チ・チャンウクからリュ・スンリョンまで、リュ・ドクファン率いる「ETIK」プロジェクトに参加…2月8日より展示会開催

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写真=ETIK
俳優リュ・スンリョン、チョン・ウヒ、チ・チャンウク、パク・ジョンミンの率直な物語が盛り込まれた展示会が開催される。

インタビューを通じて固有の話を発見し、記録する「ETIK」が2月8日から18日まで聖水(ソンス)洞ヨンムジャンギルのベーシックスタジオで初めての展示「NONFUNGIBLE: 代替不可能なあなたの物語」を開催する。今回の展示では、俳優リュ・スンリョン、チョン・ウヒ、チ・チャンウク、パク・ジョンミンのインタビュー映像と、これをベースに制作された作品映像(NFA, Non-Fungible Actors)が披露される。

「ETIK」は俳優リュ・ドクファンがリードしているプロジェクトで、作品の誕生に積極的に参加する俳優には著作権が与えられないという問題意識から始まった。インタビューを通じて俳優たちの固有の叙事を発見し、それを元に記録の当事者に著作権が付与される映像を制作する。自分だけの話を俳優が自らパフォーマンスで表現した映像は代えがきかないという点で、NFAという名がついた。

俳優はクリエイティブスタジオUNRAVELの作家ルドンイルが特別制作したイスに座り、インタビューに参加した。リュ・ドクファンが自らインタビューを進行し、俳優たちの秘められた率直な物語が盛り込まれている。インタビューで発見した叙事を元にした俳優たちのNFA作品は、様々なブランドおよびアーティストとコラボレーションするエージェンシー、Mother Mediaとリュ・ドクファンが共に制作した。この展示を通じて観覧客は職業としての俳優のその先にいる人間リュ・スンリョン、チョン・ウヒ、チ・チャンウク、パク・ジョンミンに出会うことができる。

今回の展示にはコミュニケーションの空間であり、記録の媒体であった作家ルドンイルのイスの作品(ETIK Chair)が一緒に展示される。観覧客自ら俳優たちが座った同じイスに座って鏡を見ながら、インタビューに参加できる場所が設けられる。椅子に座って鏡に表示される質問に答える過程がショートフォーム映像で記録され、自分だけの話とアイデンティティを発見できる。AIと技術の発展で多くのことが素早く代替される世の中だが、それでも誰もが代えのきかない存在だということを、一人一人が持つ固有の叙事を通じて伝達する。

展示が行われる聖水洞の複合文化スペースのベーシックスタジオは、2022年ディオールのポップアップストアを皮切りに“ポップアップストアの聖地”と呼ばれる聖水洞を代表する空間となった。合計3つのフロアとルーフトップで構成された建物には4つのデジタルサイネージ、大型メディアウォールなどが設置されており、デジタルミュージアムとして機能しているため、より期待を高めている。

リュ・ドクファンは「俳優として今まで話せなかったことが作品として作られ、新しい生態系が形成され、その記録を分かち合いながら新しい文化が生まれることを願う」とし、「全てのことが素早く変化する世界で、今回の展示の経験が、自分だけの人生の軌跡を作っていく人たちに小さな慰労と、勇気になればと思う」と付け加えた。

記者 : パク・スイン