チェ・ジョンヒョプからハン・ヒョジュまで、日本ドラマに韓国俳優が続々出演

OSEN |

写真=TBS
韓国俳優が日本ドラマに続々と進出している。プライムタイムの作品で中心的な役割を務め、公共放送の看板朝ドラにも韓国俳優が登場。韓国俳優が日本で活動するのは今に始まったことではないが、輸出されたK-ドラマではなく、日本で制作されたドラマに出演し、シンドロームを起こしているのは異例のことである。

特に最近、日本で大きな話題になった俳優は、チェ・ジョンヒョプだ。韓国でSBSドラマ「ストーブリーグ」、tvN「無人島のディーバ」などを通じて注目された彼は、TBSの火曜ドラマ「Eye Love You」に出演し、好評を博した。

「Eye Love You」は、心の声が聞こえる能力を持つ本宮侑里(二階堂ふみ)が、年下の韓国人留学生ユン・テオ(チェ・ジョンヒョプ)と恋に落ちるファンタジーラブストーリー。韓国人留学生で、配達のアルバイトをするユン・テオ役を務めたチェ・ジョンヒョプは、“大型犬のような魅力”で日本女性たちの心をつかんだ。プレゼント攻撃や、韓国式の約束をするスキンシップなど、“K-フラーティング(Flirting、相手を誘惑すること)”で視聴者を胸キュンさせた。ビビンバ、ラポッキ(トッポキの餅の代わりにインスタントラーメンの麺を入れたもの)など韓国料理が頻繁に登場し、チェ・ジョンヒョプの台詞には韓国語も多かった。

同作は、日本のNetflixの週間ランキング1位となり、韓国でも人気を博した。ドラマの人気に後押しされ、チェ・ジョンヒョプのInstagramのフォロワー数も急増し、現在までで230万人を突破。投稿には日本語のコメントが殺到している。

2PMのチャンソンは、フジテレビTWOとひかりTVの共同制作ドラマ「純喫茶イニョン」で主演を務めた。同作は商店街のはずれにあるレトロな喫茶店を舞台に、イケメン韓国人マスター・シウと、そこを訪れる人々が織りなす物語。彼はただただ美味しいコーヒーを淹れ続けるイケメン韓国人シウを熱演した。

写真=ハ・ヨンス Instagram
またハ・ヨンスは、NHKの連続テレビ小説「虎に翼」に出演。NHKの連続テレビ小説は、長期間編成してきた朝ドラで、スターの登竜門とされている。最高の俳優たちがキャスティングされる公共放送の看板ドラマに、韓国から出演を決め、注目を集めた。彼女は、朝鮮半島からの留学生である崔香淑役を務めた。さらに同作にはソンモも出演し、ハ・ヨンス演じる崔香淑の兄、崔潤哲役を演じた。

ハン・ヒョジュは、日本のNetflixシリーズに出演。フランス映画「Les Émotifs anonymes(邦題:匿名レンアイ相談所)」を原作としたロマンティックコメディで、小栗旬、赤西仁、中村ゆりらと共演する。「人に触れられない」主人公と「人の目を見られない」ヒロイン、ともに対人関係に大きな悩みを抱えた男女がチョコレートをきっかけに偶然の出会いを果たすことからはじまるストーリーで、ハ・ヒョジュは天才ショコラティエでありながら、視線恐怖症が原因で最愛の師匠がオーナーを務めていたル・ソベールの“匿名ショコラティエ”として正体を隠して生きてきたヒロイン・ハナ役を演じる。

写真=Netflix
さらに若手俳優キム・ムジュンが、日本ドラマに初出演。TBS「ブラックペアン シーズン2」で二宮和也や竹内涼真と共演する。彼はオーストラリア・ゴールドコーストで世良(竹内涼真)が出会う韓国人研修医パク・ミンジェ役を演じる予定だ。「2023 MBC演技大賞」で新人俳優賞を受賞した、今後の期待に注目が集まっている俳優であるだけに、どんな演技を見せてくれるのか、注目が集まっている。

日本の授賞式でトロフィーまで獲得した女優シム・ウンギョンの日本での活躍も再び注目されている。彼女は、2019年に公開された映画「新聞記者」に出演し、「第43回日本アカデミー賞」で最優秀主演女優賞を手にした。さらに、映画「ブルーアワーにぶっ飛ばす」で、「第34回高崎映画祭」でも最優秀主演女優賞を受賞。他にも、「七人の秘書」「群青領域」「100万回 言えばよかった」など、日本の人気ドラマに次々と出演した。

写真=Coupang Play
韓国作品に出演する日本人俳優も注目を集めている。坂口健太郎はCoupang Playシリーズ「愛のあとにくるもの」でイ・セヨンと主演を務める。同作は運命のようだった愛が終わり、全てを忘れた女性・ホン(紅)と、後悔する男性・潤吾の恋愛の後の物語を描く感性的な恋愛ドラマだ。今年Coupang Playで公開される予定で、2人の他にもホン・ジョンヒョン、中村アンが出演する。さらに最近ではNetflix「寄生獣 -ザ・グレイ-」に菅田将暉が登場し、彼の韓国ドラマ初出演も話題になった。

記者 : ファン・ヨンド