Highlight イ・ギグァン、約5年半ぶりの来日公演で圧巻のパフォーマンス!腹筋&妖艶なダンスも披露
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(C)️Around US ENTERTAINMENT
Highlightのイ・ギグァンのソロコンサート「2024 LEE GIKWANG SOLO CONCERT [OBSESSED] in JAPAN」が11月14日(木)、15日(金)にZepp Hanedaで開催された。彼の日本でのソロコンサートは2019年4月以来、実に約5年半ぶり。久しぶりの日本公演にファンの期待が膨らむ中、コンセプチュアルな演出と唯一無二のパフォーマンスで会場を魅了した本公演のうち、本稿では15 日の模様をレポートする。
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場内に濃いスモークが焚かれ、一面⻘い照明に染められて雨だれと宗教儀式を思わせるミステリアスな音が響いたかと思うと、ステージの大画面には大作映画のモンスターのように、燃え尽きた街に一人佇む彼の姿。一瞬で会場をその世界観に没入させると、真っ赤な照明とレーザーが暴れる中、前面と背中に十字架をあしらい赤いビジューをちりばめたブラックの衣装で彼が登場し、昨年リリースした1stフルアルバムから初披露の「Predator」で公演がスタート。緊張感の中にもしなやかさが光るパフォーマンスと特別バージョンのアウトロに、会場も「イ・ギグァン! イ・ギグァン!」と声援を送る。続く「She's Bad」では、シルエットを生かす照明によって彼のダンスの美しさがより一層際立つ演出で客席の視線を奪った。そして間髪入れずに「Donʼt Close Your Eyes(D.C.Y.E)」へ突入すると、ますます大きくなる掛け声に応えて、彼も会場をアジテートし、熱狂を巻き起こした。
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3曲を終えたところで、「こんばんは皆さん! ギグァンです! とても幸せな金曜日の夜ですね? 皆さんもそうならば叫んでー!」と客席に挨拶。ファンと自分は互いに夢中になり中毒になるような関係性だという意味を託した今回のツアータイトルの由来を説明すると、「皆さんの美しさに目が眩みそうだなと思って作った曲です」と「Blind」をドロップ。上着を脱いでレーシーなシャツを揺らしながらのパフォーマンスは先ほどよりもセクシーな雰囲気を纏う。
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一転、「Out of Control」では軽やかにダンスをしながらいたずらっぽく微笑む彼の姿に、客席もペンライトを揺らして応える。曲が終わるや否や、アカペラで「Out of Control」のサビを客席と合唱すると、「歌詞を覚えてきてくださったんですか!? メッチャありがとうございます!」と喜びを伝えた。「次は雰囲気を変えて、デビュー15年にして初めてピアノと僕の声だけで作った曲です」と、新曲「이제야(Regret)」を披露。ピンスポットだけが彼を照らす中、情感たっぷりに歌い上げると客席はその歌声に聴き入った。続く「Iʼm Not You」ではラスト、光に包まれるステージからいつのまにか彼が姿を消す幻想的な演出が印象的であった。VCRが明けて、ナンバリングシャツにハーフパンツ、ボリューミーなニットキャップとサングラスというポップ&キュートな姿で登場した彼は、ファンクナンバー「Goin' Down」をハンドマイク片手に軽やかに歌い踊り、「Lonely」で手を左右に大きく揺らして会場をひとつにすると客席も大合唱。
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そして、「僕が好きな雰囲気です! 次はもっと楽しいと思います」とスタートしたのは、ヒップホップナンバー「What You Like」。サビからロックテイストにアレンジされたスペシャルバージョンで、ロックスターさながらマイクスティックを持ってステージを駆け回って盛り上げると、2コーラス目からはステージを降りて客席へ。続く「Reason」まで客席に降りたまま、隅々まで移動してハイタッチを交わしたり、ファンにマイクを向けて一緒に歌ったりして客席のファンと楽しさを分かち合うと、会場のボルテージは最高潮に。ステージに戻って「I Can't Do This」を、体を左右に揺らしながらリラックスして歌うと、「僕が本当に好きな曲です」と言って「Favorite」へ。ダンサーを従えて宇宙空間を旅するような演出でパフォーマンスすると、ラストに銀の紙吹雪が舞い、冒頭からの緊張感から解き放たれ多幸感溢れる空間が広がった。
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まるで一編の映画のようなVCRを挟むと、画面には大きく「Switch On」の文字が映し出され、白いジャケットスタイルの衣装でスモークの中から浮き上がるように登場した彼によるHIGHLIGHT楽曲「Switch On」がスタート。ソロバージョンの新鮮さに会場もヒートアップすると、「MOOD」「Who Are You」のMIXバージョンへ続き、丁寧かつダイナミックなダンスで会場の熱量を上げていく。激しいダンス曲の連続に息を切らしながら、「ここが本当に難しいセクションなんです。でも皆さんが喜んでくださるので僕はとても幸せです」と語ると、客席もエールを送る。ジャケットを脱いでタイトな黒ニットになってスタートしたのは「Misunderstand」。フロアダンス、そして鍛え上げられた腹筋を披露する流れに客席は爆発的に熱狂。そして「数えで36歳になったので、こんな雰囲気のステージをお見せする時期になったかなと思って」と、「Anxiety」では女性ダンサーと絡み合う妖艶なダンスで会場を魅了した。
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「皆さんのおかげで幸せな金曜日の夜になりました。皆さんもこの金曜の夜を幸せな記憶として持ち続けてもらいたいです。約束!」と最後の挨拶をすると、「Religious」へ。儀式的な振り付けとシアトリカルな展開で会場を再び本編冒頭で見せた「OBSESSED」の世界観へ引きずり込むと、最後はステージをあとにする彼のシルエットだけを残して終了。直後にエンドロールが流れ、本編の物語は厳かに幕を下ろした。アンコールの声に応えて、彼がブラックのOBSESSEDロゴTシャツにワイドデニム、そしてモノトーンチェックのベレー帽を被って登場すると、早速客席に降りて「One」そして「Dream」をメドレー形式で披露し、残りわずかな時間を惜しむようにファンと交流した。
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「これが最後の公演だと思うと残念ですが、敢えて最後とは言わず、ひとつの過程の階段にいると思っています。これからも皆さんの心をOBSESSEDできるアーティストになっていきます」と語り、本日ラストの曲「Dive」へ。客席のファンの姿をカメラに収めながら、「皆さん一緒に!」の掛け声でサビを合唱。公演を一緒に楽しんだファンにあらためて感謝を伝えるとともに、「一生懸命踊って歌って考えて、進化をする僕、ギグァンにも大きな拍手を!」と言うと客席からは大きな拍手が送られ、お互いを労うあたたかな雰囲気に包まれて東京最終公演を締めくくった。グループのデビューから16年のキャリアが裏付ける安定感のあるパフォーマンスで圧倒的な世界観を提示した今回の公演。しかしそれに満足することなく、挑戦と進化を続ける飽くなき探究者、イ・ギグァン。次の公演ではどんな姿を見せてくれるのか、期待が膨らむ夜となった。
記者 : Kstyle編集部