「Weverse Con Festival」パク・ジニョン&バン・シヒョクの約20年ぶりコラボも!SEVENTEENら計23組に大熱狂(総合)

OSEN |

写真=HYBE
「Weverse Con Festival」がK-POPを超え、名実ともに“グローバルミュージックフェスティバル”に成長した。初めてフェスティバルのステージに立った新人ILLITのときめきと、“30年目も現役”パク・ジニョン(J.Y. Park)の貫禄、不慣れな韓国語で力強く挨拶した“J-POPの新星”YOASOBIの覇気、名実ともに“K-POPのアイコン”SEVENTEENの爆発力などが集まった。これを観覧した4万人余りのファンの純粋な情熱は、“音楽”という名の下に一つになった。HYBEは今回の「Weverse Con Festival」を通じて、K-POPのグローバルな拡張という壮大な目標に一歩近づいた。

6月15日と16日の2日間、仁川(インチョン)インスパイア・エンターテインメント・リゾートで開催された「2024 Weverse Con Festival」は、世代とジャンル、地域の境界をこえて音楽で一つになった祭りそのものだった。

今年で2回目となった「Weverse Con Festival」は、規模はもちろん、ラインナップと観客の多様性の面でさらに進化した。出演アーティストは、昨年の20組から今年は24組に増え、K-POPアーティストはもちろん、J-POP、インディーズミュージシャンまで多様性を高めた。HYBE LABELSのアーティスト9組をはじめ、グローバルスーパーファンプラットフォームWeverseに加入したアーティスト14組、トリビュートアーティストのパク・ジニョンまで出演し、音楽の今を体感できるトータルラインナップを完成させた。

観客の関心も高く、2日間で合計2万2000人余りが会場を訪れ、野外(Weverse Park)と室内(Weverse Con)の公演を終日観覧できる1DAY PASSは早々と完売になった。また、1万8000人余りの全世界のK-POPファンがオンライン生配信で公演を見守った。オン・オフラインを合わせた観客は昨年(2万人余り)より2倍ほど増え、特に外国人観客の割合は現場の観客が51%、オンラインストリーミングが63%で、オン・オフライン全体の観客の中で外国人が56.5%を占め、「Weverse Con Festival」の世界的なプレゼンスを実感させた。今年2月末の「Weverse Con Festival」開催告知の後から、公演終了日の16日までX(旧Twitter)にアップされたイベント関連の投稿は、約153万件に達し、ネット上での関心も高かった。

◆大御所パク・ジニョンから新人ILLIT、さらに日本からYOASOBIまで勢揃い

室内公演「Weverse Con」は一言で言えば、K-POPの過去、現在、未来を見せたステージだった。

アーティストたちの華やかなパフォーマンスは、都市の超高層ビルを形象化したステージデザインと合わさってさらに輝きを増し、全長68.5mに達する超大型LEDスクリーンは、公演に没頭したアーティストたちの表情と身振り手振り一つ一つを鮮やかに伝えた。

トリビュートステージ(Tribute Stage)は、断然「Weverse Con Festival」のハイライトだった。「時代と媒体、技術の限界を超え、新たな波を作るアーティスト」という、SEVENTEENのウジとTOMORROW X TOGETHERのヨンジュンの紹介で登場したパク・ジニョンは、圧倒的なステージ掌握力で“レジェンド”の品格を証明した。

パク・ジニョンは、数々のヒット曲パレードと共に、9組の後輩アーティストとコラボステージを披露。彼がオーディション番組を通じて自ら選抜したTHE NEW SIXとバーチャルアイドルのPLAVEがそれぞれ「僕に変えよう」「君が住んでいるその家」のカバーステージを披露し、BOYNEXTDOOR、ILLIT、TWS、ベクホ(NU'EST)、fromis_9のパク・ジウォン、ENHYPEN全員およびヒスン&ジェイ、TOMORROW X TOGETHERのボムギュとそれぞれコラボステージを披露した。

