していきたい」と覚悟を語った。

また、ジェヒは「メイクイーン」の鑑賞ポイントとして「ドラマ的な要素よりも、現実的な、リアリティのある内容を盛り込んでいるので、見ながら怒りを感じるかもしれないし、喜んだり、残念がったりもすると思う。人生を生きながら経験する一つの時代の喜怒哀楽をチャンヒを通じて表現したい。視聴者もきっとハマると思う」と自信を見せた。

「メイクイーン」は広大な海で夢を追う若者たちのストーリーだ。造船業が発展していた時代に生まれた若者たちが、親の世代の恨みや闇を清算し、新たな時代の海洋に進出し、その道のりの中で、彼らの野望、愛、裏切り、復讐、浮き沈みを描いたドラマだ。

「Dr.JIN」の後続作品として放送される「メイクイーン」は、6月から蔚山(ウルサン)で子役の撮影を進めており、人気子役のキム・ユジョン、パク・チビン、パク・コンテらのキャスティングでも話題となった。「宝石ビビンバ」「欲望の炎」などを演出したペク・ホミンプロデューサーと「ファイナル・ジャンプ」「千秋太后」などを手がけた脚本家ソン・ヨンモクが手を組んだ。

ジェヒとの一問一答

―「メイクイーン」で務める劇中の役を紹介してほしい。

ジェヒ:パク・チャンヒはすごく多くの傷を持っている人物だ。個人の意志で人生を生きるよりは、周りの環境と自分の愛する人々のために多くを諦め、やりたくなくてもやるしかないことがあり、決して気楽ではない人生を送っている。自分の人生を楽しむことができない中でも、愛する人のためには何でもしてあげようと、努力するキャラクターでもある。

―役作りのためにしていることは?

ジェヒ:彼が生きている人生を自分の感情に合わせてみる。台本を読みながら、「今、チャンヒはどんな気持ちだろうか。自分の意志とは関係なく、何かが僕の人生を左右したら、どんな気持ちだろうか」と想像し、劇中の人物になるために努力する。

―幼い頃はチャンヒのように勉強のできる学生だったのか?

ジェヒ:好きな科目はすごくできたし、嫌いな科目はまったく勉強をせず、成績も科目によって極端に差があった。国語は大学修学能力試験(韓国のセンター試験)でも4問しか間違っていない。だけど、数学はたったの4点で全校で最下位となったこともある。担任の先生も「君は不思議な子だ」と驚いていた。

―俳優キム・ジェウォンさんが軍隊の先輩だと聞いた。

ジェヒ:以前ドラマで共演したことがあり、軍隊でも共に過ごしていたので親しくしている。軍隊に行っていたころは、休暇が出ると一緒に飲んだりもしたが、除隊後はそれぞれ忙しく、あまり会えていなかった。今回共演することになったと聞いたときはすごく嬉しかった。共演する俳優とはたくさん会話を交わす必要があるが、すでにお互いのことを知り尽くしている人だとすごく助かる。ドラマの撮影にプラスになると思う。

―撮影現場の雰囲気はどうなのか。

ジェヒ:まだ子役の撮影が続いているので行ったことはない。しかし、ジヘさんも性格が明るいみたいだし、キム・ジェウォンさんも僕も重い雰囲気は好まず、冗談もよく言う明るい性格なので、撮影が始まればとても楽しくなるだろうと思っている。

―今後の覚悟は?

ジェヒ:今回演じるキャラクター自体が簡単に演じることができるようなキャラクターではないので、いろいろと研究している。僕が演じるチャンヒは、劇中で多くのストーリーを持っている設定なので、頑張らないといけないと思う。最近は視聴者の見る目も高くなり、演技が上手くないと満足してもらえないので、努力していきたい。

記者 : チャン・ヨンジュン