特に2日目には、パク・ジニョンの長年の“音楽仲間”であるHYBEのバン・シヒョク議長がサプライズで登場し、話題を呼んだ。パク・ジニョンの「僕には彼女がいるのに」のギター演奏と共に2人が一緒に登場すると、客席から一斉に歓声が沸き起こった。パク・ジニョンは「このギターのリフを作ったのは、僕の愛する弟のバン・シヒョク」と紹介し、「22年ぶりに再びシヒョクのギターでこの曲を歌うことになった」と感慨深い感想を述べた。

続いて2人が一緒に手掛けたgodの「嘘」「ろうそく一つ」などのヒット曲をバン・シヒョクが鍵盤で演奏して雰囲気を盛り上げた。ENHYPENのジェイ、TOMORROW X TOGETHERのボムギュがギターで協演し、心温まる雰囲気を醸し出した。パク・ジニョンとバン・シヒョクのコラボは昨年10月、tvN「ユ・クイズ ON THE BLOCK」の撮影現場でパク・ジニョンがトリビュートアーティストとして誘った直後から計画された。長い練習を経て披露しただけに、20年以上ぶりのコラボとは思えないほど完璧な呼吸を見せた。

ステージを終えたパク・ジニョンは「後輩アーティストが時間を割いて丁寧にステージを準備してくれたことに対して、どうすればいいかわからないほど感謝している」とし「自分の音楽スタイルと違って簡単ではなかったはずなのに、完璧にこなしながらも各自のカラーでこなしていることに驚いた」と語った。また「このようなステージを通じて、世代を超えて音楽で一つになることが続いてほしい」とし、韓国の大衆音楽のレガシー(遺産)を引き継ごうとする「Weverse Con Festival」の意義に共感した。さらに「僕の長年の友人であり、音楽の同志であるシヒョクと大切な思い出を作れたようで嬉しい。このステージを10年後に見ると思うと、やりがいを感じる」と感想を述べた。

トリビュートステージだけではなかった。Weverse Conは、韓国国内外のトップティアのミュージシャンが一堂に会するという点だけでも差別化された。初日に出演したILLITは「初めて『Weverse Con Festival』のステージに立ちます」と興奮を隠せず、“J-POPのセンセーション”であるYOASOBIは「アンニョンハセヨ(こんにちは)、ウリヌン(私たちは)YOASOBIです」と韓国語で挨拶し、4曲の情熱的なライブを披露して、観客の歓声を誘った。最後のステージを飾ったTOMORROW X TOGETHERは、大規模なワールドツアーを展開しならが積み上げてきた“公演強者”としての一面をアピールした。

2日目にはTWSとチョン・ドンウォン(JD1)、PLAVE、fromis_9、ENHYPEN、SEVENTEENがステージに上がった。特にバーチャルアイドルのPLAVEは、完璧なライブパフォーマンスを繰り広げながらも、観客と自然にコミュニケーションを取り、注目を集めた。最後にステージに上がったSEVENTEENは、フェスティバルのヘッドライナーにふさわしい華やかなステージを披露。「軽音楽の神」と「Left & Right」でスタートを切ったSEVENTEENは、ユニット別のステージまで披露し、多彩なパフォーマンスを繰り広げ、2日間にわたって行われた「Weverse Con Festival」のフィナーレを飾った。


◆緑の芝生の上で繰り広げられた“オールライブバンド”のステージ…AR技術で楽しむ「Weverse Booth」

緑の芝生の上で繰り広げられた「Weverse Park」は、野外公演の余裕とアコースティックサウンドならではの自然な魅力を満喫できる場だった。すべてライブバンドで行われたが、普段は激しいパフォーマンスを披露していたグループも、今回は既存のヒット曲をバンドアレンジで披露し、よりリラックスした自由な雰囲気を演出した。

初日、Weverse Parkの幕を開けたBOYNEXTDOORは「僕たちを初めて見る方々にも顔を覚えてもらえるように頑張ります」とし、意気込みたっぷりのステージを披露した。女優のイ・ソンギョンもフェスティバルのステージに上がり、DAY6の「綺麗だった」などを歌って歌唱力をアピール。10CMは観客と楽しく呼吸しながらフェスティバルの強者としての一面を見せつけた。ジュンスはライブバンドはもちろん、ダンサーチームと一緒に多彩なステージを披露し、あっという間に会場を熱狂の渦に巻き込んだ。&TEAMとTOMORROW X TOGETHERもバンドライブにぴったりの曲でステージを再構成し、新しい魅力をアピールした。

翌日もチュウ、JUST B、Billlie、BTOBのウングァン&ヒョンシクなど多彩なラインナップがWeverse Parkでステージを披露。特に、SNSチャレンジを通じてグローバルヒットメーカーとなったJ-POPスターのimaseは「NIGHT DANCER」などを歌い、韓国の観客と触れ合った。Weverse Parkのフィナーレはジェジュンが飾った。彼は華やかなビジュアルと爆発的な歌唱力で、変わらないアイドルスターであることを確認させた。

フェスティバルの現場を訪れた観客のためのWeverseの技術力は、今年さらに高度化された。Weverse Park近くのWeverse Boothは、ファンに様々な体験要素を提供した。ブースを訪れたすべての観覧客に提供されるフォトカードには、肉眼では見えないウォーターマーク(デジマーク技術供給:プラクティカルメソッド)が適用された。“Weverseレンズ”で撮影すると、デジタルフォトカードの形でWeverse内に保存できるため、ファンの好反応を得た。ファンがアーティストになって「Weverse LIVE」を行うような体験ができる「Weverse LIVE ARフォトウォール」も、フェスティバルの思い出を残したい観客に必須のフォトスポットとして愛された。

“Weverse Queues(順番待ちサービス)”で体験ブースを行列なしで利用できる点も好評を得て、2万4000回利用された。これらのサービスを含めて、2日間のWeverse接続者は700万人に達した。普段の月間平均接続者(MAU)1000万人の70%が2日間で集まったということだ。4カット写真撮影など様々なアトラクションが用意されたWeverse Boothの利用者も、昨年比で2倍増の2万人に迫った。

今年の「Weverse Con Festival」は、高くなったK-POPの地位にふさわしく、様々な海外メディアから注目を集めた。実際にアメリカのオンラインラジオ放送局iHeartRadioは、「Weverse Con Festival」の現場を訪れ、出演アーティストとのインタビューセッションを行った。

iHeartRadioで「K-POP WITH JOJO」の司会を務めるジョジョ・ライト(JoJo Wright)は「『Weverse Con Festival』は、K-POPがグローバルな現象であることを最もよく見せている」とし「私とiHeartチームは、K-POPの最も大きなスターをインタビューし、アメリカ全土のファンにフェスティバルのエネルギーを伝えるために韓国に来た。K-POPの人気がますます高まっていることは明らかであり、『Weverse Con Festival』はこれを証明している」とK-POPと「Weverse Con Festival」の未来について肯定的な見解を示した。

巨大なK-POPファンダムを持つ日本は、24メディア計41人の記者団を「Weverse Con Festival」の現場に派遣し、公演の様子やアーティストのパフォーマンス、ファンダムの反応など、さまざまな角度から熱い取材合戦を繰り広げた。

HYBEの関係者は「『Weverse Con Festival』に多くの方々が昨年に比べてさらに大きな関心を示してくれたことを、観客数と現場、SNS上での肯定的な反応で確認することができた」とし「『Weverse Con Festival』を通じて世代やジャンル、地域の境界なく音楽を愛する人々のための統合の場を作ろうとした意図に、観客にも共感して楽しんでいただいていることに感謝し、今後もさらに拡張されたフェスティバルを実現できるように持続的に発展させていく」と明らかにした。

記者 : チェ・イジョン